喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 274
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776813

感想・レビュー・書評

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  • 難しい...

  • 大学院に戻りたい。
    ひたすら考えて手を動かした修士時代は本当に恵まれてたんだなぁと

  • ひたすら
    ひたすら何かに打ち込む素晴らしさ
    またそれを支える人たちがいる
    幸せさ
    そういう青春を続けていく疾走感
    そしてジレンマ
    迷い
    本当に静かなしずかな物語でした
    最後の最後には????!とさせられて
    さらにさらに
    印象深い作品として
    心に残りました
    ありがとうございます

  • 研究内容とか、知識なくっても面白いと思えました

  • とんでもなく好きな本。

    静かな研究者の主人公と王道の喜嶋先生。
    数学者ほど言葉を大切にするのかもしれない。
    本質だけを、再現性のある言葉だけを使って
    表現するのは素敵だと思う。

  • 大学院のシステムや、数学に関する知識は全く無かったもののとても読みやすかった。自分がしたいことに情熱を持ち、一生を捧げて続けられる人はこの世界にどれほどいるのだろう。みんな色んな事情の中でどうしても諦めなきゃいけなかったり折り合いをつけないといけなかったり。そういう現実と理想のギャップは恐らくほとんどの人が胸の内に抱えているのだと思う。藤谷治の「船に乗れ!」に近いものを感じた。
    大学院のシステムの問題点や内情、研究職の厳しさはなかなか着目されることが無く、今回かなり勉強になった。

  • 最後のシーンが衝撃的。研究を中心に淡々と過ぎていく毎日が描かれているけれど、主人公が研究に惹かれていく様子にすごく憧れた。何かに夢中になる姿ってやっぱりとても良いなと感じた。文章もどことなく淡々と書かれているけれど、だからこそとても読みやすかった。真の研究者とはどういうものなのかが素人にも分かりやすく書かれていた。
    初めは主人公はあまり感情を抱かない天才的なタイプなのかなと思ったけれど、彼もどんどん変化していくし、何かに夢中になるくらいの情熱は持っているし、と、本当に人間は人それぞれだし、変わっていくんだなと感じた。

  • 淡々とした内容だけど、人生の見方について納得感のある視点が幾つかあった。それを噛み締めるだけでもよい。

  • 喜嶋先生の自分自身に対する嘘のなさ、核心をつく目線がすごく好き。静かだけど熱い世界で面白かった。
    自分を貫くのとは真逆に近い自分の人生から見ると羨ましくなる。好きを突き詰めて追い続ける。結果を残せる。大人になった主人公の感じる切なさが胸につまった。

  • 第75回アワヒニビブリオバトル「おうち時間DEビブリオバトル」4時間目 道徳で紹介された本です。オンライン開催。
    2021.05.01

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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