砂の王国(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 943
レビュー : 113
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776875

作品紹介・あらすじ

新興宗教団体「大地の会」は虚像の上に作られたものだったが、会員たちの熱狂は創設者たちの思惑を超えていく。衝撃と慟哭の結末!

感想・レビュー・書評

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  • 最後の終わり方が絶妙に好き。上巻のはじめの頃のような、ちょっとしたコミカルさが復活している。著者は元コピーライター、さすが。

    宗教が題材というのも興味深い。まさに新興宗教団体に属す人が読んだらどう思うんだろうか?
    途中に出てくる専門用語、ホットリーディングとかは占いに限らず、世の中をうまく生きる為に結構使われる方法な気がする。レイヴのところ辺りは中だるみな感じもしたが、一気に読める面白い本だったと思う。

  • あー、下巻読み終わりましたが〜。
    勿体無い…空気が抜けてく〜。ぷしゅー。

    一気に読んでしまったけど、いかんせんせっかちなもんで
    いつも続きものは続きもので、まとめて買って読みきりたいタイプ。
    (連載中のとかが進行中のは買い足しで我慢するけども)
    …これって、続きがありそうな感じ?なの?終わり?

    もし続きがあるんなら、上中下の三巻セットが良かった。
    わがままですが。もやもやする。

    続きが出るんならきっとそれ買う前にもっかい読み直さないといけなさそう。
    忘れっぽいもんで。
    あー。きになる。

    追記:萩原先生の別の本「二千七百の夏と冬」を彷彿させるシーンが
    ドラマティックに胸を打った…
    やっぱり面白いな。

  • 作者独特のコミカルな表現がいちいちツボにハマった。
    神様から一言以来各作品を読み続けているが、どれも最後まで楽しく読めます。ただ、主人公に思い出したくない過去があって、彼女や奥さんと音信不通で…というストーリーは結構被り箇所かも?
    本作は、作り上げた大地の会から追いやられ、まさにタイトル通り砂の王国でしたね。奥さんとのくだりや、教祖とのくだりはもう少し膨らませて欲しかった部分。また、回想シーンが多く、なぜ団体から追いやられたかの部分が少し薄かった印象。
    まぁ、それでもだいぶ楽しく、ライトに読めました。

  • ホームレス時代の事にページを割きすぎのような

  • おそらく最後は地に堕ちるのだろうと思っていたが、その過程と着地は思い描いたものとは違っていた。意思を持った集団は、集めた人間にもコントロールできないということか。最後は宗教の怖さを思い知った気がする。

  • 再読なのに終わりをすっかり忘れていた。そうだった。恐怖の始まりとともに、この作品の面白さはピークを迎えるのだった。
    どこで間違えてしまったんだろう。そのリフレインは今のわたしに深く響く。やはり最高傑作だ。

  • 最後まで面白かった

  • 上巻は、ジェットコースターが最上部までゆっくり上がっていく序章にすぎなかったのね.....。下巻は、もう上がったり下がったりの急展開。野外レイヴの章くらいまでは、スーパーオーガナイザーのモンタローとか、アズールスカイのパコとか「誰やねん」と笑っていられたが、冗談みたいに組織が大きくなってきてからはもう笑えず、四面楚歌になっていく主人公に、かける言葉も見つからず...。ラストにかけての『逃走中』みたいな描写はやりすぎな感じはしたが、なんにせよ、私の予想した展開よりスケールは大きかった。面白かった!

  • 最後、これからどうするんだろう。状況は最初と同じだけど今度はどうするのか。

  • 荻原浩ってこんなにシビアで容赦ない小説を書く人でしたっけ。

    ホームレスになった主人公が辻占いのギャンブル狂いホームレスと顔と声の良い何を考えてるのかわからないホームレスを誘い宗教を興して人生の逆転を図る話。

    自分が経験したわけではないからリアルかはわかりませんが、ホームレスパートにもその後の主人公や宗教にハマる人々にもものすごいリアリティを感じます。

    宗教も人も怖い!
    しかしこれを読んでおけば宗教やマルチ側の手の内がわかり少しは対象できるようになるんじゃないでしょうか?

    荻原さんの筆力が凄く、分厚い小説ですが面白くて一気に読んでしまいました。

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著者プロフィール

1956年埼玉県生まれ。広告制作会社勤務を経て、コピーライターとして独立。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木賞を受賞。『砂の王国』『花のさくら通り』『ストロベリーライフ』『海馬の尻尾』『極小農園日記』など著作多数。

「2018年 『それでも空は青い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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