遠き落日(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 91
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776967

感想・レビュー・書評

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  • 野口英世の強さと弱さを、丹念な取材のもと浮かび上がらせた一冊。凶変的な金遣いの荒さに笑いがこみ上げる一方、「人間発電機」とあだ名されるほど研究に没頭し、誰もが真似できなかった取り組み方に感嘆する。コンプレックスの塊のような人だったんだな。それをパワーに変えていく姿勢が素晴らしい。

  • 野口英世の伝記は、確かに幼少時に読んだが、黄熱病の解明したと思っていた。ただ科学研究の世界は失敗のない世界はあり得ない。彼のようにひたすらに走り続けなければならない研究者の厳しさ。
    こういった偉人には、金と女の問題が付き物である事も、然もありなんである。

  • 非常に面白く、すぐに読み終えた。
    どの方のレビューにもあるように、こんなにとんでもない人がなぜ日本のお札にいるのか?と疑問である。
    野口はまわりの人に恵まれた上、まわりの人の援助した結果を自身の努力で裏切らない。この点は立派だ。
    著書の野口英世の分析が医師的であるため、妙に納得してしまった。
    渡邉氏の本を読んだことはなかったが、今後も渡邉氏の書いた伝記も読んでみたいと思う。

  • 子供のころ読んだ野口英世の伝記とのギャップが面白すぎる

  • 読了。とにかく極端に激しく生きるから、読んでる側からはキラキラ輝いて見える。是非お勧めの一冊です。

  • 野口英世の伝記。お札になる位の偉人なのに詳しい事を知らない事に気付いて読んでみた。日本での評価より海外での評価の方が高いとも聞いていたので興味もあった。
    感想は、「うーん、偉人?」と言う感じ。確かに業績としては凄いし、社会への貢献度も高いと思う。しかし、周囲に迷惑かけ過ぎてない?結婚詐欺に近い事もやってるし、どうしようもねえ奴だなと思ってしまう。友達にはしたくないタイプです。3大スポンサー(被害者)と言われる血脇氏が息子に言った、「男に惚れるな。」と言う言葉は切実だ。(勿論、恋愛の意味じゃないよ)

  • 成功する人ってどこか壊れていて、激しい。

  • 医学の道を目指し、猪苗代湖近くの極貧の農村を抜け出し21の時に上京。北里研究所、横浜海港検疫所、清国派遣を経て、裸一貫でアメリカに渡っての研究生活。やがて世界的にも細菌学者としてはなひらく。一方、自堕落かつ借金魔。しかし尽くす時は徹底的に人に尽くす、人たらしという側面を、苦悩の日々とともに赤裸々に綴る自伝形式の作品。筆者は本作品をかきあげるに8年の歳月をかけて綿密に調査をしたという。まさに野口がフルスピードで駆け抜けた”生き様”を意識した作品に仕上がっている。名作です

  • 野口博士ってイメージとだいぶ違うのね!!

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著者プロフィール

渡辺 淳一(わたなべ じゅんいち)
1933年10月24日 - 2014年4月30日
北海道空知郡上砂川町朝陽台出身。1958年札幌医科大学医学部卒業。医学博士。しばらくは医者と同人誌活動を兼業。この時期1965年、『死化粧』で第12回新潮同人雑誌賞を受賞している。整形外科医師として医科大に勤務していたが、そこで行われた日本初の心臓移植手術に対し疑義を呈し、移植手術を元にした作品を記して辞職。以降、作家専任となる。その作品『白い宴』は1970年直木賞を受賞した。
1979年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞、1983年『静寂の声 ― 乃木希典夫人の生涯』で第48回文藝春秋読者賞、2003年菊池寛賞、2011年『天上紅蓮』で第72回文藝春秋読者賞をそれぞれ受賞。ほか、2001年アイスランド隼勲章騎士章、2003年紫綬褒章を受章している。
その他代表作に、映画化されたベストセラー『失楽園』、『愛の流刑地』、そしてエッセイ集『鈍感力』などがある。

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