波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.49
  • (5)
  • (24)
  • (34)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 251
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777032

作品紹介・あらすじ

上田秀人の大型新シリーズ、2ヵ月連続刊行でスタート! 外様第一の加賀藩。筆頭家老の本多政長は大名をしのぐ五万石を誇る。幕府の実権は、病弱な四代将軍家綱に代わり、大老酒井忠勝らが握っていた。権勢維持と御家騒動誘発を狙い、酒井はなんと外様の加賀藩主綱紀に次期将軍の白羽の矢を当てる。藩論は真っ二つ。混乱の中、江戸藩邸に向かうことになった藩士瀬能数馬は、本多政長に見込まれ、五万石の姫君琴姫を娶ることに。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • audible 。時代物を読みたくて。でもシリーズはどこまで続くのだろうかと不安。面白いのはいいけど他の本も読みたいし。

  • 徳川4代将軍家綱の加賀藩が舞台
    病弱の家綱の後継に加賀藩主前田綱紀を据えたい幕府大老の思惑で前半は政局ばかりで面白くないが、主人公の瀬能数馬が出てきてから話は動きますが、シリーズ物なのでまだまだ先は見えず。
    以降に期待
    チャンバラ少なめ

  • もうすぐグインサーガを読み終わるので、代わりとなる大河小説を探しているところで手に取った。4代将軍徳川家綱のあとに前田家から跡取りを酒井雅楽頭が画策するという設定がかなりいかれていると思ったが、それに翻弄される前田家のお話。次の巻が読みたくなってきた。

  • 今村翔吾さんの「ぼろ鳶」シリーズが面白くて、時代小説を読む間口も拡げてみようと「ぼろ鳶」と同じく吉川英治文庫賞を受賞した「百万石の留守居役」シリーズに手を出してみた次第です。なにせ吉川英治文庫賞の過去受賞作が早々たる面子なので外れはないだろうと読み始めたのですが、少し話が動き出すまでは「待て」の気分でした。でも動き始めてからはさくさくと読めました。琴のことにしろ、江戸詰めのことにしろ、これから色々気苦労がありそうで、前者はニヤニヤしそうですが、楽しみながらシリーズを追いたいと思います。

  • 権力争いや内部対立で、かなりドロドロした話です。第一巻では、主人公がそのドロドロした世界に巻き込まれていくところで終わりました。

  • シリーズ第一弾。

    四代将軍家綱の体調が思わしくない中、大老酒井忠勝は次期将軍候補に、外様の加賀藩主綱紀に白羽の矢を当てます。
    揺れる加賀藩。とある重臣をを襲撃から助けたことから、若き藩士・瀬能数馬の運命は動き出します。
    「奥右筆秘帳」シリーズの柊衛悟もそうでしたが、こちらの瀬能数馬も伸びしろのある、清々しい若者で(多分イケメン)、彼の成長が楽しみです。

  • 徳川4代から5代への代替りの時期に蠢く陰謀に巻き込まれた、加賀潘の瀬能数馬。加賀潘を守るため、頭と剣の腕で立ち向かう。
    史実と物語がうまい具合に混ざっており、どこからが物語なのかよくわからないくらい。まだ加賀をたったばかりで江戸さえ見えていないが、面白くなりそう。しかし、上田さんの本の主人公はいつも強いような。

  • シリーズ第一弾
    五代将軍の座お巡る駆け引きに巻き込まれた加賀藩、藩内の不穏分子を炙り出す策謀に偶然巻き込まれた珠姫お付きで加賀藩士になった瀬能数馬の登場

  • これから数馬がどのように成長して行くのか楽しみです。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上田秀人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×