すらすら読める徒然草 (講談社文庫)

  • 講談社 (2013年11月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784062777056

作品紹介・あらすじ

「古典の文言(もんごん)なのか、わが言葉なのか、区別がつかないくらいになり、わが生を導く」ようになった『徒然草』からの原文を、中野孝次が選び抜いて“わが徒然草”を作りあげた。総ルビつきの原文と現代語訳、そして思いを込めた解説。南北朝の乱世を生きた兼好の永遠の古典が、時代を超え「今に生きる言葉」として蘇る。


存命の喜び、日々に楽しまざらんや
著者の「心の中で鳴り続け」生き方を定めた「今を生きる言葉」

「古典の文言(もんごん)なのか、わが言葉なのか、区別がつかないくらいになり、わが生を導く」ようになった『徒然草』からの原文を、中野孝次が選び抜いて“わが徒然草”を作りあげた。総ルビつきの原文と現代語訳、そして思いを込めた解説。南北朝の乱世を生きた兼好の永遠の古典が、時代を超え「今に生きる言葉」として蘇る。

みんなの感想まとめ

深い人生観や美学、死生観を短い言葉で語りかける内容は、現代に生きる私たちにとっても非常に響くものがあります。著者が厳選した原文は、現代仮名遣いの対訳が付いており、古典の魅力を感じながらもスムーズに読み...

感想・レビュー・書評

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  • つれづれなるままに…が有名ですが、この本の奥深さは読む前まで見誤っていた気がします。

    兼好法師の人生観だけでなく、美学、ありがたい話、質素な生活のしかた、そして死生観まで、今をどう生きるかを短い言葉でひたすら語りかけるところが、とてもよい。

    また、現代仮名遣いが原文の下にあることで、対訳を捉えやすく、
    訳文だけ、解説だけでも楽しめる構成となっています。


    この本の著者による解説も素晴らしく、徒然草の解説だけでなく、方丈記やセネカの思想など、それらを交えて解説するわかりやすさは見事。タイトル通り、すらすらと読めてしまいます。

    次は『方丈記』を手に取ってみようかと思います。

  • 読了したので感想をしたためようとブクログを開いたら2年前にも読んでいたらしい!

    子どもの頃教科書で読んだ内容は案外残っているものだなあ。しかし直近のことはそっくり記憶から抜け落ちている。それがおかしい。

  • 兼好は「残酷にも老いと死は待ってはくれないし、突然に死がやってくることもある。だから、他のすべてをかなぐり捨ててでも、今すぐに、自分が成し遂げたいと思うことだけに集中すべきである」と語る。600年以上前の人の言葉が自分の心に響くというのは、すごいことだ。時というフィルターをかいくぐってきた古典パワーだなあ。

  • すらすら読めた。鎌倉時代から今にも通じるエッセイ。古典の原文はお手上げだけど、対応訳がついているから、すらすらよめた。
    そして最後の頃は対訳読む前に内容理解できちゃった。

  • 中学か高校以来の古典。純粋に国語の勉強としてではなく、文学を楽しむ気持ちで読めた気がする。
    しかし昔の記憶でも覚えてるところは覚えているなあ
    雪のおもしろう降りたりし朝

    ちゃんと今をしっかり生きろよって伝わってくるし、現代の自己啓発本なんかに書かれていることは大抵昔から変わらない大事な心がけなんだなとよしなしごとに。

  • 中野孝次さんによる徒然草の抄本。中野さんの人生を導いたという徒然草の中から4分の1を選び出し、ルビ付きの原文と現代語訳、解説からなる。
    常に死がそこにあることを意識して、世の雑事を離れ自分の生を生きよというメッセージを基本にして、兼好ならではの鋭い目線で世の中の面白いこと、ダメなこと、そして自然の美しさを語る徒然草は、やっぱり骨太で深みのあるスゴい作品だと感じました。

  • 第13段は特に良き。
    老荘と徒然草は寝る前に読むと心が落ち着く。

  • 昔の庶民も考えること、行動は今と変わらないんだなぁと実感。昔の井戸端会議でも、自慢する人、自分のことばかり話す人はいた模様。その当時の服装で人々が集まって話をしている様子が目に浮かんでタイムスリップしたような気持ちになれた。徒然草をわかりやすく現代語に訳した本だけど古典に詳しい私にはわからない部分もあった。作者の兼好さん、性格がめんどくさそう(笑)

  • 全然どんなものか知らなかったけど、意外と笑える話もあって面白かった

  • 方丈記ともに購入。
    方丈記がとてもさくさく読めたので期待して読み始める。

    「つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」

    こちらは、これ以降、なんとなく読み進めることができず。
    方丈記の方はなんとなく時系列だったのですが、こちらはエッセイ集めた短編集みたいな感じで、作者にあまり思い入れのない私としては、脈略ない文章を読み進めることができず途中で断念。。。
    読了すれば多分思うこともあったと思いますが、ちょっと無理でした。
    三大随筆のもうひとつ、枕草子はどうしようかなぁと考慮中。

  • 個人的には長明さんの方が好きです。

  • タイトル通りすらすらと読みやすいように纏められています。
    徒然草の全てが記されているのではなく、約4分の1が記してあります。
    原文と日本語訳が上下に載っているので非常に読みやすいですし、テーマ別に分けられているのもわかりやすさの助けになっています。

    今という一瞬・生と死というのが全体に流れるテーマになっていて、人生観について考えるのに非常にいい本であると言えます。

  • 有名だけどなどういう事が書かれているのか分からず興味があった。
    対比もできるし説明もとてもわかりやすい。

  • 徒然草の髄をわかりやすく紹介してくれる良書

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著者プロフィール

ドイツ文学者、小説家、評論家。1925年生まれ、東京大学文学部独文科卒業。元國學院大學教授。カフカ、マックス・フリッシュ、グラスなど現代ドイツ文学の作家を多数翻訳。1972年に最初の著書を刊行後は、『ブリューゲルへの旅』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『麦熟るる日に』(平林たい子文学賞受賞)、『ハラスのいた日々』(新田次郎文学賞受賞)などを発表し、『清貧の思想』(1992年刊行)がベストセラーとなる。元神奈川文学振興会理事長。2004年に死去。

「2025年 『犬の年 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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