盤上のアルファ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.58
  • (9)
  • (48)
  • (47)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 271
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777063

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 18/12/31読了
    盤上に散る、を思い出しながら読む。
    玉木宏が秋葉と真田のどちらをやるのか、どちらにせよなぜ玉木宏なのか。

  • 「盤上のアルファ」
    BSプレミアム 日曜22:00~
    放送開始日:2019年2月3日
    キャスト:玉木宏、比嘉愛未、上地雄輔、野々すみ花、安井順平、堀井新太、夏子、岡まゆみ、原日出子、石橋蓮司、近藤正臣
    http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=16341

  • おもしろい/ 近年稀に見るスピードで読み切った/ 他のことをなげうって一気に読んだ/ 将棋、というかプロ棋士と奨励会の厳しさというのを知っていればなおさら面白いだろう/ 読む前に思い浮かべていた印象とは違う物語だったが、気にならない/ それぞれのキャラが立ち、会話が軽妙で、雰囲気がいい/ 強いて言うなら、リュックのおっさんとアナゴさんはもう少し役割があるとフリとオチのバランスが良いのじゃなかろうか/ あと小池重明を思い出してしまうよね、貧乏育ちのアマ棋士は/

  • (2018.04.30読了)
    母親が男と蒸発し、父親は借金取に連れていかれて行方不明。将棋だけしか救いがないような少年時代を過ごした男が、33歳になり住む場所も職も失う。一度は断念したプロ棋士になる夢に再びチャレンジする物語。
    結構面白かったです。

  • 将棋がわかっていればさらに楽しかったのに。性格の悪い二人が主人公なのに、その二人が魅力的。回想のアルファのシーンがいい…。

    神戸新報県警担当記者の秋葉隼介は、文化部に左遷され、将棋担当を命じられる。そんな秋葉の家に、やけ酒の席で大喧嘩をした真田信繁が転がり込んでくる。真田は背水の陣でプロ棋士を志す。

  • 「罪の声」「騙し絵の牙」に続いて読んだ塩田さんの3作目。

    素直に面白く、胸の熱くなる再起をかけた物語。
    ちゃんとうまくいくように、伏線が回収されていて、上手いし読みやすいし、将棋に興味がなかったとしても
    読ませる本だった。

    根はお人好しの秋葉も、気高いあの生き物のエピソードも、人物の会話も気が利いていて、飽きさせない。

    と、本編はともかく、塩田さんの略歴にあった『「テロリストのパラソル」よ読んで作家を志す』の一文に、一気に親近感と応援の気持ちが沸き起こった。
    藤原伊織作品が好きな人に、悪い人はいない!!
    (に違いないと心から信じている)

    「盤上に散る」を引き続き読む。

  • 初読み、と思ったら「女神のタクト」を読んでたので2作目。

    「罪の声」がめっちゃ売れてる塩田氏です。
    読むのはだいぶ先になりそうですので
    私はそれ以前の作品も知っているのだという
    神戸LOVEの私にははずしていけない感じでここに一読いたしました。

    いえ、ブログに遊びに来て下さる方が
    アップしてたので、興味もったのですがね。。へへ

    これはデビュー作だそうですね、
    面白かったです。

    神戸の細かな地理が、わかりやす過ぎて嬉し過ぎました。。

    将棋がわからなくても
    物語のスピードについていけたのは
    主人公の記者もも将棋はよくわからない
    という設定だったからかな。

    序盤の秋葉が文化部の記者に左遷されてからの
    女流棋士の一件は
    もう少し整理してもよかったかもと思いましたが。

    登場人物の大半が癖があって、なおかつ性格が悪いという、
    感情移入はなかなかできないですが
    真山が、人生のこの先を思うと
    怖すぎて眠れなくなる、というのが
    リアル過ぎてツライ。

    でも、男女の機微をわからない秋葉が不憫。

  • 神戸が舞台だったので親近感が沸いた。関西弁に抵抗がある人はちょっと読み辛いかと思うが。最後のオチに気付かなかった私はまだまだだなと。。。

  • 初塩田。藤井旋風のこの機に読むべきだろうと思い、手に取る。早く続編が読みたいッ!!将棋の対局シーンの迫力、真田の将棋に対する想い、秋葉、静、加織など、キャラクタも良かった^^ 真田は無事三段リーグを突破出来るのだろうか?楽しみだ。

  • 将棋の詳しい手などは知識がないが、知識がなくとも楽しめる青春小説だ。キャラ1人1人の個性がたっていて、物語にのめり込める。主人公の1人の新聞記者の仕事や業界の一端も垣間見れる。コントの関西弁のやりとりも魅力です。読後感もさわやか。デビュー作としてはかなりレベルが高い。

  • 闘え アルファ 盤上の上で

  • 将棋にかける男の思い。棋士を目指す崖っぷちの男と、将棋担当に「左遷」になった新聞記者の話。将棋のことを知りたいので読んでみた。楽しめたし、将棋の描写も魅力的だった。けど自分にはちょっと男臭すぎたかな。

  • アマチュア将棋棋士・真田信繁が、プロを志して三段リーグ編入試験に臨む姿を軸に、将棋担当の新聞記者・秋葉隼介らとの交流を描いた作品。棋界を題材にした小説ということで、将棋ファンとして以前から気になっていた。読んでみると、なるほどおもしろい。将棋の勝負に対する真剣さは、おそらく将棋に詳しくなくてもじゅうぶんに伝わってくるし、まわりを彩る個性ゆたかな登場人物たちの造形も秀逸である。ただ、まだデビュー作であるゆえ、いろいろと粗削りな部分は目立つ。いきなり同居することになるのはフィクションだしご愛嬌ということなのかもしれないが、明日食うものにも困っていたような人が、気がつけば試験本番、明日にも仕事を辞めようかと思っていた人が、気がつけばすっかり将棋記者、というのはどうなのか。全部を描いていたらペイジが尽きてしまうというのは理解できるし、それを求めているわけではないのだが、もうちょっと途中のプロセスを叮嚀に描いてほしかった。最後に父親が出てくるのも個人的には微妙。肉親こそいちばんの存在というような、保守的な思想にちょっと毒されていないか? 最後は林との再会にしたほうが感動的であろう。

  • 性格の悪さが災いし、県警担当記者から文化部に左遷されてしまった新聞記者の秋葉隼介。
    失意の秋葉は行きつけの飲み屋でアマチュア将棋指しの真田と偶然出会う。
    その日から秋葉と、人生の起死回生をかけて三段リーグ編入試験に挑む真田との奇妙な共同生活が始まった。

    リーダビリティが高く、最後まで一気呵成に読んでしまいました。
    信じる道しか進むことのできない男の熱い想いに魂が揺さぶられ、生きる力のほとばしりに火照ってしまいました!
    登場人物たちの話す関西弁のリズムもテンポの良さを助長していて、緊張感の中に漂う適度なユーモアが読んでいて楽しかったです。

    ただ、あっという間に読み終えた時は気づかなかったのですが、ちょっと構成のバランスが悪かったように思います。
    秋葉が左遷されて慣れない文化部の記者として戸惑うくだりと、真田の悲惨な少年時代の回想シーンだけで小説の半分が費やされます。
    前半はやたらと密度が濃いので後半はどんな怒涛の展開となるのだろうと期待してしまうのですが、真田が苦しみながら将棋に真剣に向き合うという、意外に常識の枠組みをはずれない王道展開に少し物足りなさを感じました。

  • 熱い本。
    自分の夢に必死になる大人がかっこいい。
    将棋というものの深さや、人を変えるだけのものがあると知れる作品。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    「おまえは嫌われてる」。神戸新報県警担当記者・秋葉隼介は、たった一言で文化部に左遷され、将棋担当を命じられる。そんな秋葉の家に、突然転がり込んだのは、やけ酒の席で大喧嘩した同い年の不遜な男・真田信繁だった。背水の陣でプロ棋士を志す男が巻き起こす熱い感動の物語。小説現代長編新人賞受賞作。

  • 新聞記者・秋葉隼介.警察担当から社会部へ左遷され将棋担当を命じられる.そんな秋葉の家に突然転がり込んできたプータローの真田信繁はプロ棋士を目指していた.真田の情熱に触発され,いつしか秋葉は生き甲斐を取り戻していく.面白い.これぞドラマといった感じ.二人の出会いのシーンは久々にお腹を抱えて笑ってしまった.将棋を知らない人でも全然大丈夫.涙と笑いの感動物語を是非お試しあれ.

  • 「おまえは嫌われてる」。神戸新報県警担当記者・秋葉隼介は、たった一言で文化部に左遷され、将棋担当を命じられる。そんな秋葉の家に、突然転がり込んだのは、やけ酒の席で大喧嘩した同い年の不遜な男・真田信繁だった。背水の陣でプロ棋士を志す男が巻き起こす熱い感動の物語。小説現代長編新人賞受賞作。

  • ☆☆☆★

  • ざっと店で眺めた時に、新聞記者のもとに、戦国武将がタイムスリップしてのりこんできて、なぜか将棋、みたいな突拍子もない話しかと思って、手に取る。単に、転がり込んで来た登場人物の名前が、真田信繁で、かの有名な真田幸村の本名だったからだけなんだけど。性格が悪くて嫌われてるからという理由で、文化部将棋担当へ左遷された事件記者秋葉。行きつけの女将に頼まれて、かつて奨励会を年齢制限で追い出され、新ルールのせまき門でプロを目指すアマ棋士真田信繁と共同生活することになり、そこへ女将も乗り込む、三人の奇妙な共同生活。それにしても…あとでわかってみても女将はひどい、気持ちを知っていてここまで残酷なことができるというのも。確かに、ふたりとの共同生活は秋葉に、今まで見落としていたものを感じさせたかもしれないけど、一面、利用するだけして捨て去ったともいえる、虚無感。将棋と囲碁の違いは、買った時に、片やゼロか百、片や60対40。囲碁は40とれたと負けたほうも一定の満足感があるが、将棋の敗者には何も残らない、というのには納得。

全41件中 21 - 40件を表示

著者プロフィール

塩田武士(しおた たけし)
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社勤務中の2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。2016年『罪の声』にて、第7回山田風太郎賞受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門で第1位となる。2019年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に、『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『盤上に散る』『雪の香り』『氷の仮面』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』がある。『罪の声』の映画化が2020年公開決定し、小栗旬・星野源の共演が決まっている。

盤上のアルファ (講談社文庫)のその他の作品

盤上のアルファ 単行本 盤上のアルファ 塩田武士

塩田武士の作品

ツイートする