雪猫 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 413
感想 : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777261

作品紹介・あらすじ

この世界をくれた女神を命がつきるまで愛そう。真っ白な猫タマオは、命を拾ってくれた少女に恋をした。大人のためのファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 純粋に飼い主を想うシロとイヴ。
    飼い主の幸せを祈って行動する2匹の姿は涙です。
    飼い主を愛して愛して·····なのに死ぬ時は孤独を選び、悲しいお別れ。。。
    楠の爺様の言葉が人間の心にグッと来ます。
    人間て、なんて傲慢な生き物なのだろう。
    この本を読んで余計に人間て、しょーもない·····て実感しました。
    猫視点から語られる「人間」という生き物が的を得ていました。

    こんな悲しい猫の胸うちを読んだら、猫を愛さずに居られない·····。

  • ぼくはタマオ。真っ白な猫だ。生まれたばかりのぼくの命を救ってくれた理々子に恋をしている。ある日あやしい車に追いかけられた彼女を助けようとしたぼくは青年の姿になっていた。夜限定の変身、寿命も縮む。でも愛しい理々子のために…。大人気「猫弁」シリーズの著者による、せつなすぎる涙の恋物語。

  • ネコが好きだから、
    タマオみたいなネコに好かれたら嬉しいなぁ。

    タマオの一途な愛に胸を打たれました。
    たまに読み返したくなる本です。

  • 一匹の真っ白な猫の視点から描かれた物語。ファンタジックでほんわかとして、哀しく美しい物語。「猫弁」とのリンクもあります。
    自分を救った少女に恋をした猫・タマオ。少女を守るため、とある能力を手に入れるものの、それは彼の命を削ってしまう。同じような能力を得た猫との出会い・さまざまな事件を通して描かれるタマオの一生。
    ラストはひどく哀しいけれど。それでもこの物語は、とても幸せな猫の物語だったと思えました。

  • タマオの理々子への純粋な思いに心をうたれる。
    猫目線なので、人間の観点とはずれているところがあって
    ユーモラスにも感じるのだけど、(漱石の『吾輩は猫である』の
    真相には思わず手を打った)美しいラストが待っていた。
    理々子パパとおばあちゃんも、とってもいい人。

    嬉しい再会?もあったし♪

  • 本当にすごく切ない終わり方だった。
    同じ作者の猫弁シリーズを読んだあとに手を取った一冊だっただけに、その振り幅に驚いた。
    物語の前半はとてもテンポよく読みやすい。自分を死の淵から救ってくれた理々子を心から愛している猫のタマオ。彼女を大切に思うあまり、タマオは理々子の窮地には人間の姿となって何度も彼女を救う。しかし、人間の姿に変身できるのは夜の間だけ。しかも、それは自分の寿命を縮める行為だった。
    ありがちな設定かもしれないが、ラストが予想以上に切なかった。猫のタマオには理々子のいる世界が全てだけど、理々子にとってはそうじゃなかった。もちろんタマオのことが大事だけど、人間には人間の世界がある。
    物語の前半はファンタジー要素も強くワクワクしていたが、猫のタマオの想いが理々子にそのまま真っ直ぐ伝わることはない。雪の降る情景は美しいけれど、悲しくなってしまう結末だった。

  • タイトル買い。
    どこまでも穢れなき真っ白な純粋さに、きゅん。
    猫目線なので少しズレた感じ、清清しい。
    ポールギャリコ作「トマシーナ」「ジェニィ」に次ぐステキな作品。

  • 猫達の恩人への愛情が受け止め切れない程大きくて、人間にはなれないもどかしさ…切ないお話です。

  • タイトルの猫の文字で購入。
    命を助けてもらった人間を守ることに自分の命を捧げた猫たちの話。
    黒猫イヴと白猫タマオ。
    自分の命を削りながら人の姿に変わり愛する人を守る猫の気持ちは切なくて悲しい。
    タマオの最後は読みながら情景が目に浮かぶ。

  • 猫目線の小説。
    ラストシーンのたまおの降る雪が染みた。
    この小説のタイトルは雪猫以外考えられない。

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著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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