人生オークション (講談社文庫 は 105-2)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1924
感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777605

作品紹介・あらすじ

ワケありアラフォーりり子叔母さんと就職できずに大学を卒業してしまった私。一族の二人の厄介者が売るのは、“人生のお荷物”。

感想・レビュー・書評

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  • 短編2作で構成

    なんてことないヒューマンドラマ
    だけど、同じ出来事でも
    人によって見えかたも違う
    第3者は、もっと見えかたも違うし 真実は目にしてないので思い込みや憶測で話しは 本人達と関係ないところで勝手に進んでいく

    結局 事実なんて1番大事だけど
    殆どの事実はアヤフヤになって終る世の中を良くかけてる
    (1つ目の話)

    結局、おばさんが悪いか、相手が悪いかは
    絶対に分からない
    ハッキリしないのに他人が広げる
    そんな感じでしたね。

  • 『人生オークション』と『あめよび』の2作品。

    『人生オークション』
    真実がどうであれ、大事な人達に信じてもらえないことは、やはり悲しい。どこかにあった虚しさが叔母さんに物を買わせていた?自分を見て欲しいみたいな?瑞希は人生の経験の無さへの焦り?就活も自分の事なのに、どこか他人事?いや、自分への自信の無さのせい?なぜだろう、共感するところはあるけど、なんかモヤモヤする。

    『あめよび』
    恋愛での二人の価値観の違い?それぞれの過去や、考えがあるのだろうけど、頑なになるほど、相手の思いが見えなくなる?ラストを読んで、美子が今後、心から幸せに暮らしていけるか心配になった。これも、共感するところはあるけど、なんかモヤモヤする。

  • 「人生オークション」と「あめよび」の中編二本立て。
    「人生オークション」では、何て事ないストーリーなんだけど、人生何を捨てて何を持っているべきなのか、考えさせられてしまった。
    物なんていらないのかも。

    「あめよび」は、最後の解説を読んで、あ~そういうことかとラストシーンに納得いった。

  • 原田ひ香さん4冊目。BOOK・OFFで出会う。
    ほんとに、原田ひ香さんが描く物語の登場人物たちはリアルというか現実味があるというか。等身大の姿ですごく好きです。
    この本は人生オークションとあめよびのにほんだて。
    人生オークションは、ワケありのおばさんりり子と就職しそびれた瑞希が関わりあいながら「今」に折り合いをつけてゆく物語。
    あめよびは、30歳になる美子とその彼氏ゴリちゃんの煮え切らない恋愛談…。と言ってしまうとそれまでなんだけど、それだけじゃない、何とも深みのある物語。最後の展開よきでしたが、知識不足なのか読み切れてないところが…(笑)。
    解説読んでもう1回読み直したくなります。
    原田ひ香さんの物語、リアリティのある現実味のあるところが好きです。次は何読もうかな。

  • ①人生オークション
    ②あめよび
    の2作品からなる書籍

    ①は、山のようにたまった不用品をヤフーオークションで次々に販売していく間に人生も整理され、前に進むチカラが育まれていくはなし。
    オークションの楽しさ、その中で見えてくるもの、人生の不条理、その不条理を受け入れる強さを身につけるまでのお話しだったのかな。人生には自分を表現するスキルも重要だと思いました。

    ②は、恋愛のお話。その時、わからなかったものが、ずいぶん経ってからわかるということは、多くの人が経験すると思うのだけど、この主人公は恋愛がその場所でした。わからないことを受容する力って大切だと思うけど、せつない面もあるのかな。
    ②は、あとがきを読むと再読したくなる話し。物語の理解度は教養の差も影響するんだな。

  • 『人生オークション』と『あめよび』の2話収録。
    連作系かな?と思ったら全く違うお話しでしたが、2話とも楽しく読みました。

    人生オークションは、就活に失敗した主人公と叔母さんの会話や距離感の描かれ方が良かったです。

    あめよびは、結局『諱』はなんだったんだろうとモヤモヤしましたが、解説を読んでスッキリ。
    スッキリしたら、2人の関係の見え方も変わりました。

  • 有吉佐和子さんのような小説を書きたい、とおっしゃる原田ひ香さんの作品を初めて読んだのです。

    おもしろい。うまい。知らなかった!
    特に中編二つ目の「あめよび」が人生の機微溢れまくりで、切なくていい。
    調べるともうすでにすごい著書、作品の量。
    わらわら。

  • 人生オークションは瑞希の心の動きが面白かったです。
    あめよびは最初はサクサク読めたけど美子の交際相手輝男があまり理解出来なかったので読んでいて長く感じました。

  • 人生オークションとあめよびの2作。刃傷沙汰を起こしてしまったるり子おばさんと主人公は昔買ったブランドバッグや洋服などをオークションで売って生活の糧としていた。再出発の一部の出来事。田舎の方にある別の呼び名。恋愛のすれ違いにより6年付き合った2人だが別れてしまう。あれだけ頑に呼び名を教えなかったのに、2年後に出会いその時に別の呼び名を教えてしまう。なんだろうなぁ。

  • 物をオークションにかけて整理していくというのは人生を整理していくような、リセットしていくような、ため込んだ物だけ、その作業は大変だろうなと思った。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

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