麒麟の翼 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3242
レビュー : 205
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777667

作品紹介・あらすじ

誰も信じなくても、自分だけは信じよう--。父が息子に、息子が父に抱いていた、本当の思いとは。加賀シリーズ第9作待望の文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物たちを意図的に勘違いさせてストーリーな流れる。
    勘違いを正す前に読者のミスリードを誘う。。
    久々の著者作品ですが楽しく読むことができました!
    麒麟の翼と水天宮を見に行こうかな(笑

  • 映画化もされた長編。
    相変わらず加賀刑事のモノローグはほとんど出てこないが、事件に向き合う姿勢からにじみ出る人間味。それが事件の周辺にいる人たちの救いにつながる。

    前作『新参者』に登場する人形町の店が再登場したりと、シリーズで読んでいる人がニヤリとしちゃう小ネタ(?)もあって良かった。本を片手に、登場した場所を巡ってみたくなった。

  • 「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。(背表紙より)

    『赤い指』『新参者』からの加賀恭一郎さんでした。冷製で何を考えてるかわからないかんじがとても好き(笑)。物語的には多少無理があるんじゃ・・って思ったけどそれは彼には多々あることなので良しとします。だけどこういう小さな(麒麟像とか)ことを題材にここまでお話が作れるってすごいよな・・っていつも思いますね。

  • 加賀刑事ものの今まで読んだものは、結構前半たんたんと進むものが多かったけど、これは最初から展開が多いのも面白かった!終わりもまさかの方が犯人で・・・

  • 本を読む前に映像化で観てしまったけれど、かなり内容を忘れてしまっていたので初めて読むような感じで開始。

    やっぱり加賀さんいいな~
    父の思いがもう少し早く息子に伝わっていればよかったのに・・・

  • 犯人は誰なのか。いゃー、本気で考えましたが、わからなかったなぁー。加賀の粘り強い調査により、事件も解決します。読み終えた後に寂しさは残りますが、物語として、前回読んだ疾風ロンドより、面白かったと思います。

  • 東野圭吾による刑事加賀恭一郎シリーズ第9弾。
    日本橋の麒麟像にもたれかかるようにして倒れていた男は、何者かに胸を指されていた。やがてその男は息を引き取るが、同じ頃、現場近くの路上でトラックにはねられた男がその被害者の財布や鞄を持っていたことから、容疑者として浮上する。一見、簡単な通り魔殺人のような事件が、加賀恭一郎の驚異的な粘りによって意外な方向に展開していく。
    容疑者とされた男とその恋人は養護施設で育ち、派遣などで何とか食いつなぐしかない境遇であることや派遣切りにあったこと、労災隠しの問題など、時代を反映した切り口も東野圭吾らしい物語の特徴だろう。
    加害者も被害者もそして疑われた人たちにもそれぞれの人生があり、ときにそれはゆがんだものになるかもしれない。けれど、かならず救いもあるのだと、加賀恭一郎の行動を通して東野圭吾が語りかけてくれている。

  • 不運の巡り合わせにより幾重にも絡まった鎖を丹念に解いてゆく加賀の捜査に頭が下がる。どんなことでも目に見える真実だけでは本質的な解決には至らないのだ。『罪を憎んで人を憎まず』を貫き通す彼の姿は毎回大切なことを教えてくれる。それを教えられた彼らはきっともう間違えることはないだろう。本作も読み易くあっさりしているが、それ故に余白が存在する。東野作品に感じる物足りなさは読者が考えるために提示された余白だと思う。作品を通して『君はどう思う?』と読者に語りかけているのだと感じる。

  • 映画観て感動し、
    DVD観て、松坂桃李、菅田将暉、山崎賢人が出ていたと知り驚き、
    ようやく原作を読了。

    もっと早く読めばよかった。

    哀しい事件の終わりは真実を知ることにある。
    刑事目線だけど、
    人としての一番大切なものを忘れない、加賀さん。
    やっぱりいいなぁ。

    教師への喝は気持ちよかった。

    青柳父の思いがきちんと悠人に伝わってよかった。
    悠人達はこれからがスタート。
    吉永君の両親がどんな対応するのか知りたい。
    果たして私なら冷静でいられるだろうか。
    自信ないな。

    そして、中原香織には幸せになってほしい。

  • 加賀・松宮コンビ。映画にもなった作品。
    ラストシーンが、小説と映画では少し異なる。

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プロフィール

東野 圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
テレビドラマ・映画化された作品が多い。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほか、映画化が決まっている作品に2018年11月16日公開予定『人魚の眠る家』、2019年公開予定の木村拓哉主演『マスカレード・ホテル』、同年公開予定に玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』。

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