カジュアル・ベイカンシー 突然の空席 1 (講談社文庫)

制作 : 亀井 よし子 
  • 講談社 (2014年2月14日発売)
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777711

作品紹介・あらすじ

イギリス西部の田舎町・パグフォード。パグフォード地方自治組織議会の議員で、バリー・フェアブラザーが40代の若さで突然亡くなった。彼のの死で、議席に「カジュアル・ベイカンシー=突然の空席」が生じる。その選挙で、住人たちの素顔が次々と明らかになる……。小さな町の大きな物語。稀代のストーリーテラーがなにをおいても描きたかった、社会派ドラマ。

カジュアル・ベイカンシー 突然の空席 1 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • あえて不潔さ(物理的にも精神的にも)を強調して書いてある。普通ならこんなわざとらしく書かない。むしろ、そういう不潔さが普通の作品では抜け落ちてしまってる、と言いたそうなくらい。

    登場人物、特に大人たちはみな汚点のある性格で、爽快な人物はひとりもいない。強いて言えば、そう評価されるらしい人物はいの一番に死んで渦中の人になる。
    おらが町の"ネイティブ"vs招かれざる同居人たるスラム住民。非常に小さな領域のナショナリズム。狭い領域の中で、たこ足配線のように相関図が入り乱れる。
    上巻は多分下巻への下準備でしかないので、わりに読み疲れた。

    一番気に入ったのは、カビーホールでのファッツとアンドルーのやりとり。夜更けに酔いどれながら、友達と少ない言葉で多くを共感しながら駄話しているときの、心地良い感覚に似ている。

  • 英国文化を知っていないと理解出来ない部分は多少ある: 英国の住宅の構造、景観の意識、文化、実態、そして階級意識のことなど。とは言え、田舎特有の狭いコミュニティで起こる争いごとはもはや洋の東西を問わない。
    英国を知っていようがいまいが、物語の主題は、誰にとっても他人事ではないことなのだ。作者がインタビューで「これは responsibility についての話なの」と言った意味が分かる。ハリー・ポッターシリーズの純血主義よろしく、彼女の生い立ちや思うところが反映されたのだろう。

  • ある町のドロドロの群像劇。嫌いじゃないです。

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