イキルキス (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 193
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778008

作品紹介・あらすじ

物語には生をもたらすキスと、死を招くキスがある。
青春、恋愛、セックス、暴力、家族。みんなカナグリ生きている。

荒々しく吹きすさぶ言葉たちはいつしか紙の上に優しく降り積もり小説となる。
表題作「イキルキス」他4編を収録。2編は文庫書下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 舞城王太郎さんのアニメやマンガとかとても面白かったので一度本を読んでみたいなあって読みましたけど、もう二度と読まないかなと思っていたけど…
    結局!
    ーーー
    最後のショートショート「無駄口を数える」めっちゃよかった感動しました!

  • 何の理由もなく突然起こる、理不尽や暴力、性、死。紙面をびっしり埋める言葉でそれら表現する迫力。
    十年以上前に舞城王太郎を読んだ時は全く面白いと思えなかったのですが、この中短編集は良かったです。

  • p.171
    腹に刻んだあのムカつく刺青が、きっと西川濠に鼻クソご飯のおかわりを何倍でも与えてくれることだろう。

    爽やかなのに、エログロバイオレンス。「無軌道な生、理不尽な奇跡…」というより、殺傷害不良青年小説、と言ったほうがいい感じ。周りが何を言おうがどう分析しようが、キレるし血は流れ人は死ぬ。精液、睾丸、セックスといった言葉のオンパレードで、電車の中で読んでてひやひやした。

    「アンフーアンフー」「無駄口を数える」舞城さんはぶっ飛んで最後が収拾つかなく終わるイメージでしたが、この短編は勢いは弱いものの、まとまりがあってよかった。

  • 舞城王太郎作品は虚構とエログロからの説教小説だと思ってるからおはなしの中で私にも分かるように説教してほしいんだけどな。この作品は読んでもピンとくる言葉がなくてあんまりハマれませんでした。また気が向いたら再読します。
    イキルキスと鼻クソご飯はマジで置いてかれた。パッキャラ魔道はちょっと良かった。はじめの3編がごちゃごちゃ過ぎてたせいなのか書き下ろしの2編はすごい普通の説教小説に感じてしまった。

  • またもやドキドキした〜

  • 問題が起き、思慮を廻らせ、自分の中で折り合いがつき、救済がやってくる。そんなストーリーの繰り返しにより短編は紡がれる。「無駄口を数える。」は「微温的」な超短編ながら、言葉にならない言葉を言葉にするという空気感が圧巻。

  • おもしろかった

  • 初舞城王太郎。気になっていても読んでいなかった作者ですが、読んだらすごいんです。
    「無駄口を数える」が好き。
    どの話も全然違うのに、昔の村上春樹を思い出しました。

  • 「無駄口を数える。」の娘を紹介するのが「女の子。天秤座の万理子。」っていうだけなの、なんか気になる。異様に簡潔なのに「天秤座の」が無駄口だから? 語呂がいいから? 天秤座、ってことばのイメージと、万、理、の漢字のイメージがしっくりしているから?

    あとは同じ短編の「ただ事情をちゃんと知りたくて。だって友達同士じゃん」の怖さよ。「ちゃんと」は強調だけど、そもそも知らなくてよいというか、自分の範疇でないことであって、どうあっても自分を主体にしか考えられないとき、つまりいつでも、大事なのは真実ではなくて、自分との関係性であって、身の程を弁えるっていうか、弁えていい、ってかんじか。

  • おもしろかったよ全編よかったよ!
    舞城王太郎を読んだ後って良くも悪くも影響されてまうよね。改行をせずにぶぁーって文字を打ちたくなるというか。んで打ってしまってから自分にゃ無理だ、つって圧倒的力の差を痛感するよね。

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プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞してデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。他の著書に『熊の場所』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『キミトピア』など。

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