署長刑事 徹底抗戦 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 63
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778046

作品紹介・あらすじ

急成長を遂げるファンドの総裁が急死。背後には警察と検察の対立があった。人情派キャリアを描く、文庫書下ろし警察小説、遂に完結!

感想・レビュー・書評

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  • o女史オススメ本。署長刑事の4作め。
    若いやり手富豪の社長と若い人気のある美人芸能人のカップルとか、いわゆるハゲタカで出てきたようなひどいほうの金融ファンドとか、話題になったことが盛り込まれた感じ。
    また、検察や警察上層部の派閥争いに起因する問題など、所轄署ではどうにもなりそうもないことで幕引きされそうな事件に取り組んでいく古今堂たち。
    ちょっと納得いかないようなことが盛りだくさんだったけど、お父さんのことも少しわかったあたりは良かった。
    終盤の地道な捜査で事件が解明されていくところは楽しめました。

  • 関西有数のファンド総帥・金倉盛一を、インサイダー疑惑で内偵中の大阪地検特捜部。摘発に向け、重要証人の警護にあたる古今堂だったが、目の前で証人の男は忽然と姿を消し、謎の死を遂げる。威信回復に焦る特捜部と、過失隠蔽を謀る府警に反旗を翻した古今堂は、一人真相究明の戦いに挑む。

  • シリーズ第四作にしておそらく最終作。
    大阪地検特捜部が追っていた重要参考人が失踪し、謎の死を遂げる。警備にあたっていた中央署長古今堂は、府警の捜査方針に抵抗し、捜査を始めるのだが。

    難攻不落の相手だけに、読み応えがありました。

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著者プロフィール

京都府生まれ。1991年『動く不動産』で横溝正史賞受賞。弁護士・朝日岳之助シリーズ、刑事長シリーズ、署長刑事シリーズなど社会派警察小説の雄として一世を風靡。テレビドラマ化された作品も数多い。本シリーズも第一作から第四作まで、新刊即ドラマ化という快進撃が続いている。本書も刊行前からドラマ化の企画が進もうとしている。

「2022年 『再雇用警察官 究極の完全犯罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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