私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2502
感想 : 202
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778206

感想・レビュー・書評

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  • ラスト数行に残酷などんでん返しが待つという謳い文句通りの短編集。明かしてほしくはないが明かさないと売りに出せないジレンマ。
     
     見出し通り結末は残酷で後味は悪いが終始鬱々しているわけではなく、序盤は日常的な謎をあるいはファンタジーな世界での異端を平坦に描き、ラストのどんでん返しとのコントラストを顕著に見せています。決して晴れ晴れしい気持ちにはなりませんが、唾を飲み込むような息苦しさを味わえ、そのような作品が好みな方にはおすすめな短編集になっています。
     

  • それぞれなかなか意地の悪い5篇収録の短編集
    どれも重すぎずサクッと読めて良いです
    中でもラスト2篇が個人的にはお気に入り
    『終の童話』石化の呪いにまつわるファンタジーな世界観で展開されるドラマ
    オチが秀逸で、読んだ人と語らいたくなる
    『私たちが星座を盗んだ理由』後味悪目の作品が多い中で、どちらかというと甘酸っぱさと苦さを強く残す表題作

  • タイトルが好きだったので興味を持った。
    タイトルだけを見て星に関する話なのかなと思ったが、短編が5本掲載されており、表題の話は5本目だった。
    いずれの話もミステリーもので1本目の「恋煩い」が人間の恐ろしさを感じられたのと伏線回収の仕方が個人的には1番好きだった。
    そのせいか2本目の話からはやや物足りなさを感じてしまった。

  •  日常の謎やファンタジーを絡めたミステリー。どの話も最後に見方が変わるという仕掛けになっていて面白かった。特に「終の童話」が一番凝っていた。

  • どの話もなんか物足りない
    もう一捻り欲しくなってしまう私は
    短編イヤミス向いてないのかも

  • 最初と最後の作品が好き
    ファンタジー要素強めなのは苦手かもしれない
    短編だから仕方ないけどどんでん返し期待で読むのは微妙かも

  • どんでん返しが来ると思い身構えていても、そういう方向か!という驚きがあって面白かった。
    恋煩いのラストが不気味で良かった。

  • 恋煩い のラストにヒヤッとする短編小説
    それぞれが違うタイプの物語でサクッと読めて面白い

  • ミステリどーんじゃなくて雰囲気もいいのが良かった。一番良かったのは恋煩いかなー。完全に油断してたし、なんというか、ワードのインパクトが、、、

  • 恋煩いがお気に入り
    どんでん返しとして巧妙でオチのインパクトも強いかつ分かりやすかった
    確かにおまじないの類がポンポンと噂になるのは不自然
    プロバビリティの犯罪について知らなかったので勉強になった

    妖精の学校はオチの意味がわからなかったので考察サイトを見た
    構造としては面白いが知識が必要過ぎる

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著者プロフィール

2002年、『『クロック城』殺人事件』(講談社ノベルス)で第24回メフィスト賞を受賞しデビュー。代表作として、デビュー作に端を発する一連の〈城〉シリーズなどがある。

「2022年 『月灯館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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