海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 534
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778299

作品紹介・あらすじ

すべてのビジネスマンに捧ぐ。
本屋大賞の話題作、早くも文庫化!

ページをめくるごとに、溢れる涙。これはただの経済歴史小説ではない。

一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。

石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。
「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男。

感想・レビュー・書評

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  • 出光に行きたくなりました!!

  • 人間とはどうあるべきかを学んだ。
    勤勉で、実直、自分の利益に走らず従業員や国のために動く。
    国岡鐡造の芯からみなぎる真っ直ぐな姿がとても印象的で、
    昭和の日本を動かしていた。

    ストーリーも時系列順で非常にわかりやすく読みやすい。

  • 山崎豊子『不毛地帯』を思い出した。やはり石油にまつわる起業には伝説となる話が多いのか。まあ、どこの会社でもそれなりに創業者の伝説はあるだろうけど。
    国岡氏が理想とした企業の姿はどこまで実現できるのか。

  • 歴史小説としてはとてもおもしろいです。対戦前後の社会背景とその政策への批判など、学ぶことも多いです。ただ、帯の宣伝文はマイナスです。

  • 一難去ってまた一難。
    常に崖っぷちの商売。
    これを乗り越えたから、今のI車がある。

    経営者には、勇気付けられる一冊。

  • 小説なのでもちろんフィクションも織り交ぜられているだろうから、全てが史実というわけではないだろう。

    しかし日産やLIXILなど、日本企業に関する最近のニュースを目にする度に、国岡(出光佐三)のような気骨のある企業家が今の日本にはいるのだろうかと思う。

    上巻のみの感想ではあるが。

  • 「出光」をモデルに、石油を武器として大正~昭和の激動期を生き抜いたある男の一代記。

    表紙を開けると、通常なら「本書にある人名・組織名はフィクションであり・・・」等と書かれている部分に、「この物語に登場する男たちは実在した。」とある。か、かっこええ・・・。

    その男、天下国家の大所に立ち、目先の益に拘泥しなかった。陸軍にもGHQにも、自分を疎み押しつぶそうとする同業者にも凜として屈することがなかった。社員を文字通り「家族」と考え、心底その幸福を考えた(社員への信頼ゆえ、勤怠表も定年制度もなかったという)。

    本当にこういう男がリーダーだったら、頑張って働いちゃうかもなあ。

    それにしても、いい男・いい話すぎる。

    一代で強大な組織を作り上げるには、きれいごとでは済まないだろう。どの程度までがフィクションなのかは分からないが、小説だし紙数もあるので、きれいなところだけつまんだんじゃないのかな。

    あと、他の登場人物・組織がほぼ実名で出て来るが、出光関係だけは仮名なのはなぜなんだろう?

    個々の描写はともかく、「石油を軸にして近代史を見る」視点は面白い。第二次大戦やオイルショックの背景や構図なども明解になる。

    この本を読んだ折も折、出光・昭和シェルの経営統合の話題がニュースになった。シェルと言えば、この本にも敵役として出て来る「セブン・シスターズ」の一角を源流とする。主人公「国岡鐡造」は、草場の蔭で何を思うだろうか。

  • 日本人の嫌がらせの仕方に、
    読んでいてホント情けなくなる。
    みんな死ね。

    物語は淡々と書かれていて、なんつーか、
    報告書みたいな感じでスラスラ読める。
    逆にそれが物足りなくもあるが、退屈はしない。
    下巻に期待。

  • 友達に薦められて読んだ本。
    買ったのが今年1月だが、なかなか読めず。

    主人公は本当に従業員やお客様のことだけを考えて、
    仕事をしているんだなと。
    ここまで本気で正義を通して向き合える人はすごいなと思いました。
    小説だが、モデルは出光興産の出光佐三さん。
    商売は、お客様のためにお客様の利益のためにというのが
    とても伝わってきました。

  • 信念の物語り。この時代にこの力強さ
    困難に立ち向かう男たちの生々しさが伝わってきた 下巻後半は私の生まれた頃にかかっていて
    少し実感もあった。石油がこんなに困難の末の産物と知らなかった

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著者プロフィール

百田 尚樹(ひゃくた なおき)
1956年生まれ、大阪府出身の放送作家・小説家。『探偵!ナイトスクープ』の放送作家として活躍。
50歳の時にはじめて執筆した『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。ヒット作となり、映画化されている。
ボクシング青春小説『ボックス!』が第30回吉川英治文学新人賞候補、第6回本屋大賞の5位に選出され、映画化もされた。『海賊とよばれた男』で2013年本屋大賞大賞受賞。コミック化、映画化された。

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