- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062778329
作品紹介・あらすじ
五人の受刑者が脱走した日、
彼女は、記憶喪失の青年と出逢った。
「この絆は、君を守ってくれる」
毎年クリスマスに女性を襲う連続殺人鬼「サンタクロース」。犯人を逮捕できないまま、次の犯行日を三日後に控えたある日、一台の護送車が襲われた。脱走したのは別の事件で逮捕されていた五名の受刑者。その直後シングルマザーのトラック運転手・早苗は一人の青年と出逢う。記憶喪失だという彼の正体は。
--チェインギャングって知ってるか?
「絆で結ばれた集団」って意味なんだぜ。
俺はこの言葉が大好きなんだ。
絆ってやつはさ、絶対に忘れちゃいけないものなんだよ。
感想・レビュー・書評
-
なんと K2の 裏版ですね。
高校時代の思い出
そのために 脱走する。
愛するものを 守るため
よくあるパターンですね。
そのまま 刑期を 過ごせば 良いのに
なぜに いま。
修二が 二人いる。
言われてみれば なんで 早苗さんが 気が付かない。
高校時代の 面影が あるはずですものね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
事件としてはそんなこと言っちゃだめだけど、
なんとも気持ちがいい話。
よく言えば素直、悪く言えば単純な私は
最終的にえ、え、ってなった。
でもたぶんこういう何も考えずに読むタイプの方が
楽しめる本だと思う。 -
絶対にありえない設定だし登場人物像なんだけど、世知辛い世の中なせいかいい気持で読み進んじゃう。
-
護送車が襲われ、五人の受刑囚が脱走した日、シングルマザーの早苗は記憶喪失の青年 修二と出逢う。一方、池袋署の刑事たちは連続殺人鬼を追っていた。
囚人脱走事件と連続殺人事件、二つの事件が交錯するとき、チェインギャングたち(絆で結ばれた集団)が動き出す。
当然脱走した囚人と修二を結び付けなから読み進めていくのだけれど、そうは簡単に終わらなかった。
細かいことが気にならないと言えば嘘になるけれど、爽やかで大変楽しく読ませていただきました。 -
護送車襲撃による囚人脱走事件とクリスマスの連続殺人事件。二つの事件を人の絆が解決する、ノンストップ・サスペンス。
ページをめくる度にテンションが上がってくる。自由自在に動く登場人物たちがとても魅力的だ。特に、神崎・黒木の両刑事の会話と推理がいい感じである。このメンバーで、再び大きな事件を解決してほしい。 -
爽やかで面白い。
程よいどんでん返しがあり、とても満足。
物語のリズムがよく疾走感あるので一気に読めます。 -
GWで久しぶりに小説をよみました。軽快なストーリーでサクサク読めたけど、最後のオチがスッキリしないです。
-
なんて、格好良い男たち。サンタクロースを名乗る犯人による殺人事件、護送車急襲による脱走事件、それを追う刑事たち、そしてシングルマザーのトラックドライバーに現れる記憶喪失の男。いくつものストーリーが捻れることなく交わっていき、ラストも秀逸。一気読み、再読必至。
-
大変面白かったです。一気読みしました。オススメします!
-
主人公がカッコよすぎだけど、楽しく読める