生霊の如き重るもの (講談社文庫)

著者 : 三津田信三
  • 講談社 (2014年7月15日発売)
3.62
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  • 本棚登録 :174
  • レビュー :23
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778596

作品紹介

"天魔"は跳び"屍蝋"は滴る
怪異が其処に……
刀城言耶、揺籃の時代

生霊、現る!
其れは死の予兆……

奇っ怪な分身、"生霊"の目撃談が語り継がれる奥多摩の旧家、谷生家。それが現れるとき、当人に死の影が指すと恐れられる謎の現象である。同家を訪れた刀城言耶は、そこで不可解な復員兵の死に遭遇するのだが……。表題作他、全五編を収録した"学生時代の事件簿"と言うべき"刀城言耶"シリーズ第二短編集。

●死霊の如き歩くもの
●天魔の如き跳ぶもの
●屍蝋の如き滴るもの
●生霊の如き重るもの
●顔無の如き攫うもの

生霊の如き重るもの (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • なかなかに粒揃いの短編集。不可解な現象に解釈をつけるも、最後には説明のつかない怪異が残る。パターンが全編通してハマっていた。「天魔の如き飛ぶもの」コミコミで個人的ナンバーワン。言耶の立ち居振舞いが格好いい。トリックのインパクトもあるし、オチがバチーンと決まってた。「生霊の如き重るもの」表題作だけあって、完成度は一番。生霊のフリから魅力的な謎を経ての、締めが絶妙。

  • やっぱりこのシリーズは短編集ぐらいの長さのほうが好みだ。作家になる前、学生時代の事件を集めたものなので、クロ先輩がたくさん登場するのも特徴。

  • 三津田信三はやはり長編向きか。
    短編だと持ち味の怪談を十分に語る
    には頁が足りない。
    ミステリとしてもガツンとやってくれる
    作品は無く、楽しめはしたが
    物足りなさが目立った。

  • シリーズ短編集。短編はさらさらと読めていいですね。
    長編よりも駆け足な雰囲気ですが、ぶつりと切れるが故に余韻が響きます。特に最後の一編、顔無はミステリーの皮を被ったホラーといった趣で好きでした。
    シリーズ長編から見て昔の刀城が書かれているせいか、長編よりも若々しくて父親の名前を出されるとむきになってしまったりする、そんな青さが感じられました。

  • 2015年11月1日読了。
    2015年181冊目。

  • 凧、天狗、屍蝋、ドッペルゲンガー、バラバラ。後ろ2話が良かった、もう慣れたけど毎回廻りくどい推理。

  • 刀城言耶シリーズの短編集。
    どんな怪異も結局は人のしでかしたことというスタンスでないところがこのシリーズのいいところであり、読後の印象はミステリよりかなりホラー寄り…。
    この探偵、一人ホームズ&ワトソンというか自分で推理して自分でダメ出しするのでかなりの頁数の長編でも終盤はかなりドタバタする印象を受けるのだが、短編集だと更に忙しなかったです。

  • 150614読了。
    表題作がタイトルはともかく、今回の、作品集の中ではベストかな。

  • 星は厳しいが期待が高かったゆえ。初めて読んだ「厭魅の如き憑くもの」に衝撃を受け、以降、結構な数の作品を読んでいる。概して初期、そして、長編の方が、私には面白く感じる。

    何と言っても、舞台設定が好きで、民俗学的興味をそそられながら雰囲気に浸っている。本作でもそこの部分は満足がいく。が、あまりにも謎解きの部分が貧弱。殆どの作品が、途中で分かるし、呆気無い気がする。短編ゆえに仕方ないとも思えるが、もう一捻り欲しい。

    「天魔」「生霊」「顔無」が、まぁまぁ良かったかな。

  • 横溝正史っぽいのが、けっこう好きな作家なのだが、短編集はやはりちょっと厳しいかな。

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