ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版> (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778640

作品紹介・あらすじ

能力抜群の5人のスペシャリストの見事な捜査、ここに始まる! ST初登場編新装版。

多様化する現代犯罪に対応するため新設された警視庁科学特捜班、略称ST。繰り返される猟奇殺人、捜査陣は典型的な淫楽殺人と断定したが、STの青山は1人これに異を唱える。プロファイリングで浮かび上がった犯人像の矛盾、追い詰められた犯罪者の取った行動とは。痛快無比エンタテインメントの真骨頂!

感想・レビュー・書評

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  • 軽く読める事件もの、シリーズ1作目。
    特殊能力を持つ捜査官が、活躍します。

    警視庁科学特捜班、通称STが創設される。
    束ねるのは、真面目な百合根知久警部。
    専門家のリーダーは、赤座左門。法医学担当。
    彫りの深い顔立ちで無精ひげに男の色気があり、女嫌いだが、周りに人が集まってくる。
    毒物などの担当は、黒崎勇治。武道の達人でもある。
    文書鑑定担当は青山翔。恐ろしいほど端正な美貌の青年。
    物理担当の若い女性は結城翠。セクシーな服装で、異常に聴覚が発達している。
    そして、僧侶でもある山吹才蔵。
    僧服で現場に駆けつけ、まずお経を上げるという。

    それぞれの分野でトップクラスだったのだが、優秀さと引き換えのように個性的過ぎて、組織からは浮いているメンバー。
    たたき上げの警官・菊川警部補からは反発され、百合根警部は気をつかいつつ、何とか彼らの才能を生かそうとする。
    ゴレンジャーのごとき色の付いた名前で、劇画乗りの展開とでもいいましょうか。
    連続殺人事件は鮮明に描かれていますが、現実味があまりないので怖くはないです。

    「隠蔽捜査」シリーズが面白かった今野さんですが、ものすごく多作な作家さんなんですよね。
    手っ取り早く読めそうで、傾向の違うものを探して読んでみました。98年にノベルスで出ています。
    ドラマ化もされたんですね~。
    百合根が岡田将生とは意外な~原作どおりなら美貌の青山を演じるところかな。
    最初は5人の特徴がばらばらすぎて、一人ずつの役割の印象はそんなに残らない。
    悩める凡人・百合根警部のほうが心情的にわかりやすい、ってところはあるかも。
    パーッと読めて、気晴らしになります☆

  • ドラマにはまった勢いで読み始めました!警察モノを初めて読みます。

    赤城、青山、翠、黒崎、山吹という個性的なメンバーと彼らをまとめるキャップ百合根。それぞれの得意分野とか、特殊能力とかが発揮される場面が楽しいです。ゴレンジャー的要素いいなぁ…!
    みんな自由で飄々としていてキャップがかなり苦労人です。
    今はまだ頼りないけど、百合根が活躍する巻とかもあったらよいのに…

    青山がプロファイリングを始め出してから一気に読めました。
    他のシリーズも早く読みたいです!

  • 安定の面白さ。菊川がSTを認めるようになり、こうやって時代は移り変わっていくんだなと感じた。

  • ドラマを見て購入。
    個性的なSTのメンバー。それぞれの知恵が重なって答えが導かれていくようで好きです。

  • チート的能力とそれに対する代償ともいうべき弱点を持ったSTのメンバー。会話文が多く読みやすい文章。ストレスなくサクサクと読むことができた。
    もともとはみ出し者の集まりであるSTと、現場を知る刑事たち。お約束ではあるが、その対立と歩み寄り、和解の過程も面白い。
    刑事たちが経験で知り実践していることを、STが科学的に解釈しているのが楽しかった。

    STの中でも青山がよく喋り、翠と黒崎もそれぞれ活躍したものの、赤城と山吹はおとなしかった。彼らの能力や活躍は?
    そして、終始オロオロしていた百合根が今後どのような成長を遂げるのか?

    ドラマから入ったので、青山君を志田未来ちゃんで脳内再生してしまうのはご愛嬌。

  • ドラマは時間が合う時に一度だけ観たけど、原作とは違うんだなぁ。とこれを読んで思った。そもそも、赤城と百合根がドラマみたいにわちゃわちゃしてない。個人的には、原作の立ち位置が好きかも。STのメンバーは個性的で魅力のある人間ばかりで、それぞれの専門知識に関してはピカイチ。その個々のチカラが一つになった時、真相が明るみになり事件が解決する。スッキリした結末。話の内容も面白く、ぐいぐいと引き込まれてしまった。シリーズも結構出てるみたいだから、今後も読み続けたい作品の一つ。

  • テレビでの連ドラ化をきっかけに、放映時に観逃してたスペシャルドラマをネットで観て面白かったので手にとったのが正直なきっかけ。
    先に映像化を観て原作を読むっていうのは、なかなか稀なパターンなのですが、とても楽しめました。
    警察組織の枠に収まり切らない5人の科学捜査のスペシャリストと、それを束ねる若手凡人キャリア。
    ありがちな設定のように見えて、はみ出したままでは終わらない、周りの人間を少しずつ惹きつけ、引き入れて行くっていうのが新鮮でした。

  • 警視庁科学捜査班STシリーズの第一作だ。このSTシリーズの中でも、この第一作目は、内容が濃い。おそらく一番面白い。犯人像の分析で、青山が活躍するが、彼だけではなく、超聴力の翠や武術の達人の黒崎の活躍が凄すぎる。

  • 多様化する現代犯罪に対応するため新設された警視庁科学特捜班、略称ST。繰り返される猟奇事件、捜査陣は典型的な淫楽殺人と断定したが、STの青山は一人これに異を唱える。プロファイリングで浮かび上がった犯人像の矛盾、追い詰められた犯罪者の取った行動とは。痛快無比エンタテインメントの真骨頂。

  • 警視庁の科捜研において新しく発足した科学特捜班、通称STの活躍を描くシリーズの第1話。STのメンバーは、個性的な面々の天才科学者5名と天才ではないが若いながらも警部のキャリアである百合根キャップ。STは警察官ではないが、捜査本部に加わり、専門家として捜査に協力する。捜査本部の菊川警部補とは当初反発し合いながらも、徐々にお互いを認め合うようになっていく。ストーリーも申し分なく、とても面白かった。

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著者プロフィール

今野 敏(こんの びん)
1955年北海道三笠市生まれ。上智大学文学部新聞学科在学中、「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。大学卒業後、東芝EMI入社。ディレクターと宣伝を勤める。主な担当は、TMネットワークの前進バンド『スピードウエイ』。宣伝では、オフコース、甲斐バンド、チューリップなどニューミュージックを担当。1981年、同社を退社、作家に専念。
2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞を受賞。2008年『果断 隠蔽捜査2』で、第21回山本周五郎賞、第70回推理作家協会賞を受賞。
2018年は「作家生活40年」のメモリアルイヤーで多くの特集が組まれている。2018年7月、任侠シリーズ最新刊『任侠浴場』を刊行。

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