法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)

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著者 : 川瀬七緒
  • 講談社 (2014年8月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778909

作品紹介

全焼したアパートから1体の焼死体が発見され、放火殺人事件として捜査が開始された。遺体は焼け焦げ炭化して、解剖に回されることに。その過程で、意外な事実が判明する。被害者の腹腔から大量の蠅の幼虫が発見されたのだ。しかも一部は生きた状態で。混乱する現場の署員たちの間に、さらに衝撃が走る。手がかりに「虫」が発見されたせいか、法医昆虫学が捜査に導入されることになる。法医昆虫学はアメリカでは導入済みだが、日本では始めての試み。赤堀涼子という学者が早速紹介され、一課の岩楯警部補と鰐川は昆虫学の力を存分に知らされるのだった。蠅の幼虫は赤堀に何を語ったのか!

法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ミステリ。サスペンス。法医昆虫学。シリーズ1作目。
    初めて読む作家さん。
    警察官と昆虫学者のタッグという設定が新鮮。
    人間関係や目撃証言から犯人に迫る警察と、現場に残された昆虫が持つ情報を頼りに隠された真実を暴く昆虫学者、両者の協力によって進むストーリーが面白い。
    印象的な冒頭シーンから、サスペンスフルな最終章まで、全く退屈せずに読み切ることができた。
    昆虫の描写が大丈夫な人、という条件はありそうだが、十分に満足できるミステリ作品。

  •  法医『昆虫』学なので、まぁ当然、虫がめっちゃ出て来ます。
     それも、いわゆる昆虫的な虫でなく、殺人の被害者の体内からハエの幼虫が大量に出て来たところから始まって、そういう系の虫の描写が結構出て来ます。
     しかも、その焼死体の解剖の描写もかなり丁寧なので、何か読者の好みが分かれそう。
     苦手な人は、全部が全部苦手だと思う。

     そういう点を除いた内容としては、結末がちょっと唐突な気がするなぁ、と。
     それに、後味が悪い。
     赤堀さん自身も言ってたけど、あの人は死ななくてよかったと思う。
     死ななくても、話は全然通じたし。
     で、そんなラストだったのに、エピローグで赤堀さんの無邪気な雰囲気を再度表現したのは何なの?
     最後にすごく彼女の印象が悪くなった。
     あの人の死とエピローグで、話全体に嫌な印象しか残らなかった。

     てか、岩楯さんと奥さんのことは、結局何だったの??

     あと、内容でなく文章の書き方だけど、ときどき主語がないまま話が始まる章があって、誰の行動のことを言ってるの?? て悩む場面があった。

     小説より、マンガとかドラマ向きかな。

  • これまで読んだ本で、事件解決に昆虫にフォーカスして、捜査するミステリーはありませんでした。シリーズで出ているので、次の本も楽しませていただきます。

  • 3作目を先に読んでしまっていたが、遡りシリーズ一作目。こちらの方がストーリーではなく作品のインパクトあって面白かった。

  •  原作は漫画のフジテレビ系「人は見た目が100パーセント」に3人の理系女子がでてくる。女子力を上げようと努力する話であった。理系女子の赤堀涼子は普通の女子なら下嫌いするであろう昆虫の専門家(准教授)である。女子が苦手であろう虫が好きという時点でギャップ萌え確定(笑 

     魅力ある人になるためには、2つのギャップを持ち合わせることが必須、赤堀涼子とは対照に虫嫌いの刑事のキャラも立っている。シリーズ化されているので次本も楽しみである。

  • 法医昆虫学自体はもともと知っていたので、その分野自体にあまり新鮮味は感じられず。その上で、どのような展開が待っているのかと期待して読んでいたのですが、法医昆虫学の独自性以外のコレといったポイントがなかった点が残念。

    特に、これはとても個人的な印象ではありますが、結局事件が物語の中心人物とほとんど関わりがない時点で、緊迫感に著しく欠けてしまう印象を受けてしまうのですね。

    その視点で見てしまうと、どうしても「他人事」という印象が強くて、謎や犯人探しにもあまり興味を抱けませんでした。

    ただ、赤堀や岩楯といった中心人物は面白いキャラクターですし、法医昆虫学といった特殊な要素がなかったとしても割と楽しめた内容だったかも、と思ったりします。そうすると、本作の軸となる法医昆虫学の存在意義が問われてしまうかもですが……それ故に、もう少し劇的に「さすが法医昆虫学!」という要素がほしかったところです。

  • 昆虫から事件解明の取っ掛かりを調査するというだけで、読む価値は十二分にある。参考文献の「死体につく虫が犯人を告げる」(著マディソン・リー ゴフ)を先に読んでおくとより楽しめる。この本だけでも十分面白い。 主人公の赤堀准教授のさっぱりした物言いや虫を追いかけている様、岩楯捜査官の毒舌交じりの尋問は爽快である。 犯人や容疑者との腹の探り合いをしながら、読者である私たちも犯人を考えていくというものではないのでそこはご注意。 もちろん虫や腐乱死体の描写もあるのでご注意。 この話がドラマになったら絶対に見る。

  • デビュー作は少し硬い印象だけが目立ってのめりこめなかった印象でしたが、この作品は良かった。
    昆虫から捜査に端緒を向けて、ミステリの面白さと捜査小説の面白さがあり、なおかつ被害者の人となりを探していくと被害者の物語が浮かぶ。
    いろいろな意味でナチュラルに面白かった。

  • 放火殺人が疑われるアパート全焼事件で発見された焼死体の腹腔には、巨大なウジの球体が蠢いていた。日本で初めて法医昆虫学が捜査に導入される。
    虫の生態が丁寧にリアルに説明されているので、想像しただけで虫嫌いには言葉どおり虫酸が走りそう。斬新な設定にサスペンス要素もたっぷりで、登場人物の個性が強調されてくれば、楽しみなシリーズになりそう。

  • 面白いけど気持ち悪いけど面白いw
    最後の方は展開が気になって虫の気持ち悪さ忘れて没頭しました!
    赤堀先生と岩楯さんが個人的に好みの関係性なので、今後進展するかどうかwktkしちゃう。
    とりあえず岩楯さんは早く奥さんと別れなよっw
    ww

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