NO.6〔ナンバーシックス〕♯9 (講談社文庫)

  • 講談社 (2014年7月15日発売)
3.88
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784062778923

作品紹介・あらすじ

炎に包まれた矯正施設から、命がけの脱出を成功させた紫苑とネズミ。イヌカシらに力を借り、意識を失ったネズミを病院に運んだ紫苑は、かつて地下世界の住人・老から託されたチップを医師のパソコンに差し込んだ。すると――理想都市NO.6を支配していたのは、誰なのか。崩壊と再生の物語、怒涛の最終章!


崩壊と再生の物語、いよいよ完結!

炎に包まれた矯正施設から、命がけの脱出を成功させた紫苑(しおん)とネズミ。イヌカシらに力を借り、意識を失ったネズミを病院に運んだ紫苑は、かつて地下世界の住人・老(ろう)から託されたチップを医師のパソコンに差し込んだ。すると――理想都市NO.6を支配していたのは、誰なのか。

※本書は、2011年6月、小社より刊行された単行本に加筆・訂正したものです。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

崩壊と再生をテーマにした物語が、いよいよ完結を迎えます。主人公の紫苑とネズミの命がけの脱出劇は、緊迫感と感情の深さを持ち合わせており、読者を夢中にさせる魅力があります。多くの感想からは、登場人物への愛...

感想・レビュー・書評

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  • はぁぁぁ…終わってしまった…夢中になり過ぎて夢に出て来たので強制中断したNo.6。もう、登場人物全員好き過ぎる。ネズミと紫苑が尊過ぎる。
    最後はどんどん駆け足になっていって、3時間くらいで読み終えてしまいました。
    すごく好きな世界観でした。
    ほんと、私なんぞが知らないだけで名作って無限にあるんですね。
    その世界に入ってしまうと、会えなくなるのが寂しいんです。
    言葉にすると、めっちゃ気持ち悪いわたしですが。

    『再会』ももちろん積読してありますので、楽しみです!

  • 最終章!
    ストーリーは好きだし面白いと思った
    読みやすいし感情移入しやすいが、もう少し最後に盛り上がりが欲しかったかなあ
    アニメや舞台ではどうなのか
    続編があるらしいので、もちろん次へ!

  • No.6内に戻ったあとはパタパタとあっさり終わった感があり、少し物足りなかったラストになりました。
    今まで主観をもってきたキャラクターがあまり登場しなくなってしまったのもさみしく思いましたし、崩壊後ももう少しだけでも描写してほしかった。

    結局はたくさん血は流れましたが、紫苑が踏ん張って良い都市にしていくこと、ネズミと森のカミが納得できる未来になってほしいと願います。

  • 作者が当初描きたかったのは「社会」についてだと思っていたのだが、私が読み間違えたのか、あるいは作者の気が途中で変わったのか、気づくと少年二人の「関係」の方に重きが置かれており、既定路線で話が進んでいくのも相まって、読み進めるほど気持ちが離れていった。
    最終巻ではもったいつけていた設定の説明に多くが費やされるが、そこまで引っ張るほどの内容とは思えなかったのも残念。ポエミーで大げさな言い回しは設定の薄さをカバーするためのまやかしに見えたのだが、たぶん、そんなことより、キャラへの愛着を持てなかったことが、ハマれなかった何よりの原因な気がする。

  • ついに読み終わってしまった
    少年同士の友情でも愛情でもない形容し難い関係が甘美で眩しかった 

    言動が粗暴なのにどこか美しくてつかみどころがなくて、いつか目の前からいなくなってしまうであろうネズミに惹かれる気持ちがすごく分かる

  • 昔途中まで読んでた話。続きが気になって大人買いして読んだけど、やっぱ面白い

  • 最後のアレは必要だったのか? 中途半端なBL感なら、無い方がいい。やるならもっと、バーンとやってほしい。
    駆け抜けるストーリーは面白かったのに、全体的にくどい言い回しと、じれったいBLが残念。

    紫苑がたまに違う顔を見せるのは何だったのか?説明ないまま?そりゃないよ~。

  • 遂に最終巻。NO.6が如何にして創られたのか、エリウリアスとは何者なのか、ネズミは…等、残された謎が語られてゆく。
    矯正施設に潜入するまではあれだけ緻密に描かれてきたのに、最後の月の雫の崩壊は呆気ない。『THE MANZAI』にも感じたことだが、あさのあつこの作品は感情を入れ込んで書きまくり、最後には息切れして終わりを焦る書きぶりが多いような気がする。世界観の設定は面白いのに、読破後の残念感が否めない。

  • あさのあつこさんの【NO6】第9巻、最終巻。長い戦いは遂に終盤戦に突入し、幕を閉じました。が、ここまでの惹き込まれるようなストーリー展開ではなく最後は本当にらあっけなく終わってしまった印象です。もう少し盛り上げて欲しかった感が残ります。

  • 小学校の図書室で読んだ本、再読。
    内容は全く覚えてなかったけど、この本がどこの本棚にあったのか、どの席で読んでいたか、どんな気持ちでよんでいたのかは、しっかりと覚えている。
    小学生の頃は、紫苑とネズミのような名前をつけられない2人の関係性には出会ったことがなかったから、すごく衝撃を受けた記憶がある。

    文体が、一つ一つずしりと重いイメージ。だからこそすぐに読める量なのにこんなにちびちび読んでしまった。アメリカンジョークみたいな言い回しが多く出てくるので、登場人物は少しキザな印象をもつ者が多い。

    登場人物一人一人が濃くて、読めば読むほど愛せてくる。
    ただ、筆者は容赦なく登場人物を殺しにかかるから、びっくりした。「こいつは生き残る」と思ってた人たちがバンバン死ぬ。筆者の覚悟を見た。

    終わりは、我々に想像の余地をこれでもかというぐらい残してくれた。個人的にはもう少し細かく書いてくれても嬉しかった。

    ネズミと紫苑、陰と陽、二つの魂の物語だった。

  • ★4.5
    名作なのは知ってた。ずっと読んでなかったこなかったことをとても後悔した。
    ディストピア小説の金字塔!って感じ。
    ストーリーも分かりやすいし、キャラも立ってる。
    一人一人の生い立ちとか、経験とか、すべてがギュッと詰まってて。でも紫苑に会ってみんな自分の感情がぐるぐる分からなくなって、紫苑は紫苑でネズミ達に会ってすべてがひっくり返って、そんな中で自分も揺らいでいく。

    紫苑が自分で気づかないまま闇に落ちていく過程がいい。ネズミはそれを間近で見て、感じで、心動かされたあの純粋無垢な紫苑に戻って欲しいと願う。そんな自分が嫌になる。

    NO.6はただの実験施設だったんだね。
    人が人を支配しようとするその過程。
    泣きはしなかったけど、正しいことってなに?とか、仲間を守るためなら人を殺めていいのか?とか、基本的な、でも根幹的な問いかけが多い本でした。

  • 寄生虫は、自分が生きるために宿主の行動を変える。危険なことは冒さず、穏やかに過ごす。そう言う人間になる。
    ネズミは主人公をどこか恐れているような描写があったし、物語の途中でも主人公の狂気が垣間見れる箇所もある。
    と言うことは、主人公の穏やかな性格は生来のものではなく、寄生虫によるものだったとしたら…。そう考えると、背中がぞくりとする。

  • No.6を瓦解させた正体が現実に存在しないものなのはちょっと悲しいけど、登場人物たちが魅力的すぎるので⭐️5をつけざるを得ない。

  • 理想郷を描く
    誰かの理想と
    誰かの理想が
    交わることはないからこそ
    理想を形にした都市は
    そこに住んでいる人
    全ての理想にはならない
    誰のために
    誰が理想でいられるのか
    理想が叶わない時に
    何ができるのか
    理想が叶わない時に
    破壊し
    新しく再生する
    再生するために
    誰が何をどこへつながっていくのか

  • #8からあっという間に終わった。

    物語は終結かも知らないけど、
    あの世界はリスタートしたんだなと。
    碧空か。
    その先が気になる。

  • 二人の脱出を信じて待つイヌカシたち。そして瀕死のネズミを抱えての帰還。そしてネズミを救うため再びNo6へ。No6の崩壊とネズミの歌、納得の幕切れ。

  • え??????

  • ミュージカルがきっかけで再読したシリーズが読み終わりました。
    来月には続編も出るということで、待ちきれません。

    ネズミの戦いは終わり、紫苑の戦いが始まる。
    ネズミは去り、紫苑は留まる。
    対照的な2人が一緒にいる物語でしたが、その2人の未来はやはり対照的なのですね。

    No.6そのものは今の人類も向かう可能性がある未来だと思っています。
    徹底した管理社会というのは理想を追い求めた先にあるものなのでしょう。
    理想を追い求めるが故に人を忘れ、人を管理することを追い求める。
    現実の未来にもありそうな話だと思っています。
    それを止めるにはどうすれば良いか、そう作者に問われている気がします。
    初めて読んだ小中学生の時に感じたわくわくは今も感じますが、大人になった今読むとどう社会や政治と関わっていくべきか考え込んでしまいます。
    文章もストーリも読みやすいですが、投げかけられる問題はとても難解です。

  •  「再会」の出版を知らずに読みはじめたので、読み終わった今、続編のために5月末までタイムスリップをしたい気分。

     都市規模の話
     ネズミと紫苑の話
     この二つが最後に無理に交差させられてしまって、色々とぶった切られたよう。
     そこが、この釈然としない気持ちの原因だろうか。

     街に住む一人一人に焦点を当て、ディストピアや蜂の恐ろしさを強調する描写があったのなら、最後の方も名もなき市民の姿を丁寧に描いて欲しかった。暴動が紫苑の「待て」で収まるのもやや不自然だ。

     そして、ネズミが去る必要性、本当に「紫苑のことがわからないから」くらいしか理由ないんじゃないだろうか。(森の民として約束した以上、街に残って再建を見守るべきでは...?

     「再会」を楽しみにしつつ、外伝も読んでみます!

  • No.6の破壊、ネズミとの別れ。ウーーム

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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