オメガ 対中工作 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 287
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779036

作品紹介・あらすじ

アフリカの闇市場に出回る武器の多くは、中国の密造品…密輸ルートを探る警察庁諜報課・榊冴子が見た日本とアフリカの意外な関係とは

感想・レビュー・書評

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  • 著者の反中・嫌韓の思想を登場人物に語らせているのが少し鼻につく。
    物語の展開もうまくない。

  • スパイ合戦はわかるが 話はつまらなかった

  • 小説風ノンフィクション風。こういうことがあるんじゃないのみたいな感じで書いているが小説としては中途半端だし、一応小説なんでノンフィクションとしては成立しないし、なんとも中途半端な本。

  • このシリーズは対中国に関する話題が多い。タイムリーな外交問題も取り上げつつの展開は中々良い。が、著者の思いが一部強い気がする。
    一作目の方が自分としては好き。

  • 50出た!いつもの彼の国嫌いがいっぱい!

  • 『オメガ 対中工作』/濱嘉之

    本書をもって、初めて、著者の作品を読みました。
    シリーズものの第二弾ですね。

    タイトルにあるように、中国を舞台にして、日本、アフリカをはじめ、世界各国を股にかける、諜報員をテーマにしたスパイ小説。
    傭兵とか、警察もの、スパイものにハマった一環で、色々な作者の同種の作品を読んでみたいと思い、手に取ったのがきっかけでした。

    諜報工作員の榊冴子がコンゴの襲撃現場でみたカラシニコフ銃は、どれも、中国製の不正コピー製品だった。
    そんなところから物語が始まります。
    物語も勿論ですが、中国、韓国、北朝鮮に対しての見方も変わるやもしれません。(←多分に、著者の主観が入っていると思われます。)
    実際に、日本人のエージェントをはじめ、諜報の世界がどうなっているのか、興味を掻き立てられる作品でした。

  • 諜報課工作員の榊冴子がコンゴの襲撃現場で見たカラシニコフ銃は、どれも中国製の不正コピー製品だった。中国の武器製造会社は今、どのように金を集めているのか。地下世界の実態を調べ上げ、揺らぐ共産党支配下の大国の急所を狙うべく、闇を駆ける日本人エージェントたち。彼らが見た現実とは。

  • 著者の日本版工作員物の2作目になるのだろうか?
    前回よりも内容は面白かったように感じた。
    ただ、主人公と思われる女性工作員の作品における位置付けがよく分からない。
    この著者のレビューでは繰り返しになるが、時間つぶしに読むにはちょうどよい。

  • 官房諜報課の3人。
    榊冴子、土田正隆、岡林剛が ストーリーをつくっていく。
    連携性があるようでないような感じになっていて
    物語のバラバラ感が否めない感じがする。
    ようするに、物語の流れが多すぎて、
    連携性があるようでないので、盛り上がらない。
    青山望シリーズのような連帯感と協力がない。

    この三人の中では、岡林が興味を引く。
    武術に秀でており、チャンピオン。
    今回は 人脈つくりだけで、武術が使えなかったのが残念。
    それにしても、実におもしろい ビジネススキームだった。
    真珠をつくることから始めるのだが、
    そのパートナーが 公安の責任者。奥さんを社長にする。
    真珠、逆浸透膜を使って、海水の浄化、そしてシジミを養殖する。
    その逆浸透膜技術は、ブラックボックスがあって、
    簡単に 中国人がマネをすることができないようにしている。
    また、それを解析しようとすると、自滅するように設計。
    この発想が リスク管理も含めておもしろい。
    楊鈴玉が、紅2世代で、魅力のあるオンナに描かれている。
    岡林を誘惑しようとするのがいい。
    ハニートラップなのか迷うのがおもしろい。
    諜報課が ペンシュラのスイートを年間予約している
    というのが、それまたスゴイですね。税金の無駄遣い。

    そのパール養殖会社を基礎として、株式上場させて
    理財に投資させる。そのやり方も大きい。
    諜報課は、公務員のはずだが、アルバイトを認めている。
    まぁ。やりたい放題ですな。

    榊冴子も、中国製の銃のルートを探して、
    ロシアとアフリカを動き回る。
    まぁ。この仕事と岡林の仕事を結びつけようとするのが、
    無理があるのだよ。
    もっと、榊冴子にフォーカスしたほうがいいかな。
    まぁ。題材はおもしろいが 物語に飛躍がありすぎて、
    失敗作となっておりますな。

  • 中国恐るべし。

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著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。主な著書に「警視庁情報官」「ヒトイチ 警視庁人事一課監察係」「院内刑事」シリーズ(以上、講談社文庫)、「警視庁公安部・青山望」「警視庁公安部・片野坂彰」シリーズ(文春文庫)など。現在は危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍中。

「2022年 『プライド 警官の宿命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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