怪盗グリフィン、絶体絶命 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2014年9月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784062779098

作品紹介・あらすじ

「あるべきものを、あるべき場所に」が信条の怪盗グリフィンに、ニューヨークのメトロポリタン美術館にある贋作のゴッホを、本物とすり替えてほしいという奇妙な依頼が。しかし、それは巧妙な罠だった。グリフィンは次に、国家の威信をかけた「盗み」を引き受ける羽目に。どんでん返しが連続する、痛快冒険活劇!

みんなの感想まとめ

巧妙なトリックと緊迫感あふれる展開が織り成す冒険活劇が魅力です。怪盗グリフィンは、「あるべきものを、あるべき場所に」という信条を胸に、ニューヨークの美術館で贋作のゴッホを本物とすり替えるという奇妙な依...

感想・レビュー・書評

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  • 小気味良い展開の冒険活劇。絵画掏替に始まり,ボコノン共和国潜入,将軍の屋敷から人形を盗出す任務を強要される。罠と陰謀。銃撃戦・車椅子暴走など迫力があり,呪人形を巡るペテンや駆引きが面白い。

  • 怪盗ものはそれほど食指が動かないな〜まあでも法月先生だし読んでみましょうかね…と、偏屈な本格フリークは、不遜な態度で読み始めたのですが。が。

    何よこれ…お…面白いやないの〜〜!!!(悶)

    「あるべきものを、あるべき場所に」を信条とする怪盗グリフィンが、奇妙な依頼の遂行を達成しつつ、その依頼を行うことで破られるはずの自らのポリシーを守ってみせるという、トンチのような前半戦。

    そして、呪いの人形に秘められた秘密の真相が二転三転しながらも、やはり最後には自身のポリシーを守り切ったグリフィンの雄姿が眩しい後半戦。

    意外な人物の意外な正体や、最後の最後でこれまでに構築してきたトリックに関わる価値観を瓦解させるグリフィンの容赦ない指摘など、特に後半はページをめくる度に新しい展開が待ち受けていて、非常に読み応えがありました。うおお〜どこで休憩挟めばいいんだ〜!と興奮しながら読み終えて、気付けば22時@職場。


    今でこそ「本格!密室!嵐の孤島!見立て!」って鼻息荒くしてるけど、そう言えば昔はホームズよりルパン派だったもんなあ…私、こういう冒険活劇大好きじゃん…と、図書室の常連だった小中学生時代が懐かしく思い出されるのでした。


    自分の主人が所有しているゴッホの【本物】の絵と、メトロポリタン美術館に展示されている【偽物】を交換して欲しい、と言う奇妙な依頼人が訪問したその時から、怪盗グリフィンの一世一代の冒険活劇が幕を開けた!上手く依頼を果たし終えたとグリフィンが確信した次の瞬間、彼は協力を仰いだ友の窮地を救う為、ある「盗み」の依頼を受けることになる。しかしそこには、アメリカ合衆国の威信をかけた思惑が隠されていた!

  • 冒険譚のようなものは久しぶりに読んだが、案外面白かった。最後まで遊び心を感じたのは良かったが、物足りなさを感じるのは好みの問題か

  • 楽しい
    ヤング向けの作品としてのレベルは高いなあ
    さすが法月綸太郎という感じではある
    しかし、法月綸太郎の作品のレベルとしては平凡だし、らしさが出ているとは思えない

    こういう試みはあまり魅力を感じない
    逆だと思う
    YA作家が突然傑作を発表したら、驚いて飛びつくが、逆だと、ふうん、で終わってしまう

  • どういうテンションで読んだらいいかわかんなくて、雰囲気が掴めないまま読み終わってしまった。

  • 法月綸太郎シリーズじゃない法月綸太郎を読むのが、
    多分昔読んだ『密閉教室』以来くらいのものすごい久しぶりなので、
    こんな感じのコンゲームものも書くの?!という驚きがあった。

    「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」というコンセプトの
    ミステリーランドから出ている子ども向けの本という事もあって、
    目まぐるしい場面転換とストーリーの起伏で、飽きさせないしどんどん読み進められる。
    キャラクターの名前の遊びごころなんかもあって、翻訳者あとがき(!)まで、
    茶目っ気たっぷりですごく面白かった。
    ちょっと目まぐるしすぎて振り回された感じもあるけど、
    子どもが読むならこれくらいピンチと見せ場がくるくるあった方が楽しめるのかも。

    だましだまされ、スリル満点、アクションありーの、謎の妖術師ありーの、
    呪いのアイテムありーのと、子どもの冒険心をくすぐるものてんこ盛り。
    でも、ちゃんと本格らしい謎解きもきっちりあるのが法月綸太郎。

    おなか一杯楽しめました。

  • ワクワクしながらあっという間に一気読み。子供向けに書かれた作品とはいえ、目まぐるしい展開に脱帽。
    頼子のためにとか一の悲劇とはまた違う法月綸太郎作品に出会えた。面白かった。ただ、名前がややこしい...(ノД`)

  • 初読みの作家さん。色々おもしろくしようとしてるんだけど個人的には空回りの印象f^_^;名前が複雑過ぎておばちゃんにはついていけなくて何回も読み返してしまいます。土偶入れ替えも結局、誰が誰の土偶を持ってた⁉️って感じです。小節の区切りも短くてそこも読み返してしまった。とはいえおもしろくないわけではなく、後半からは怒涛の一気読みでした☆ただあとがきが…ああいう手法はイマイチ…はぁそうですかって感じで個人的には鼻白む感じです。

  • 怪盗らしく活劇エンタメ。面白い。潜入してトリック仕掛けてピンチに陥るけど実は計算済みだったりで最終的に目的を果たすっていうと海外ドラマの「ホワイトカラー」思い出すなー。あれは詐欺師だけど。訳者あとがきに一瞬アレ?ってなった(笑)それなら冒頭から作り込んでおいてほしい。

  • 元は「かつて子どもだったあなたと少年少女のため」のミステリーランド。法月さんはきっと怪盗ものを読んで育ち、今の少年少女にもその楽しみを味わってほしかったんだろうな、なんて読みながら思いました。「あるべきものを、あるべき場所に」が信条のグリフィンは実際は自分で言うほど完璧ではありません。題名どおり何度も絶体絶命に陥ります。そんな情けなさもここではかえっていいのだと思います。ワクワクドキドキというよりはテンポよくサクサクとですが思いがけないどんでん返しもあったりしてかつての少女である私もとても楽しめました。

  • まるで海外の作家さんが書いたような小説で面白かった。
    出てくる人のネーミングもクスッと笑える。

  • 「あるべき物を、あるべき場所へ」が信条の怪盗グリフィンが、カリブ海の小国を舞台に、頭脳戦と心理戦を繰り広げ、活躍する話。サクサク読めて、ストーリーも文章も簡単なのに、終わりが読めない。一言で状況が逆転する、騙し騙され合うその痛快さが面白かった。

  • ライト・シング、ライト・プレイス〈あるべきものを、あるべき場所に〉
    が信条の怪盗グリフィンの冒険活劇。
    怪盗映画さながらに華麗な手腕で幾多の危機をすり抜けていく。
    海外小説の訳者あとがきという形でオマージュ元を披露したり
    キッズ達を読書の世界に引き込む工夫が感じられた。

  • いいねえ、これ。本格じゃないけどいい。
    ザッツエンタテイメントって感じの小説だな。映画化希望。映像化しやすい小説だと思う。

  • 王道の展開で面白かった。スピード感もあるし、どんでん返しも見事に決まってる。締め方も粋で良い。

  • 児童向けとどこかで聞いていたが、途中でだいぶ小難しい展開に。
    展開が目まぐるしく、どんでん返しが多すぎて段々驚きを感じなくなってくる始末笑

    後書きも…どういうことだ?この作者は初めてだったのですが、たぶん流れに少しついて行けていない。

  • 2016/9/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2019/11/21〜11/24

    久しぶりの法月作品。メフィスト連載時には、いずれ読むだろうと読み飛ばしていた。これまでの作風とは違ったファンタジー風冒険譚?的作品であった。が、随所に謎解き要素もあり楽しめた。続編もあるようなので、再会を楽しみにしよう。

  • 久々の法月作品。面白そうなので読んでみた。ハードな作品が続いたせいか、なんか物足りない。面白いのだが、、、なんか中学生向けの冒険小説だな(笑)デザート感覚で軽く読んでください。2015/9読了。

  • このミスベスト10、2007年版8位。軽妙なタッチで好みのタイプだけど、前半はなんかテンポが悪くて、突っかえながら進む感じ。後半はテンポ上がってきて、サクサク進むようになる。意外性のある展開でどん伝返しの連続だけど、どん伝返りすぎて元に戻ったり、結局よく分からんようになってくる。「考え方が360度かわりました」みたいな。まあ、読後感は良いです。

  • 怪盗もの、心惹かれます。
    児童向けなのでハードな場面はなく楽しんで読み進めることが出来たし、挿絵がのほほんとしていて可愛らしかった♡
    グリフィン君、何度も窮地に陥るけど頭脳で乗り切るところがカッコいい!
    偽の花嫁との今後もどうにかなって欲しいので続編期待です。

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著者プロフィール

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。88年『密閉教室』でデビュー。02年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞し、「このミステリーがすごい! 2005年版」で国内編第1位に選ばれる。2013年『ノックス・マシン』が「このミステリーがすごい! 2014年版」「ミステリが読みたい! 2014年版」で国内編第1位に選ばれる。

「2023年 『赤い部屋異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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