えんじ色心中 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2014年9月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784062779159

作品紹介・あらすじ

ライターの収入だけでは満足な生活を送れない久保は派遣会社から紹介された職場で働き、糊口を凌いでいた。マニュアル作成の仕事を受けた久保だが、納期に追われて派遣の仕事との両立が難しくなる。折しも16年前の殺人事件が再注目される時、窮地に陥った久保の脳裡にあの光景が重なる。かつてない閉塞感を最大圧縮した凄絶作品!

みんなの感想まとめ

社会の厳しさと個人の苦悩が交錯する物語が展開される中、主人公の久保はライターとしての生活に苦しみながらも、派遣の仕事を通じて社会にしがみついています。彼の生活は一向に改善されず、16年前の殺人事件が再...

感想・レビュー・書評

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  • 真梨幸子さんのデビュー後第2作目。ライターをしながらマニュアル作成で、なんとか社会の一端にしがみついている久保。

    それでも生活が苦しく、派遣会社にも登録するが、なぜか生活は苦しくなるばかり。そんなとき、16年前の殺人事件が注目され、久保は自分を思い出してかけるが。

    いまやイヤミスの大家とも言える真梨さんだが、この作品はイヤミスというより、社会派サスペンスに近いかな。

    でも、単なるミステリよりもサイコパス系を得意とする真梨さんの原点のような気がする。この閉塞感、絶望感は他では味わえない。

  • 作者買いした一冊。

    決して面白くないわけではないのに、作者買いしたことから辛口評価になってしまいました。

    もう少し期待していたのに。。。

    真梨さんファンが購入すると、少し物足りなく感じる作品になるだろうなぁ。

  • 真梨サン 初期作品!
     ※'05年発表→'14年やっと文庫化作品

    グイグイ渦の中に巻き込まれ、
    抜け出せず、
    中心に引き込まれていく感覚がした(@_@;)
    うず潮的な……満足(*´艸`*)

    真梨サンは、やはり初期も真梨サンなんだな〜♪

  • 過去の事件が取り沙汰される中、フリーライターの久保と小学生の男の子と女の子の話が入れ替わりで展開される。
    最後、どんな風になっていくのかと思ったけど、ちょっと複雑にし過ぎな気もする。
    驚きもないし、そうだったのかっていう感じしかなかった。
    前半が混乱しただけに、ちょっと期待はずれだったかも…

    2023.3.20

  • 真梨幸子初期作品。それ故にか読みにくさが否めず、読了までになんだかだらだらと時間をかけてしまった。結論・種明かしをギュッと凝縮し、そこにいたるまでを2つの時間軸を行き来しながら辿っていく。構成やネタとしてさすが真梨幸子だなあという節もあったが、読了後の後味としては正直に、わかりにくかったなあ、と。

  • 派遣と下請け、受験戦争、昔の事件。わかりづらかったのが最後に全部つながる、が。デビュー2作目とのこと。

  • うーん、真梨サンにしてはイマイチだったかな。
    いつものエログロなイヤミスじゃなく、鬱鬱とした感じ。

  • 湊かなえ以外のイヤミス作品も読んでみようと思って買ってきた。
    この作品のフリーライターのように、自分も気付いたら身動きできない状況に陥る可能性があるということは、普段から考えていたことなので、すごく親近感が沸き、どんどん読み進めることができた。

    読み始めてからこの作品の評価が低め(☆2後半)なことに気づき、もしや色々な謎が作品中では解説されず、読者が考えろ系かと不安に思ったが、ちゃんと謎が解かれていたのでひと安心。

    最後の解説の冒頭で、この作品は「イヤミス」とは違う的なことが書いてあり驚いた。確かに謎が解けてスッキリしている自分がいるので、イヤな読後感はあまりない(笑)
    まあどちらにしても、私はこの作品は好きです。

  • 2017年、17冊目は真梨幸子。

    あらすじ:派遣社員と二足のわらじを履く、フリーライターの久保。若さにまかせ、連続の徹夜で二つの仕事をこなしてゆく。そんな時、16年前のエリート中学校と進学塾にまつわる「西池袋殺人事件」が再びクローズアップされ始める。彼もまた、その進学塾から、エリート中学校に進んだ人間だった。

    読ませる力は充分にあったが、クライマックス、オチは……。多くの登場人物と、複雑な人間関係。ソレがスパッと解決されるモノではない。また、真梨幸子流のイヤミスを期待すると、手元で変化して、的を狂わされるといった感じ。

    全体的に覆うのは、えんじ色と言うより、ダークグレーな空気感。特に主人公の台詞は「」括りがナイので、心情なのか、発せられた言葉なのかの判断が難しい。おそらく、その辺は作者の狙いだろうが……。

    デビュー二作目。真梨幸子の原点と考えると興味深い点も多々ある。キーワードを挙げておきましょう。「(ローリング・ストーンズ)ブライアン・ジョーンズの死」「新興宗教」「月刊グローブ」他の真梨幸子作品と地続きな原点と捉えるのも、また、一興。

  • サクサク読めたんだが、疲れた。 なんか、みんなちょっと歪んでる。主人公がどう事件に絡むのか、彼女がどうなったのか・・ 最後が駆け足っぽかったかな。

  • 真相の章までは『誰がどの人?』と思いながら読み進めるペースもめちゃくちゃ早かったけど、真相の章に入る直前から混乱(笑)
    理解は出来たけどモヤモヤは残る。

  • 頭、こんがらがるー!!www

    デビュー2作目だったけど、文庫化されたのが9年後というね…w

  • ドロドロ感が少ない。シンプルにあまり面白くなかった。幽霊とか出てきて冷めた。

  • 大好きな真梨幸子さんの小説。これはほかの「イヤミス」と呼ばれる小説より、嫌な感じはしない。なかなか面白かったが、時間軸が行ったり来たりするのと、誰がどれなのか?が途中でこんがらがってしまったので★を減らしました。
    派遣でデータ処理をしている派遣社員の中でほかの人のミスをカバーして残業したりとかの場面が、なんだかどろどろしていて真実味がありました。

  • むちゃくちゃな仕事だな。

  • 2018.4.14

  • 2005年に刊行された、真梨幸子作品の2作目。「イヤミス」という言葉も無い頃の作品で、「イヤミス」を期待するとちょっと地味な内容に思えます。
    全編、ひたすら沈鬱な雰囲気が漂い、一応意外な結末は用意されていましたが、そこにはほとんどカタルシスが無いような感じです。
    詠み終わり、この感じ、何かに似ている、と思い出したのは、2004年に日本で公開された韓国産ホラー映画『4人の食卓』を観終わった時の感じですね。ストーリーは全く違いますけど、両方とも終始陰鬱だし、過去の事柄の現在への関わり方とか、幽霊が出てくるけどそれが単なる脇役であるところとか、結構似ています。
    この作品の中で、結構マニアックなホラー映画のタイトルが出てくることから考えると、作者の真梨幸子さん、かなりホラー映画に詳しそうです。ホラー映画好きということならば、『4人の食卓』が元のイメージとしてあったかもしれません。
    それはともかく、非正規雇用で働く主人公の男性の、ホームレスとして生きるという逃げ場所も無い、という行き詰まり感の描写が、自分のように非正規雇用で働く身には読んでいて中々辛く、普通の「イヤミス」よりも、よっぽどイヤーな気分になれましたよ。

  • 2017年2月1日読了。
    2017年20冊目。

  • 暗い暗い感じ。告白を何ヶ月か前にみたので、解説でこれがイヤミスと言われる部類だと知る。救いようのない嫌な感じを残すミステリーということか。もうちょっとあっという部分が欲しかった印象。

  • なんとなくスッキリしない後味。
    まだデビューして間もないからか。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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