働き方は「自分」で決める (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779418

作品紹介・あらすじ

・“働く”ことに殺されてはならない。
・組織に入らず、起業もしない就職だってある。
・他人を使わず、使われないで生きる。
下流でもなく、ホリエモンでもなく。草食でもなく、肉食でもなく。僕たちがつい当たり前だと思ってしまう「会社に雇われて働く」という生き方は、時代に限定されたものに過ぎない。いま最も支持を集める29歳の気鋭の社会学者が若き起業家たちの生態系に飛び込んで、若者たちの働く意味を考える。単行本『僕たちの前途』改題・大幅改稿! 文庫版オリジナル特典として、人気ロックバンドSEKAI NO OWARIとの対談を収録!(電子版には特典は収録されていません)

感想・レビュー・書評

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  • 20-35歳くらいの人にお勧めしたい、若者の仕事観や人生観の本。古市さんの語り口がおもしろく、すらすら読める。
    夢を諦められない若者と、実力主義とはいっても幼少の教育環境や「努力できる」性格などの見えないトランポリンが強烈にはたらいている現代社会。ドラゴンボールよりONE PIECEが受け入れられる「仲間」重視のライフスタイル。などなど、20歳代の友人に読ませて感想を聞きたくなる。

  • 3人の若手起業家たちのドキュメンタリーと、これからの日本における「起業」を取り巻く社会環境についての考察が展開されています。また巻末には「SEKAI NO OWARI」との対談が収録されています。

    前半の若い企業家たちのドキュメンタリーは、それぞれの考え方はおもしろく読んだのですが、そこから何か「働き方」に関する一つの考えが結晶化されてくるといった印象はなく、悪く言えば散漫な内容のようにも感じてしまいました。ただ、やはりそれぞれの人物像そのものがおもしろく、世の中には「働くこと」についてこういうふうな考え方をする人もいるのかと、感心させられたことも少なくありませんでした。

    後半の議論は、ヴェンチャーで成功を夢見る若者の意欲に水を浴びせるような印象もあるのは事実ですが、「働くこと」を取り巻く現実を踏まえた上で、一人ひとりが自分自身にとって「働くこと」の持つ意味を自覚し、その上で働き方を選ぶべきだという主張は、きわめて真っ当だと思えます。起業を夢見る読者にとっては、みずからの「成功」のイメージが硬直化してしまっているのではないかと反省するきっかけになるかもしれません。

  • 再読

  • 古市さんが働くことに対してどう思ってるかが書かれた本。どちらかというと学歴がない人が起業したいって言ってることに対して否定的。

    ただ完全否定ってわけじゃないし、ネガティヴ要素を教えてくれるのでありがたい。

  • 多様な働き方が今後も進んでいくといいつつも今だ現状は年功序列、終身雇用が日本はまだしばらく続く。
    そんななか自分のスタンスを考えてみると、その流れに乗りながらも高齢社会を迎えた時に自分ができる仕事を今から考えていかなければと感じた。
    あと、紹介されている起業家さんは働き方が若いからできるのでは、、と感じた。夜中の3時に呼び出されたり徹夜なんて体に限界がある。

    最期の対談の譲れない部分を少なく、最期まで強く持つことが他人と仕事をうまくやるコツに納得

  • 起業はした方がいい、成功する為には良いところを探してそれを追いかけて行くんだ。と言うようなことを言って成功を導こうとしている成功者の本は何十冊も読んだことがあるけど、この本では「今の社会からすると逆に起業は危ないからそこもちゃんと考えた方がいいよ」と言うスタンスで、それを社会学という観点から見ているだけあって説得力がある感じがする。
    それは冷静な判断でいいところもあるのかもしれないけど、しかしやはりそんな冒険心を無くすような物言いは嫌いだ。

    成功者にフォーカスが当たっている反面、失敗者が腐るほどいるのは肝に銘じる必要があるが、自分はその少ない可能性でも突き進みたい。

    自分はバカで良かった。

  • 現代の様々な働き方をする若者に焦点を当て、そこから働き方の多様性について論じた一冊。
    最近「起業」がブームなのか、周りに起業した人も起業したい人もいたため、少しだけ身近に感じることができた。
    会社勤めに慣れてきた頃に読んだため、学生時代に培おうとしていた物事を多様に見る視点について思い返した。これからも会社での文化に染まらず、常に多角的な視点を意識して働いていきたい。

  • タイトルに騙された感じ。いや、まぁ働き方を自分で決めた人達が出てくるのは確かなんだけど…自分の周りの人を紹介してるだけ?社会学というにはなんか狭い。

  • 数年前から注目されてる社会学者の古市さんの本。
    社会学とか全然興味ない人が読むには、読みやすいかもしれないけど、内容が薄かった…
    普通に論文読んだ方が面白そう。
    本の選択ミス。

  • 「いい学校、いい会社、いい人生」というモデルが崩壊して、
    あきらめてしまった人たちと、あきらめきれない人の差が拡大。
    前途を示す地図として、先行世代から与えられた「自由」の中で
    会社に雇われて働く、という働き方ではなく、
    「仲間」と働き生きていく「起業家」というそんな働き方もあるよ。という本。

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著者プロフィール

1985年東京都生まれ。
東京大学大学院博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。株式会社ぽえち代表取締役。専攻は社会学。
若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で注目される。大学院で若年起業家についての研究を進めるかたわら、マーケティングやIT戦略立案、執筆活動、メディア出演など、精力的に活動する。
著書に、『誰も戦争を教えられない』(講談社+α文庫)、『保育園義務教育化』(小学館)、『だから日本はズレている』(新潮新書)、『希望難民ご一行様』(光文社新書などがある。

「2015年 『絶望の国の幸福な若者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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