女神のタクト (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.51
  • (4)
  • (17)
  • (14)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 138
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779425

作品紹介・あらすじ

恋も職も失い、傷心旅行で神戸に流れ着いた矢吹明菜、三〇歳。偶然出会ったi-podを器用に操る老人に託されたのは、瀕死のオーケストラの立て直しだった。濃すぎるメンバーとMっ気満点の気弱なマエストロを束ね、凶暴でがむしゃらな“女神”の崖っぷちの挑戦がはじまる。読んだ人すべてに幸福が降り注ぐ笑いと感動の音楽物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 楽しい小説である。久しぶりに良い時間を過ごした。

  • ユーモア、感動、勇気、奇跡。少しの胸キュン。今欲しいものが全部詰まってた。

  • 関西弁全開の作品を読むといつも、関西人以外の感想が気になります。内容以前に関西弁がひっかかって読みづらくはないのだろうかと心配に。生粋の関西人としては、こりゃもうたまらん。稀にある、読むに耐えない関西弁ではなく、正しい関西弁。

    『拳に聞け!』で魂を射抜かれ、過去の作品に遡り。パンチパーマのオッサンを漆黒のブロッコリーに例えるセンスにもう脱帽(笑)。自信を失ったマエストロが破天荒な女に引きずられてステージに戻る。

    前半はさんざん笑わされ、『天城越え』で涙腺ゆるみ、オーケストラの演奏を文字で読んで完全に涙。好き。

  • 部活とかで音楽をやっていた人にはピンとくるのだろうなぁ。と思いながら読んだ。塩田武士はいまのところ「ともにがんばりましょう」が一番面白かったと思っている。

  • 表紙を見ると女性指揮者の話かと思うんだけど、実はオーケストラのスタッフが主人公の話。
    新鮮ですね。
    実際にオーケストラとかコンサートに出たことのある人は、とても愉しめるかも。
    あと、実際に裏方さんやっている人にもお勧め。

  • 『盤上のアルファ』に続き、塩田作品二作目。割りと早い段階から引き込まれたから良かった!退屈な時間は短ければ短いほどいい。主人公・矢吹明菜のキャラがとても良い。すぐ手を出し、足を出す暴力女w と、内股の世界的マエストロ・一宮拓斗、ブロッコリー別府、ニュージーランド人キオラなど個性豊かな楽団の職員、演奏者たち。特に主人公と別府の掛け合いは爆笑必須!笑いあり、涙ありで楽しかったなぁ^^ 解説者も書いておりますが、自分が知らない世界を知れるというのはホント楽しいですね。今回は楽団運営のイロハ?を知れたのは良かった。一度クラシックコンサートに行きたい!そう思えた作品でした♪

  • 本当に主人公が凶暴(笑)しかし、料理上手だし、うらやましい。主人公の過去がわかった時には涙していた。女神だけど、やわやわな女神じゃない。力強い女神。出てきた音楽を聴いてみたくなった。

  • 「女、三十にして全てを失った。」でも、ちょっと楽しい。旅で出会った老人に頼まれ、報酬欲しさに京都へ。瀕死のオーケストラをなんとかするため演奏会に向け突っ走る。マエストロ、ブロッコリー、松浦さん他…皆キャラも濃く楽しく読めた。何もかも失ったアラサーの行動力はすごい!ちょっと、羨ましい(笑)先が読める展開だけど、テンポがよく、音楽が好きな人達が、音楽に向き合っていく姿がいい。出てきた曲聞いてみたくなった。

    「女、三十にして全てを失った。」

  • 訳あり指揮者と貧乏楽団のお話。

  • 嫌いじゃないんどけどなぁ。
    一人一人のキャラクターは好き。
    だけど自分がクラシックを聞かないだけに、聞きたいっ!て思える興奮がなかったのが残念。そこに期待をしてただけにね。
    明菜の過去より拓斗目線の話がもう少し読みたかった。
    H27.3.23~3.29読了。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

塩田武士(しおた たけし)
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社勤務中の2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。2016年『罪の声』にて、第7回山田風太郎賞受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門で第1位となる。2019年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に、『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『盤上に散る』『雪の香り』『氷の仮面』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』がある。『罪の声』の映画化が2020年公開決定し、小栗旬・星野源の共演が決まっている。

女神のタクト (講談社文庫)のその他の作品

塩田武士の作品

女神のタクト (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする