マンガ版 お料理入門 (講談社のお料理BOOK)

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本棚登録 : 106
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062783965

作品紹介・あらすじ

漫画家えまさんが、料理業界のボン土井先生に料理を習う!料理のツボがよくわかる!爆笑マンガレポート、レシピ&写真つき。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて手にしたであろう、自分に向けて一言。

    (ふふふ…。
    『お料理入門』ってあなた・・・。
    一体、料理歴何年、いや何十年目だと思ってるのよっ!!)

    いいじゃん、別に。←(独り言、いや独り思い、ってとこが怖い。^^;)

    何事も『初心忘れるべからず』だ。
    しかも私は
    未だ料理の出来にムラがある。

    おいしいときもあれば、
    おいしくないときもある。

    いつもおなじよーに作ってるのに、一体何故…?
    (げに奥深き料理の世界!!)

    要するに基本が出来ていないのだ。
    (おそらく)

    だから、この手の類の本は何度でも読み返す。
    (驚く程の学習能力の無さ、である。)

    それにしても
    「ほんだし」は便利だと思う。

    どう作っても煮物、味噌汁はうまくなる。

    料理の手間も半分ですむ。

    ささっとありがたい粉末をスープに振り入れるたびに
    (でも、一番だし、二番だしって・・・)

    と、学生の頃、調理実習で学んだ大変な手間を思い出す。

    本書にも「出汁」の話は出てくるが、
    そうそう、一番だしって、昆布とかつおぶし。
    とても澄み切ったきれいなスープ。

    (調理例はお吸い物、やお澄まし…。そうか、作らない類の料理だ。)

    そして2番出汁は
    一番出汁をとった後の昆布にさらにかつおぶしを足し、もう一度煮立たせてたあとに漉し、様々なお料理に使う。

    そして、その出汁をとった後の昆布も刻んで佃煮に・・・。

    って、これ程の手間を「ほんだし」はひとりで全てやり遂げてくれてるんだな~と、思うと
    それは幸せな事であると同時に
    料理への愛情を忘れてしまう事になってないかな?

    こんなふうに、毎日手間をかけて食材を向かい合っていたら、
    台所は常にほかほかで、
    食卓にはもっと多くの素朴なお料理が並べられ、
    豊かな日々が送れるのではないか?

    などと夢想する。

    本に登場する著者を指導する料理の先生(男性)の、
    料理と食材に注ぐ愛情がたいへん深い。

    考えてみれば日に3度もとらなければならない食事だ。
    そこに惜しみない愛情を注ぎ、手間隙かけて無駄なく美味しく失敗もなく作れるようになれば、
    どんだけ充実した日々を送れる様になることだろうか・・・。


    おなじみの料理がほんの一手間で・・・アィデア頂き、早速実践しております。^^♪

  • 土井先生のおなじみのフレーズ、けじめをつける、いじってはいけません、お米は乾物、などなど出てくる度に、そうそうと頷く私。まな板に対しての立ち方も実践してます。雲ひとつない澄み切った青空のようなお出汁、目指してこれからもお料理楽しみたい。
    漫画と土井先生のお話はおもしろいから星5にしたんだけど、絵の線と字がもう少しきれいだったらな〜。読みにくかったのが残念。

  • お仕事で何人かの料理家さんやフードコーディネーターさんの作ったものを食べてきていつも「上手い!プロはちがう。」と思っていた私なのですが、土井さんとのお仕事は圧倒的にそれらとちがうものでした。

    食べたあと「え?」と思ったんですね。
    「聞き返した」という感覚が近いです。
    これまで食べたことがない料理はひとつもなかったのに
    これまで食べた なにともちがう。
    まず、おにぎりの美味しさがちがった。

    食べたものが生きている。
    料理に空気が含まれている。
    料理がしゃべっている。気がする。

    美味しいですね! というよりも
    なに、これ? どうやってこの味になるの? と聞き返したい感じ。
    だって、作ってるところ横でずっと見てたのに。
    「オイルは飲めるくらいいいものつこてます」とおっしゃってたが
    それだけではもちろんないだろう。

    本気で家庭料理を広めようとしている。
    知識だけを詰め込んだ質問は、よく突き返された。
    例)「ゴーヤの苦さをとりのぞくにはどうしたら?」
    「どうして苦いとダメですか。ゴーヤですよ」


    テレビで見るように、にこやかでスマートで
    ユーモアのセンスのすぐれた方です。
    そして、文章がめちゃくちゃ素敵なんですよ。
    だから、本もすごくいいんです。

    小波田えまさん、かなり土井さんの様子を正確に描写されています。
    表情とかはもちろん、あの間を描けるスキルがすごいです。

  • さっぱりできない料理、しかし興味はある…
    いいとっかかりにならないかと読み始めた本。

    本書に出てくる料理人の土井さんを私は知らないが、調理の方法も、手順の説明をしてくれるところも好ましい。

    少しずつやってみようと思う。

  • 土井先生、やっぱり面白い!そして「なるほど!」と思うネタがいっぱい!!
    読みやすくて役に立つネタの宝庫で大満足な一冊でした♪

    ★唐揚げやカツを冷たい油にいれて強火で揚げる
    ★ナポリタンのケチャップ&ピューレは焦げない程度に茶色になるくらい炒める
    ★調理中はまな板&包丁用の布巾(木綿さらし)を用意しておくと便利。木綿さらしはだしを濾すときや水気を切るのにも重宝

  • 図書館でたまたま見かけ、借りてみました。
    小波田えまさんという方は初めて知りましたが、土井先生は知っています。
    土井先生のあの関西弁が聞こえてくるような特徴を捉えたイラストで、小波田さんがお料理の基礎を教えてもらっている様子を描いています。
    この企画の発端であるマツ姐とはマツコデラックス?

    料理への向き合い方からというホントの入門。でもこれができれば応用が楽になるかも。へぇ、というところもあるし、普段料理してる人にもオススメ。

  • コミック本だけど、私のお料理の基礎になっている大切な1冊。
    「お料理はなるべくいじらない。」この一言が、私はとても好きです。

  • 自己流で料理してたので、知らなかった基本的なことがわかって読んでて楽しい。基本がしっかり出来ればもっと美味しくもっと楽しくなりそう。
    私も土井先生に教わりたい~。
    2010.6.8

  • 理屈から入る料理教室。進化していく宇宙人が笑える。

  • 爆笑!痛快! マンガでよく分かる料理入門 巷に溢れる料理本では分からなかった料理のツボがよく分かる。焼きそばや炊き込みご飯など自己流メニューがランクアップ! 読んで笑える使って役立つ料理入門本

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著者プロフィール

1957年大阪生まれ。料理研究家。十文字学園女子大学特別招聘教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、甲子園大学客員教授。スイス・フランスでフランス料理、味

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