完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)

  • 講談社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062785099

感想・レビュー・書評

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  • メイはガブより弱いのに食べられないように逃げ切れたのが、がんばたなぁと思う。

  • 羊が食べられるかと思った。でも食べられなかった!良かった〜。

  • 息子が夏休みに読んでるので俺も読んでみた。絵本の「あらしのよるに」とその続編6つを収録。なんと難しい話なのだ…とてつもない深い友情を超えた愛の話だし、差別を題材にしてるようにも思えるし…息子がどう読むのかとても楽しみでもある。しかし、「あらしのよるに」だけにしといて続編がなければもっと明快だったのになあ。救いが無いような中、ならなにがベストなラストなの?って考えると、洞窟でメイがガブに身を差し出して終わりか、ガブが雪崩に襲われて終わる、の2パターンがありがちなのかな。でもそこを超えた終わり方は寧ろ凄いし、ラストの「ただふたつの生き物の姿だった」は良かった。

  • このシチュエーションコメディをうまく伝えるために
    読み聞かせの技術がほしい。

  • やぎのメイとオオカミのガブはひょんなことからあらしのよるに出会い大の仲良しになる。しかし、それはやはりそれぞれの仲間から猛反対される。やむなく駆け落ち同然で仲間たちが居ない土地を目指してはぐれて最後は再会という心温まる物語。もともと違う時期に7冊の分けて出版された絵本をまとめられたのがこの完全版のようです。

  • 三度目の再読です。
    深い!

    あらしのよるに小さな小屋で出会ったヤギのメイとオオカミのガブ。
    ひみつのともだちの筈が...。

    野生に生きるもの同士が「生きること」を教えてくれています。
    目の前に自分の大好物があったら、貴方はそれでも食べずにともだちでいられますか?
    この問いが深い。深過ぎる。

    「ともだちとのやくそく」の為に生き抜いたガブとメイ。
    ページを捲る度に、何度読んでもハラハラするし、感動もする。
    名作です。

  • 2016/9月 7歳9ヶ月

  • 7冊分の絵本を一つにまとめた本。絵本のサイズではなく、小説のような装丁。

    有名な絵本のシリーズではあるし、それぞれが一冊できっちりと読める内容なのに、7つ続けるときちんと小説のようになっているということが読んでみてわかった。

    一つとして読んでみると、ヤギと狼がお互いの立場を押し殺して友情をひたすら深めていくのだけれど、それが時折おかしな道中記になったり、泣かせる話になったり、飽きることがないし、内容が被ることがない。
    絵本だと思っていたら、大人が読んでもいいくらいのお話なので、寧ろ子供に難しいのではないかというくらいのもの。
    でも子供に読ませたい話。

  • 「ひどいあらしで、さいあくの夜だと思ってたんですけど、いいともだちに出会って、こいつはさいこうの夜かもしんねえす。」
    ー[あらしのよるに]ガブ

    「こ、こんど、いつ、会うっす?」
    ー[あるはれたひに]ガブ

    「わたしたちだけの、ひみつですね。」
    ー[くものきれまに]メイ

    「だって、お、おいら、いまは、ヤギの肉じゃなくて…。ヤギが…すきなんす。」
    ー[きりのなかで]ガブ

    ぬれてつめたくなったからだに、たったいま、ともだちのぬくもりをかんじた。
    ー[どしゃぶりのひに]

    「ああ、メイ、こんなことになるなら、おいらと出会わなければよかったのに。」
    ー[ふぶきのあした]ガブ

    (ガブに、また会えるかもしれない。)
    そう思うだけで、からだじゅうに血がながれ、力がわいてくる。
    ー[まんげつのよるに]メイ




    嵐の夜に山小屋で出会った
    オオカミのガブとヤギのメイ。
    暗闇で相手の姿が見えない二匹は
    話をしていくうちに友情が芽生える。
    そして帰り際に再会を約束する。
    合言葉は『あらしのよるに』…


    小学生の頃、好きで
    続きが毎回気になった絵本。
    久しぶりに読めて良かった。

  • 年少たんぽぽさんには、少し難しいかも、、
    でも、おおかみのえさは、ヤギのお肉
    ヤギのえさは、草❗
    あらしのよるに友達になったヤギとおおかみ
    まっくらやみでお互いの顔がわからない❗

    あした、会う約束を❗
    あいことばは、あらしのよるに❗

    おおかみはやぎをたべちゃうか?
    友達だから、食べないか?

    わいわいガヤガヤ❗
    あらしのよるに❗と合言葉を繰り返すこどもたち❗
    つづきが楽しみでもあり、ドキドキです

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著者プロフィール

東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。

「2022年 『おでかけ版ごあいさつあそび+ピイちゃんパペットギフトセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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