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本 ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784062787598
感想・レビュー・書評
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2・26事件の陰の首謀者、極右革命家、戦後民主改革の先駆者…今なお評価が分かれる北一輝の思想を、『国体論及び純正社会主義』や『日本改造法案大綱』といったテクストを中心にして内在的に解釈しようとする意欲的な研究書。国家社会主義の旗印のもと、国家それ自体が主権者であるような国家を望み、それを将校のクーデターによって実現しようとした北の思想は、その暴力性を削がれた形で現代日本にも生きていると言えよう。
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[ 内容 ]
「国家」に可能性はあるか!?
独自の社会主義論、進化論、そして革命と改造…その思想の根幹を照射する。
[ 目次 ]
第1章 国体論批判と理想の国家(国体論と北一輝;明治憲法体制をめぐって;「純正社会主義」の目指すもの;道徳と科学主義;「神類」とは何者か)
第2章 理想の国家とは何か(進化論の意味するもの;実在する人格としての国家;有機体としての国家と精神;北一輝とプラトン)
第3章 北一輝と革命(北一輝と戦後改革;北一輝における天皇;平等はいかにして実現されるのか;絶対者をめぐって)
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