大人のAD/HD (こころライブラリーイラスト版)

  • 講談社 (2009年5月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (102ページ) / ISBN・EAN: 9784062789592

作品紹介・あらすじ

不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
《講談社 こころライブラリーイラスト版》

仕事でミスを重ねる、衝動買いが止まらない……。
その問題の原因はAD/HDの行動特性にあるのでは?
生きづらさに悩む当事者の現状、苦しみを理解できる一冊。
日常生活で役立つヒントや支援法も紹介する。

(第1章より)
かつて、AD/HDは子どもに特有の行動特徴だと思われていました。しかし最近では、多くの大人がAD/HDの特性に悩み、仕事上や生活上の困難を抱えていることがわかってきています。
AD/HDの特性の一部は、大人になっても残ります。その現状を、当事者たちの苦しさを、どうか理解してください。

【本書のおもな構成】
《第1章 大人になってもAD/HDは残る》
子ども/多動性・衝動性・不注意に悩む
大人/多動性は弱まり、不注意が際立つ
大人/「片付けられない」のは男性も同じ
大人/女性は多動がみられない人が多い
【事例1】診断を受け、生活が安定したAさん

《第2章 いつも不注意な自分が嫌になる》
仕事の悩み/忘れ物が多く、周囲に申し訳ない
仕事の悩み/上司に意見して、あとで悔やむ
【事例2】転職で不注意を克服したBさん
生活の悩み/家事を効率よくできず、疲れる
【事例3】道具を使って家事をこなすCさん

《第3章 ミスに疲れて、生きる意欲を失う》
関連する障害/ほかの発達障害が併存しやすい
二次障害/うつ病や不安障害などを発症する
【事例4】うつ病をきっかけに特性を知ったDさん

《第4章 互いにねぎらい、赦し合っていく》
田中先生に聞く/大人のAD/HD相談先リスト
【事例5】地域ネットワークで支えを得たEさん
連携/家族やパートナーに伝えたいこと
連携/学校や勤務先への報告は必要か

《第5章 治療法は日々、変化している》
田中先生に聞く/どのような治療が受けられるのか
受診/発達障害の専門医は、多くない
治療/基本は、暮らし方と生活環境を見直すこと
治療/2007年に大きく変わった薬物療法

みんなの感想まとめ

AD/HDの特性を理解し、日常生活や仕事に役立つ具体的なヒントが得られる一冊です。特に、当事者の苦しみや生きづらさを共感できる内容が多く、周囲の理解を深める手助けとなります。構成はわかりやすく、スムー...

感想・レビュー・書評

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  • ASDの診断を受けている自分にadhdの傾向があるのか気になり読了。adhdにはコミュニケーションの問題は目立たないように感じた。不注意や物忘れで苦労している事があまり自分にはないように感じる。怒りや衝動性には共感できる部分が多くあった。周りに話を聞いてくれる人がいると言うことはとても重要だ。

  • 具体的なアイディアが載っていて、とてもわかりやすいです。職場においておいて、困った時にヒントを得るのにちょうどいいと思います。

  • 構成はわかりやすく、一気に読めます
    ただ、2018/05/13現在では情報が古いです
    と言っても薬の情報だけが古いので障害について知りたい場合は読みやすいと思います

    私的には何かと「家族」「会社」からの配慮の記載が多く、配慮が得られない現実が悲しくなります

  • イラストが多くわかりやすいし、読みやすい分量。チェック項目や、具体的にどうしたらいいかがわかる。

  • 発売日 : 2009年05月25日
    定価 : 本体1,300円(税別)
    不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
    《講談社 こころライブラリーイラスト版》

     仕事でミスを重ねる、衝動買いが止まらない……。その問題の原因はAD/HDの行動特性にあるのでは? 生きづらさに悩む当事者の現状、苦しみを理解できる一冊。日常生活で役立つヒントや支援法も紹介する。
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062789592

    【個人的メモ】
    ・ウェブ上の目次に些細な誤植があった(@第3章タイトル)。
     ×「ミスに疲れて、生きる 意識 を失う」
     ○「…… 意欲 ……」


    【目次】
    まえがき  [001]
    目次  [002-005]

    田中先生からのメッセージ 
      1  006
      2  008
      3  010

    第1章 大人になってもAD/HDは残る 011
    [子ども] 多動性・衝動性・不注意に悩む 
    [子ども] 脳機能不全や生活環境が要因に 
    [大人] 多動性は弱まり、不注意が際だつ  
    [大人] 「片付けられない」のは男性も同じ 
    [大人] 女性は多動がみられない人が多い 
    [事例1] 診断を受け、生活が安定したAさん 
    [大人] AD/HDは治療を受ければ治るのか 
    [コラム] 役立つ道具箱(1) 

    第2章 いつも不注意な自分が嫌になる 027
    [仕事の悩み] 用事を先送りにするくせに悩む 
    [仕事の悩み] 忘れ物が多く、周囲に申し訳ない 
    [仕事の悩み] 上司に意見して、あとで悔やむ 
    [仕事の悩み] 約束や期日が守れず、嫌になる 
    [事例2] 転職で不注意を克服したBさん 
    [生活の悩み] 家事を効率よくできず、疲れる 
    [生活の悩み] 人より事故が多く、不安がつきない 
    [生活の悩み] 衝動買いが止まらず、困っている 
    [生活の悩み] 家族や友人との言い争いがつらい 
    [事例3] 道具を使って家事をこなすCさん 
    [コラム] 役立つ道具箱(2) 携帯電話のアラーム機能 

    第3章 ミスに疲れて、生きる意欲を失う 049
    [関連する障害] 診断名はひとつの基準にすぎない 
    [関連する障害] ほかの発達障害が併発しやすい 
    [二次障害] 劣等感や挫折感を抱きやすい 
    [二次障害] うつ病や不安障害などを発症する 
    [事例4] うつ病をきっかけに特性を知ったDさん 
    [二次障害] 行為障害へと続く「DBDマーチ」 
    [二次障害] 不眠やアルコール依存で生活が乱れる 
    [コラム] 役立つ道具箱(3) 思いついたことを録音する機材 

    第4章 互いにねぎらい、赦し合っていく 065
    [田中先生に聞く] 悩んだら、誰に相談すればよいのか 
    [田中先生に聞く] 大人のAD/HD相談先リスト 
    [連携] 一人ひとりが、追いつめられている 
    [連携] 地域で赦し合う関係を築いていく 
    [連携] 医療のみに頼らず、生活の質の改善を 
    [事例5] 地域ネットワークで支えを得たEさん 
    [連携] 家族やパートナーに伝えたいこと 
    [連携] 学校や勤務先への報告は必要か 
    [連携を通じて] 「セルフ・エスティーム」(自尊心)を育む 
    [連携を通じて] ひらめきや集中力などの長所に気づく 
    [コラム] 役立つ道具箱(4) 整理整頓に役立つ小箱 

    第5章 治療法は日々、変化している 087
    [田中先生に聞く] どのような治療が受けられるのか 
    [受診] 発達障害の専門医は、多くはない 
    [治療] 基本は、暮らし方と生活環境を見直すこと 
    [治療] 2007年に大きく変わった薬物療法 
    [治療] 専門家もまだ、対応を模索している 
    [コラム] 役立つ道具箱(5) メモや予定をパソコンでデータ化  

  • あれ?自分のこと?と思うくらいに境界は曖昧

  • 以下引用
    支援団体・家族会
    NPO法人 えじそんくらぶ
    NPO法人 大人のADD&ADHDの会
    ①相手に完璧な行動を求めないこと。完璧を求めれば、少なからず不満が出ます。無理に理想を追うのではなく、自分たちに合った生活を模索していくことが大切です。
    ②大人になると、注意力の不足がもっとも大きな問題となってきます。
    ③車の運転や、大型機械の操作なども、AD/HDのある人が苦手とする作業のひとつです。
    ④「この店はちょっと苦手かも。食べ終わったら早めに出てもいいかな?」
    ⑤心身の健康を維持しながらストレス解消をはかる方法としては、運動がよいといわれている。多動性を発散する機会にもなる。

  • 大人のADHD。
    事例のあとにQA。
    他の関連書籍ほど内容こくないが、
    克服方法と専門医への連絡、うながしがよい。

  • 自分はアスペルガーの気があって、いやADHDも怪しいかも、とか思って読んでみたが、必ずしもあてはまらないような項目が多かったので、やっぱりちがうのかしら、と思った。

    イラストが多くて読みやすい。For beginners な感じ。

  • 『あの人はもしかして、、、』と思い浮かんだ人が何人かいた。無知は暴力ですね。

  • 分かりやすい文章とイラストで「大人のAD/HD」が理解できます。

    まえがきに、当事者が「豊かな生活を送ることができるよう、いろいろな視点で考えてみました」とありますが、そのまえがきどおり、どうやって生きていくかのアドバイスやヒントが豊富で、当事者や支援者にとってきっと役に立つことと思います。そして、そのアドバイスやヒントも「こういうときはこうする」といった凝り固まったものではなく、もっと根本から「こう考えてはどうか」という視点で貫かれています。その点で、AD/HDではない発達障害の当事者にとっても得ることの多い本だと思いました。

  • なんだか、うまくいかないなぁ〜〜っておもった人、生きていくのに助けになることあると思います。
    だれにも、相談できないとき、ちょっと手にとってみてください。
    田中康雄先生は、上から目線ではなく、よこならびで考えてらっしゃるとかんじました。

  • ADDらしき身内にどう接したり、どんな風に手助けをしていったりしたらいいか、この本を読んでおぼろげながら方向がつかめたような気がする。
    具体的な対処法などが書かれていて、「ADHDとはなんぞや?」という本を読んだ時よりもプラス志向になれた。

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著者プロフィール

1958年、栃木県生まれ。児童精神科医・臨床心理士。獨協医科大学医学部卒。北海道内の精神科病院での勤務後、国立精神・神経センター精神保健研究所の児童・思春期精神保健部児童期精神保健研究室長、北海道大学大学院教育学研究院教授、同附属子ども発達臨床研究センター教授を経て、現在、医療法人社団倭会こころとそだちのクリニックむすびめ院長。北海道大学名誉教授、日本児童青年精神医学会認定医。
主な著書として、『ADHDの明日に向かって 増補版』(星和書店、2004年)、『軽度発達障害――繋がりあって生きる』(金剛出版、2008年)、『生活障害として診る発達障害臨床』(中山書店、2016年)、『「発達障害」だけで子どもを見ないで――その子の「不可解」を理解する』(SB新書、2019年)、『僕の児童精神科外来の覚書――子どもと親とともに考え、悩み、実践していること』(日本評論社、2022年)。監修として、『わかってほしい!気になる子』(学習研究社、2004年)。また翻訳監修として、クリストファー・ギルバーグ『アスペルガー症候群がわかる本』(森田由美訳、2003年)、ダイアン・M.ケネディ『ADHDと自閉症の関連がわかる本』(海輪由香子訳、2004年)、エドナ・D・コープランド他編『教師のためのLD・ADHD教育支援マニュアル』(海輪由香子訳、2004年)、ジョージ・J・デュポール他『学校のなかのADHD』(森田由美訳、2005年)、ルース・シュミット・ネーブン他『ADHD医学モデルへの挑戦』(森田由美訳、2006年)、トム・ハートマン『なぜADHDのある人が成功するのか』(海輪由香子訳、2006年)、スティーブン・V・ファラオーネ『子どものメンタルヘルスがわかる本』(豊田英子訳、2007年)、アーサー・E・ヨングスマ他著『臨床現場で使える思春期心理療法の治療計画』(西川美樹訳、2010年)、ロバート・L・ヘンドレン編著『子どもと青年の破壊的行動障害――ADHDと素行障害・反抗挑戦性障害のある子どもたち』(松井由佳訳、2011年)、テレサ・ボーリック『アスペルガー症候群と思春期――実社会へ旅立つ準備を支援するために』(丸山敬子訳、2012年)、キャロル・グレイ他『いじめの罠にさようなら クラスで取り組むワークブック――安全な学校をつくるための子ども間暴力防止プログラム』(小川真弓訳、2013年)、アラン・E・カズン『子どもと青年の素行障害――診断・アセスメントから予防・治療まで』(吉田ちはる訳、2013年)、アーサー・E・ヨングスマ他『臨床現場で使える思春期心理療法の経過記録計画』(坂本律訳、2015年)、アーサー・E・ヨングスマ他著『教育現場で使えるスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーのための支援計画』(東眞理子訳、2015年)、クリストファー・J・パトリック編『サイコパシー・ハンドブック』(松井由佳他訳、2015年)、スーザン・ヤング、ジェシカ・ブランハム『大人のADHDのアセスメントと治療プログラム――当事者の生活に即した心理教育的アプローチ』(石川ミカ訳、2015年)が共に明石書店より刊行。

「2024年 『自閉症とその他の神経発達症のESSENCE(エッセンス)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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