大学生の発達障害 (こころライブラリーイラスト版)

  • 講談社 (2010年2月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (102ページ) / ISBN・EAN: 9784062789622

作品紹介・あらすじ

不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
《講談社 こころライブラリーイラスト版》

【社会に出てから役に立つ「ライフスキル」を身につける】
なぜ、自分は学生生活をうまく送れないのだろうか?
なぜ、自分はまわりの仲間たちと違うのだろうか?
社会に出てから役に立つライフスキルを身につける法を徹底解説。
本人・家族をサポートする一冊。

(まえがきより)
発達障害の学生や人々は、発達が単純に遅れているというものではありません。発達の様相が一般平均的な人とは異なっているのです。単純にいいますと、優れている側面と劣っているところが、モザイクのように入り混じっているのです。一般平均的な学生より、はるかに優れた機能や能力をもっていても、それを学内や社会で、自分の力だけでは発揮していけないのがふつうです。
彼らをとりまく周囲の人たちが、学生にどのような努力を求めながら、どのように理解や協力をするのがよいか、当事者、家族、大学関係者のめざすべき役割や努力の方向を、本書は実践者の協力や提言を多く参考にしながら、具体的にまとめたものです。(佐々木正美)

【本書のおもな内容】
《第1章 悩みをじょうずに相談できない》
相談で楽になる/大学にも4種類の相談先がある
本人ができること/チェックリストで自分の特性を知る
家族ができること
大学ができること

《第2章 勉強面では、なにに困っているのか》
大学での勉強/ゼミでは意見交換のつもりが口論に
テスト&レポート/期限内に論文をまとめるのが苦手
本人ができること
家族・大学ができること

《第3章 生活面では、時間とお金が課題に》
時間の管理/大学の用事が把握しきれず混乱する
お金の管理/アルバイトをしてもお金がたまらない
本人ができること
家族・大学ができること

《第4章 サークル活動になじめない人もいる》
友達付き合い
サークル活動
本人ができること
家族・大学ができること

《第5章 卒業・就職でつまずかないために》
卒業に向けて
本人ができること
家族・大学ができること

みんなの感想まとめ

発達障害を抱える大学生が直面する様々な課題に対し、具体的な解決策やサポート方法を提案する一冊です。著者は、本人や家族、大学側がどのように協力し合うべきかを実践的に解説し、発達障害の特性を理解することで...

感想・レビュー・書評

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  • 【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001562910

  • <閲覧スタッフより>
    自主性を求められる大学生活において、つまずくポイントを紹介。発達障害を抱える本人はつまづきとどう向き合うか、周りはどうサポートしていくかを具体的に伝え、実践的な内容になっています。将来に向けても参考になる一冊。
    --------------------------------------
    所在記号:493.76||DAH
    資料番号:20095369
    --------------------------------------

  • 講談社から2010年に刊行された本で、青年児童心理学が専門の佐々木氏と発達障害者の就労支援が専門の梅永氏の二人が監修している。
     本書は100頁弱の図解雑学のような構成で、発達障害者が上手く大学生活を送るには何が必要か、そして本人・周囲の人間・大学側の立場それぞれにできることを具体的に説明する。
     本書で知った点。
    ・先天的な脳機能の障害から行動や思考の偏りが表れる。ただし、この行動(の)特性は必ずしも劣っているものとは限らない。正しい理解と支援が得られれば本人は問題なく暮らせる。つまり発達障害とは、本来特性であって障害ではない。正しい理解が不足した場合に(生活上の問題が生じ)障害と診断される。(10p)

     ついでに、雇用関連でこの本のテーマと関連するのが、品川裕香『「働く」ために必要なこと』(ちくまプリマ―新書)など。こちらは、大学生活ではなく就職活動・就労の方に焦点を当てて現在のキャリア教育・若者の自立などを問題にしている。ただし発達障害に主眼を置いているわけではない。

  • ・履修登録がうまくできない
    ・大学の用事が把握しきれず混乱する
    ・サークル活動になじめない
    ・男女とも適度な距離で付き合えない
    ・会食や飲み会、合宿になじめない
    ・卒業・就職でつまづく

    ・・・苦労しましたし、苦労してる最中です
    無事に社会でやっていけるか、その前に無事に社会に出られるか本当に怖いです。


    無事、現役で第一志望の大学の希望の学科に入学。
    高校とは一転変わって、自分のやりたいことに打ち込み、毎日がHappy Lifeになる・・・はずだった、のに
    学科では初めのうちはみんなで仲良く分かち合うことや飲み会で楽しくできることが多かったのだが、いつのまにか一人だけ浮いて迷惑な存在になっているのに気がつく。
    周りのみんながなんとかこなしているドイツ語も、自分だけ一生懸命やっているつもりなのにさっぱり分からず、留年。
    サークルでも、マナーの悪さや人との関わり、しっかりしていないことをよく注意されたり、集団で話し合うことがここまで苦手だとは思わなかった。よく混乱して苦しんだ。
    恋愛もうまくいかない。相手に接近しすぎて迷惑がられる。

    発達障害の診断も大学生になると受けづらい。
    鬱状態、無気力になって神経科に相談し、「これは自分の努力じゃどうにもできない。自分の特性だ」ということに薄々気がついてそのことを言っても、「君、サークルとか元気に出てるんでしょ。自分で上手く工夫できるよ。そういう診断は引きこもりとかそういう状態になってからだね」などと言われ、医者を転々と探し、やっとこさ診てくれるところを見つけ、3万円の検査料を払って無事に、アスペルガーとADDと分かる。
    ちょっと安心した。

    生きづらさそのものはなくなることはないけれども、ずいぶん自分というものを知ることがしやすくなったし、発達障害を告知することで周りの助け、支援も若干受けやすくなったと思う。
    このことは自分にとって明らかにプラスでした。

    今でも、気分の浮き沈みの激しさや、混乱、ストレスは大きくて嫌になることは多いですが、七転び八起きで前に進んでいる・・・と思います。
    就職活動もものすごく苦労していますが、うまいこと運よく幸せな職場に就いて働きたいです!!

  • 大学生における発達障害について、とても具体的でわかりやすくまとめられている。当事者の自己理解に役立つとともに、実際の生活改善にも直結する内容だと思う。家族や周囲の方がサポートする上で読むのにも有益である。専門家には平易かもしれないが、自助本として考えたら良書といえるだろう。

  • スクールカウンセラーさんから紹介された本.症状とそれに対する対処法が簡単に書かれています.学生さんと一緒に見て,対処していくのに便利です.

  • ★3つなのは基準評価という意味で。

    大学生向けに書かれてはいるが同年代の親御さん含め、悩んでるご本人には参考になる一冊だと思う。

    何でかというと、発達障害の人の思考プロセスが詳しく書かれているから。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階 請求記号493.76/Sa75

  • 学生、大学関係者に読んでもらいたい本。
    大学職員と仲良くしていると、意外といい面があるんだよってことであり、大学生活は教員だけでなく職員も活用した方がいいといったことをあらためて考えさせられた。
    アスペルガーやLDの学生が、ちょっと変わっていると思われるだけでなく、うまくサポートされて特異な能力を発揮できれば世の中はもっとハッピーになる。

  • LD、アスペ、ADD、AD/HD、発達障害と診断されるまではいかなくても、類似した悩みを持つ人は私を含めたくさんいると思う。(私は不注意すぎるのが悩み)
    孤独で辛い思いをしている状況から抜け出すにはどうしたらいいか、社会の中でうまく自立して生きていくにはどうしたらいいか、
    その方法をイラストを交えて分かりやすく教えてくれる本。

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著者プロフィール

児童精神科医。1935年生まれ。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学留学後、国立秩父学園、東京大学、東京女子医科大学、ノースカロライナ大学等にて、子どもたちの精神医療に従事する。現在、川崎医療福祉大学特任教授。
日本で初めてTEACCHを紹介し、普及に努める、TEACCH及び自閉症医療の第一人者である。
近著に『子どもへのまなざし』『続 子どもへのまなざし』『完 子どもへのまなざし』(以上 福音館)『「育てにくい子」と感じたときに読む本』(主婦の主社) 『アスペルガーを生きる子どもたちへ』(日本評論社)ほか多数

「2011年 『出会いでつむぐ私の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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