うつ病の人の気持ちがわかる本 (こころライブラリー イラスト版)

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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062789660

作品紹介・あらすじ

本人の言葉にできない心の訴えや、本当の思い。うつ病をより深く理解して、回復におおいに役立つ決定版。

感想・レビュー・書評

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  • うつ病の家族がいる方は、きっとどんな本を読んでも答えが出ないと思う。それほど、精神的、経済的にも深刻な病であるにもかかわらず、実際明確な原因も検査の数値で判明していないのが現状。
    そんな中で、比較的誰にでもわかりやすく、イラストも多く、具体的な本だと思った。たんに本人が落ち込むだけでなく、時として、異常だと感じてしまう行動にも目を向けて、どう対応したらいいのか載っていたのは正解だと思う。
    困ったと思ったときに、ぱらっと見れる(読むのではなく)のはとてもよいのではないだろうか。

  • 文章だけの説明ではなく、イラストやマインドマップ的な表現で、わかりやすい。本人だけでなく、家族や周囲の人が、どう接すればいいのかも、わかりやすい。

  • 類書がないのでありがたい本。とりあげているトピックも内容も妥当なものだと思われる。
    ただし、私がこの分野の本を読み過ぎているせいか、"なるほど感"がないので記憶に残りにくく行動に移しにくいという印象を持った。

  • うつ病の人は何に悩み、何を思っているのか本書は患者本人の言葉にできない心の訴えや本音をまとめた一冊。イラストとチャートを多用してその思いを適確に表現。家族の対応と回復におおいに役立つ決定版。

  • だいぶ古いものだから微妙かも…とかチラッと思ったけど、それは完全に杞憂でした。中古で買ったから、現役で流通しているかは分からんけど、本書は十分に役に立つ。何といっても、イラストが大部分を占めるから、なんなら漫画より読み易い、ってのが大きい。そして、表題に謳われている通り、寄り添う側にとって有用な情報が満載。これも最初の一手として勧められる一冊かも。

  • 分かりやすくて、さささっと読めました。接し方も、参考になりました。自分の思い込みすぎを注意する必要がある点は周りの人も自分も当てはまります。

  • 真新しい発見が無かった。

  • 【目次】
    まえがき 001
    人生のストーリーを書きかえたAさん 006

    第1章 本人(その1) 自分がダメに思えるとき
    ●自責の念=役に立たない自分が情けない 014
    ●体調不良=動けない理由がわからない 016
    ●集中力減退=ふだんできていたことができない 018
    ●不安感=不安定な気持ちをどうにもできない 020
    ●憂うつ=すべてを失い、まっ暗な気分 022
    ●自殺念慮=つねに「死」を思っている 024
    ◎解説コラム うつ的思考パターンに陥っていませんか 026

    第2章 本人(その2) わからないから不安になる
    ●診断=自分が何者かわからない 030
    ●休養=「休み方」がわからない 032
    ●無理解=精神疾患は外見からはわかりにくい 034
    ●症状=病気の症状か、性格が変わったのか 036
    ●受診=医師への訴え方がわからない 038
    ●治療=薬の正しい飲み方がわからない 040
    ●再発=再発することがあると知っていたが 042
    ●自殺企図=今がどん底。もっともつらいとき 044

    第3章 家族 見守るってどういうこと
    ●声かけ 048
    ●影響 050
    ●自殺予防 052
    ●理解 054
    ●忍耐 056
    ●接し方 058
    ●距離感 060
    ●会話 062
    ●再発予防 064
    ◎提案コラム 具合が悪くなったときの対処法を決めておく 066

    第4章 本人(その3) 回復への道を歩みだしたとき
    ●考え方1=マイナス感情は悪くないと気づく 068
    ●考え方2=完璧でない自分を許せるようになる 070
    ●考え方3=周囲の人やものがみえてくる 072
    ◎解説コラム認知療法でうつ的思考を変える 074
    ●前向きに1=時間がかかることを覚悟する 076
    ●前向きに2=自分をいたわり、ほめられるようになる 078
    ●前向きに3=周囲の理解を自分から得る 080
    ●前向きに4=からだを動かしたくなってきた 082
    ●デイケア=仲間を得てリカバリーをスタート 084
    ◎解説コラム 女性のほうがうつ病になりやすい 086

    第5章 本人(その4) 歩みを社会復帰につなげる
    ●将来の心配=不安のもとになるのは仕事のこと 088
    ●職場=十分に話し合いスムーズに復帰したい 090
    ●転職・就労=自分にできる働き方を考える 092
    ●福祉=障害者という立場を受け入れるか 094
    ●QOL=余暇が充実すれば生活が充実する 096
    ◎コラム こころの病気がある人へさまざまな情報を発信する「コンボ」 098

    奥付 099

  • 493.764-ウツ 300300647

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著者プロフィール

監修・執筆 深田晶恵
個人のお金の相談を受けるファイナンシャルプランナー。(株)生活設計塾クルー取締役。
金融商品や保険商品の販売をせずに、中立的な立場で退職後の生活設計などの相談を受けている。高齢の夫の両親と同居の経験もあり、高齢者へのアドバイスに定評がある。著書は『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など多数。

巻頭料理特集 『かんたん! おいしい! 手間いらず 冷凍うどんのすすめ』(上田淳子)
兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究所職員を経て、渡欧。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。作りやすい家庭料理レシピが好評。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(以上、講談社)など著書多数。

週末コラム 『健康になる食生活』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 濱裕宣・赤石定典
健康と栄養のバランスを大事に、日常生活の中で活かせる食事のノウハウの普及を目指している。栄養のプロの知識と科学に基づいたわかりやすい解説に定評がある。

「2022年 『かんたん年金家計ノート 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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