- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062800143
感想・レビュー・書評
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introduction───
敦子、沙織、樹里、私(未央)。
山手の丘の上に並ぶいくつかのミッション系私立女子校。その中の一つが私たちの母校水蘭女学院だ。中高一貫教育。一学年二百人。途中入学なしの同じメンバーで六年間共に過ごす小さくて大きな世界。ごく普通に出席さえしていればそのままエスカレーター式に進学できる大学もついている。大学付属の中高ではない。位置付け的には中高付属の大学みたいなものだ。大学が後付けでできたから、生徒には大学がおまけだと認知されている。
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ほとんど無いに等しい心理描写がそのまま内容の薄さに繋がっている印象。あまりにも他人事のように描かれる関係性が逆にリアリティを生んでいるようなそうでもないような…。
ドラマの脚本であればまだ面白いのかもしれない。
いまは書いていないらしいけれどそれも納得。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ありきたり。よくある30代女子の話。
仲間内で、金持ち男を取り合ったりと、別にすがすがしいこともなし。
まぁ、個人的境遇から同意を感じる点が一か所だけ。
54ページ。
”誰ちゃんが結婚した、誰ちゃんが不倫してる・・・中略 時に尾ひれ背びれが付きまくった話に発展しがちな女子校ネットワークの特長を心底嫌がり、卒業後一切の接触を徹底的に断ったままの女子たちも存在する。その気持ちも、まあ、ある部分わからないでもない”
分からないどころか、リアル。 -
30歳になった中高一貫女子高のバスケ部出身の4人組。大人になってそれぞれの人生を歩んでいるが、設定が極端すぎてドラマの原作のよう。