ロシア・ロマノフ王朝の大地 (興亡の世界史)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062807142

作品紹介・あらすじ

広大無辺の大地で、人びとは「よきツァーリ」を求め続けた。王朝の創始から、ピョートル大帝と女帝エカテリーナの改革、ナポレオンとの対決を経て、皇帝一族の悲劇的な最期まで。そして、ソヴィエトはロシアに何をもたらしたのか。信仰に支えられた社会と、専制君主の群像を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 実質的には近世・近代にウエイトがおかれたベーシックなロシア通史。アレクサンドル1世〜ニコライ2世のあたりが見どころ。通説の化石のように旧体制然としたロシア帝国のイメージを見直させてくれる。ただそれ以外の時代についてはそんなでもない。エピソードはやや少なめ,知ってることを前提とした書き方もちらほら見られるので,ロシア史入門としてはどうかな…

  • ロシアの時代がダイジェストでおおまかに理解できた。
    以前仕事をしていたので興味深い。
    ロシア皇帝も並外れた人物でないと在位は長くない。
    トップに立つのは大変な事が分かる。

  • 大帝の時代からロマノフ朝の崩壊、レーニンの時代まで繋げる試みは分かりやすく、入門としてもってこいだと思います
    個人的には指導者を主要因として扱うのはこの興亡の世界史シリーズにそぐわないとは思いますが、一冊のロシア史の本としてその内容を貶めるものではないです

  • 一言で言うなら、サッと振り返られるロシア通史。
    山川版各国史ロシア史とことなり、一人で全部書いているため、流れるように読める。ただし、古代~モスクワ大公国あたりまでの歴史が前後している上、これが最大の欠点なのだが、王朝の系図が掲載されておらず、ロシア史に触れていない人が読むと、つらいと思われる(特にピョートル大帝~パーヴェル帝間)。
    とはいえ、近年の研究がフィードバックされており、一回勉強したロシア史をもう一度振り返るには手軽な本である。

  • 地元の図書館で読む。

  • 内容が濃すぎて、ロシア史の素人には難しすぎ。
    ロシアの地名はほとんどなじみがないため(モスクワ・ペテルブルグ・キエフ・オデッサ レベルなら分かるけど、、、)、詳細な地図がついているとよかったと思う。

    ドストエフスキーの小説の背景がやっとわかった。「分離派」の意味もわかった。

  • ニコライは、軍による「ペトログラードの暴動」の鎮圧を命じたのだが、若い将兵たちは自分たちの「兄弟」である労働者への発砲を悔やみ、発砲を拒むようになた。その場に「革命」を指導する著名なリーダーはいなかったが、その日の午後には「労働者代表ソヴィエト臨時執行委員会」ができた。

  • よくできたロシア帝国史。

  • ソ連以前の歴史を知らなかったんで読んでみた。
    イヴァン雷帝からピョートル大帝、エカテリーナ二世等を経てニコライ二世へ。
    各皇帝の下、ロシアがどのような政策を行い、国民はどのように暮らしたかを分かりやすく解説している。
    モンゴル人の侵攻やポーランドとの戦争等、常に国境を脅かされながらも確実の領土を拡大し、様々な民族を飲み込んでいくロシア。
    故に、地方の自治を地元民族に任せず、中央集権的な体制を敷き、軍事の拡充のため重工業に力点を置く政策。そのため、国民のほとんどが農民にも係わらず、農業の進歩が送れ国民に多大な負担を強いていく。
    そしてレーニンらによる十月革命へ。
    ソ連という国はなるべくしてなって、そして破綻していったんやね。

  • ロマノフ朝の記述を中心としながらもその前史・後史も充実しており、全体的には「ロシア史概説」となっています。著者はロシアの社会史を描こうと試みたとあとがきに書いてありますが、政治的な動きもそのつど取り上げています。また、最近高校世界史でもみるようになった(私の勉強不足なだけかもしれませんが)ゼムスキー=ソボール(ロシアの身分制議会)やゼムストヴォ(県レベルの地方自治組織)なども詳しく書かれており高校世界史を教える上でもためになる本です。

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著者プロフィール

1947年北海道生まれ。小樽商科大学卒、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。一橋大学大学院社会学研究科教授を経て、一橋大学名誉教授。社会学博士。専門はロシア社会史、史学史。おもな著書に『ステンカ・ラージン』『ロシア近世農村社会史』『岐路に立つ歴史家たち』『ピョートル大帝とその時代』『よみがえるロマノフ家』『図説帝政ロシア』『西洋史学の先駆者たち』ほか。

「2016年 『興亡の世界史 ロシア・ロマノフ王朝の大地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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