空の帝国 アメリカの20世紀 (興亡の世界史)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062807197

作品紹介・あらすじ

二〇世紀初頭、ついに実現した「飛行の夢」。しかし、庶民が育んだ「空の文化」は、やがて「空爆」という悪夢を人類にもたらす。二度の世界大戦とヴェトナム戦争、東西冷戦を経て、「空の覇権」を握った超大国の「戦争の世紀」。

感想・レビュー・書評

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  • 「歴史とはなにか」について考えずにはいられなかった――アメリカのモンロー主義については、触れる機会も多くおぼろげながら知っていたのだが、かの国が、歴史的に「極力自国の軍備を抑えようとしてきた」ことは知らなかった。この1点を知っているかどうかでアメリカという国家に対する印象は大きく変わる。不干渉は、独善的な姿勢では無く、実際に軍を投入することが出来なかったのである。「歴史」とは、ともすれば、現在に沿った形に操作出来る。至極当然のことなのだが、非常に間近なところでその事例に触れると、よりリアリティを感じる。
    それを踏まえ、911の記述を読むと大変興味深い。というのは、大震災を経験中の我々は、911直後のアメリカの「歴史」から学ぶところがあるのではないか、ということだ。911直後、トラウマティックな映像に溢れたアメリカは、その反動として、急速な「結束」をみせていった。「私は実は当時のNYに辟易していた。しかし、事件以降、我々ニューヨーカーは急速に結束していった。本当にイイ気分だった(@タンネンボーム)」。反動的なユーフォリア状態は何を生むのか――我々は歴史から学ぶべきこと、それは、無論、現状を補完するためのものでは無い。どうしたらダメか、どうしないとダメか。

  • 索引付きありがたい。ライト兄弟から9.11以後までで400ページ弱の高密度。文章は読みやすいんだけどテーマがテーマなので軽くは読めなかった感じ。

  • この視点おもしろい。全シリーズ読みたい!

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