天皇と天下人 (天皇の歴史)

著者 : 藤井讓治

• 講談社 (2011年5月24日発売)

作品紹介・あらすじ

天下布武を目指す信長と正親町天皇の虚々実々の駆け引きとは。本能寺の変後、権力を掌握し、朝鮮出兵に続き皇居の北京移転まで決めた秀吉を後陽成天皇はどう思い止まらせようとしたか。家康・秀忠の強権に悲憤慷慨した後水尾天皇の胸中など、日記、宸翰の史料を駆使し、天下人と対峙した天皇の実像を克明に描く。

感想・レビュー・書評

[hyhookerさんの感想 · 2012年6月28日]

天皇と関わり方という観点から見ても、近世日本は信長が作った事を再認識した。

著者プロフィール

京都大学名誉教授。
一九四七年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。
著書『徳川将軍家領知宛行制の研究』（思文閣出版、二〇〇八）、『戦国乱世から太平の世へ〈シリーズ 日本近世史 1〉 』(岩波新書、二〇一五) ほか。

「2016年 『近衞家名宝からたどる宮廷文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」