- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062810531
作品紹介・あらすじ
売れるタイミング、事業の成長と失敗のきっかけ、持ち上がる数々の難題…すべては見えざる法則に導かれていた!全国1万人を超える経営者に成功法則を伝授してきたカリスマコンサルタントが、そのエッセンスをこの1冊に凝縮!!「R25の誕生は、本書のおかげといっても過言ではありません」R25編集長絶賛のベストセラー、待望の文庫化!最高の面白くて、最高に役に立つ。
感想・レビュー・書評
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自己啓発本と思いきや、ここに描かれる物語は非科学的でありながらMBAでは決して教えてくれない成功者の多くが味わう苦悩と葛藤だ。人によっては胸を毟られるような思いで読むだろう。一見無関係の仕事と家庭の不協和音は統計的有効数を集めれば私的問題ではなく統計公的問題となるのは納得。片方のポジティブが一方のネガティブを招くというのは悲しいかな真実かもしれない。これらの試練の先にある喜びを信じてともにスパイラルに成長する、非常に難しいことであるがとても大切なことなのだと本書を読むと感じる。
もっと早く読んでおけばよかったと思うが、何回か同じ状況を経験したあとに読むからこそ身になるのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感動的で涙が出た。
成功は、決してビジネス上の成功ではない。愛する子供を抱きしめられること。妻の存在に心から感謝できること。
仕事のために家庭があるのではない。家庭が幸せになるために、仕事がある。
とても良い本に出会った。 -
この本を読むのは、二回目になります。
読むごとに新しい気付きがあって、
こんなにもタメになる本は珍しい。。。
著者の神田さんは、有名なコンサルタントで、
他にも色々と面白い本を出されています。
本の内容は、主人公が起業して
成功していくサクセスストーリーなのですが。
成功に付随して現れる
ダークサイドについても言及されています。
(ダークサイドとは、家庭の崩壊や子どもの病気など)
成功者でも何でもない自分にとっては、
ここに書かれていることが真実かどうかは
よくわかんないのですが、
少なくともここに書かれていることが起こった時に
何らかの対処はできるだろうと思います。
その他にも学びの多い一冊でした。
一応、ビジネス書ですが、
小説なのですこぶる読みやすい。
普段、ビジネス書を読まないヒトでも
サクサクっと読めてしまうのでは!? -
なんというか、最高の一冊です。感想もなにもみんな一度は読んだほうがいいのではと思える一冊でした。
小説風に書かれているので、非常に読みやすいです。
あっと言う間に読めました。
テーマは
ビジネスと家庭とのバランスを取りながら、いかに会社をスムーズに成長させるか。
主人公が起業して成功をおさめていく中のたくさんの地雷を踏む。
本書はそういう地雷をいかに乗り越えるかが書かれている。
最も心に残ったのは、主人公がメンターから言われた一言。
「仕事のために、家庭があるんじゃない。家庭が幸せになるために仕事があるんだ。はき違えるんじゃない」
この考えは一生もっておきたい。いや、持っていないと本当の幸せは得れないと思う。
あと、勉強になったことはたくさんあるんですが、それは読んでのお楽しみです。
起業しようとしている人だけじゃなく、会社で出世しようと必死に働いている人も必見です。
あと5回くらい読もう。いやもっと。 -
「仕事と人生のバランスを考えさせる一冊:神田昌典の新境地」
神田昌典さんのこの本は、紙の本で読了しました。仕事と家庭、子供の役割、組織の成長と挫折など、重要なテーマが物語形式で描かれています。
神田昌典さんの著書は数多く読んでいますが、この本はビジネス書特有の難解さがなく、とても読みやすかったです。自分の生活にも当てはまるエピソードが多く、自己省察や励ましのために何度も読み返したくなるような内容でした。
帯にある「ビジネスマン必読の書」という言葉に偽りなし。仕事と人生のバランスを考える上で、非常に参考になる一冊です。 -
よくある成功者のサクセスストーリーは良いところしか書かれていないことが多い。そんな中、あえてダークサイドに踏み込んだ本。物語形式で読めて面白かった。
導入期、成長期、成熟期という成長カーブに沿って起こりやすい問題点に焦点にしている。それは仕事上のみならず家庭やプライベートにも踏み込んでおり興味深かった。事業を立て直す方法や仕事をする上で最も大切な人との関わりについても触れられている。ビジネスパーソンでなくても参考になることが多く一読の価値がある。 -
schooの読書術動画で紹介されていたのを読了。
企業の導入期、成長期、成熟期それぞれのタームで陥る罠を小説仕立てで開設する。
それだけでなく、事業計画、マネジメント、コーチング等のエッセンスに触れることができる。
今現在、経営者でも管理者でもグループリーダーでもないただの一兵隊だけど、グループリーダーレベルになればチーム作りの参考になりそう。
特に役になったセリフ。
「どのようになれば、ご納得いただけますか」
ではなく
「どのような状態ならば、ご満足いただけますか」
言い方が違うように見えるが、前者は妥協、後者は納得という違いがある。
本社様に「どのような機能ならば、ご満足いただけますか」とぶつけてみたい(俺が食らって死ぬだけである)。
さらっと読め、一読の価値あり。 -
面白いビジネス本。著者の経営コンサルタントでの経験を一般化した小説の形態で、起業からビジネスが成長する過程に起こるいろいろな現象を描く。
本書の主旨はずばり、事業で成功する過程で、経営者は自分の家庭の危機を迎え、どちらが欠けても幸せにならないので、仕事と家庭のバランスをうまくとろうということ。
一応経営理論にのっとって、主人公のタクがベンチャー企業を辞めて起業し、その商売がどう発展していくかというのが、企業サイクルに沿って描かれている。30代前半のタクはまだ子どもも小さく、多忙で家庭を顧みられないうちに、妻の心が離れていく。仕事のほうも、仲間で楽しくやっていたものの規模が大きくなるにつれ、不満を持つ社員が出始める。家庭がうまくいかないタクは不倫に走り…。
正解を示してくれるメンター的な存在が出てきて、見守りつつも要所要所でアドバイスをくれる。苦労をするとはいえ、まぁちょっとうまくいきすぎなストーリーではある。
言っていることはもっともなのだが、ちょっと先が見えてしまい、読みものとしてはあまり面白くなかった。 -
起業した時に起こる問題が段階別に、わかりやすく書いてある。
大きな骨組みとしては、起業するとき、組織を作っていく時に読み返したい本。
小説のストーリーですごく読みやすいから、本当に3時間で読める。
組織の段階になったら、また読む。 -
圧倒的な良書。2019年一番良い本かもしれない。
成功者として呼ばれるまでの過程には同じロジックの罠がある。
人と企業と家庭と仲間と…フェーズによりぶつかる罠がある。
なんていう良書。起業の苦悩、ここにあり。