- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062810784
作品紹介・あらすじ
フランス宮廷には公認の側室「公式愛妾」制度があった。歴代の国王の傍らには王妃より実質的権勢を誇る愛妾が、美貌と権謀術数で国を牛耳る姿が見られた。黒魔術や媚薬で若さを保つ、37歳でも18歳の王子の愛妾になる、ライバルをいじめ抜き毒殺するなど、国王の心を射止め、その座を守りぬくため彼女たちはなりふりかまわず闘う。愛を失えば命が危い。
感想・レビュー・書評
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「ヴェルサイユの宮廷庭師」という映画を見て、その映画に少し出てきたモンテスパン伯爵夫人が気になったので読んでみました。
当時のフランスの公式愛妾制度の話です。
公式愛妾制度を作った、シャルル7世の愛妾アニュス・ソレルから始まり、6人の女性の話が載っている。
それぞれの女性の生い立ち、人柄、王妃との確執など様々なことが載っていて面白い。
デュ・バリー夫人は他の作品だとあまりいい書き方をされていないのだけど、実はとてもいい人だと言うエピソードも載っている。
歴史はちゃんと調べないとわからないもので、一般的に知られているのは一部のみで、そのイメージけ先行してしまうものだなあと思ってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界史、ヨーロッパ史において、国王に多大な影響を与えた女達の逸話集。
1人1人のお話が非常に面白く、興味深いので、あっという間に読む事ができる。
国王より20歳近く年上の姉さん女房や、国王の心を惹きつけるため黒魔術にまで手を出した女など、実話とは思えぬ濃さ!
ヨーロッパ王宮でのラブロマンス(と言っていいか迷うほどドロドロした話もあり)に興味がある人の入門にうってつけ。
出身がハプスブルグ家やメディチ家などの女性もあり、気になったので色々他書も読んでみたいと思った。 -
こういうの好き。
アニエス・ソレルから始まる公式愛妾の歴史。ダイアモンドを始めて女性が身に付けたのも…ここから始まるそうです。