魔境アジアお宝探索記――骨董ハンター命がけの買い付け旅 (講談社+α文庫)
- 講談社 (2007年2月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062810937
感想・レビュー・書評
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かっこよすぎる。日本人の枠を軽く超えていく。
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島津法樹著「魔境アジアお宝探索紀 骨董ハンター命がけの買い付け旅」プラスアルファ(2004)
意外とロマンあります。ウイスキー二本と交換した染付け大皿に三億円の価値が。ボールペンで手に入れた香合の逸品は日本にまだ三個しかないものだった。サラリーマン生活にサヨナラをして、ゲリラに狙われ、スパイと間違えられ、丁々発止の駆け引きの末にみたものは、驚くべき秘宝の山。新しい人生の可能性に賭けようとするすべての人に心踊るアジア冒険談です。個人的に好きですねこういうの。 -
ダツサラして、骨董ハンターになった作者の話。インディージョーンズの日本人版。今はもうこんな話はないのかもしれない。でも、海外、特にアジアに行ったときに感じる匂いを感じる。その匂いは、実際の匂いであり、空気感であり、現地の人の生活感だと思う。そう感じさせるのは、作者の文章が、骨董品に向いているのと、同じくらい、またはそれ以上に、現地の人に向けられているからだと思う。
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内容(「BOOK」データベースより)
ウイスキー2本と交換した染付大皿には3億円の価値が。ボールペンで手に入れた香合の逸品は、日本にまだ3つしかないものだった―。サラリーマン生活にさよならして、象に乗って山越えて駆けめぐった東南アジアの僻地。ゲリラに狙われ、スパイと間違われ、丁々発止の駆け引きの末に見たのは、驚くべき秘宝の山だった。今、新しい人生の可能性に賭けようとするすべての人におくる、全31編、心おどる冒険談。 -
『骨董ハンター南方見聞録』を文庫化にあたり改題したもの。正直どっちもどっちのベタなタイトルであるが中身はさにあらず!インディジョーンズ顔負けの冒険談に溢れている。著者は東南アジアを拠点とするトップ骨董バイヤー。お宝の噂を聞きつければどんな僻地だろうが内戦地だろうがとにかく駆けつけ現地で直買い付け。そのやり取り、”堀師”と呼ばれる発掘のプロ達との交流が実に面白い。骨董は正に命がけなのだ。
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骨董品探しを巡るあれやこれやのエピソードが楽しい。
法の裏を掻い潜ったり、売り手や買い手と騙し騙されたり。
ちょっと眉を顰めたくなるエピもあるけれど、大変なんだなぁと思いながら読んだ。