- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062812054
作品紹介・あらすじ
ぼくはこれから一体、どんな人生を歩んでいけばいいんだろう。19歳の時、このことについてかなり真剣に考えた。そしてその結果、100の項目からなる「人生のリスト」というものを作成した-J‐WAVEナビゲーターとしても活躍する著者が、世界を放浪する中で見つけた「人生を楽しむシナリオ作り」。
感想・レビュー・書評
-
この本をどうやって知ったのか思い出せない
たぶん何かしらの本で紹介されていて ぜひ読んでみたいと思い ブクログの本棚に入れた本だろう
まず この本は読むまでに長い月日を経た
馴染みの図書館でリクエストをかけたが その図書館には蔵書としてなかったため 他館から取り寄せていただいて手元に届いたのが最初だ
しかしながら いつものように借りた本のほとんどは読書できず 共に空間を過ごす中間という時間を持つだけで返却というスタイルの例にもれなかった
日にちをおいて 再度リクエストする
他館から届く
読めずに返却する…
このサイクルを数度繰り返し
ついに 馴染みの図書館に新着図書として蔵書入りを果たす!
しかしながら 例のサイクルから抜け出すことはなく
リクエストする
読めずに返却する…を繰り返した
貸し出し時に返却期限をスタンプで押された部分は おそらく日付から考えても 全て私だけの記録となっているのではないかと思われる
(私の愛する馴染みの図書館は 県でも唯一だとか言われるアナログの貸し出し・返却を行う図書館だ
本の後ろに 返却日をスタンプで押す用紙が貼られ 貸出時には 貼りつけられたカードポケットから 本のタイトルが書いてあるカードを取り出すシステムだ)
もう こうなっては 図書館にお住まいになっているが
今や 私個人の本と言っても過言でないくらいの密着した関係性を持つ本となっていた
いくらなんでも今回は読もうと ページを繰ったら止まらないほど面白かった
著者:ロバート・ハリス氏が19歳にして書いた 壮大な100の叶えたいことリストと そのリストがどうなったかという項目ごとの結果報告書だ
実に面白い!
私も 近いうちに100のリストを作ってみようと思う
著者と同様に いらないと思った項目は新しく追加したい項目に随時変更し 自由に楽しみたい
叶えたいことの20や30項目はすぐに挙がるが100ともなるとなかなかで 1週間かかったという内容が記述されていたが おそらく私もそうなるだろう
『読めば読むほど自分らしいなと思い、楽しくなった』と著者が書いたように 100も書けば自分という人間像が見えてくる面白さも ウキウキ感も楽しめそうだ
著者ロバート・ハリスの100の項目は『ファッション・モデルと付き合う』『ガンジス川で沐浴する』『阿片窟で一夜を過ごす』…など 多様でスケールが大きいのが魅力だ
最初の100の項目と 時を経て新たに作った100の項目と2つのリストが巻末に記載されているが それを読むだけで興味深く 面白すぎる
以下 本文より素晴らしいと思った部分を引用する
◯『それは、つまり人生楽しんだ者勝ち、ということである。』
◯『人間にとって、根本的な信念を持ち続けることは大切なことだが、それと過去に固執することとは別物である。いつの時代でも、今を生きることが我々の最重要課題だとぼくは思っている。』
◯『ノーマン・メイラーだったか、ヘミングウェイだったか、今では忘れたが、とにかくふたりのどちらかが、「作家は離婚を一回は経験し、刑務所にも一回ぐらい入らなければ一人前にはなれない」というようなことを言っていた。
〜中略〜
「そうか、作家は離婚と刑務所か……」』
◯『我が家を持つということが、これほど気分の良いものだとは夢にも思わなかった。
どこへ行こうと、何をしようと、ぼくには帰っていくところがあった。生まれて初めて一国一城の主となったのだ。この家はそれからぼくの心の支えとなり、精神のよりどころとなった。どんな根無し草にとっても、自分が落ち着く場所を持つ、ということは悪いことではないのだ。』
◯『人間、仕事や家庭や日々のルーティンといった日常生活の諸々から解放され、何もない空間に身を置くと、日々忘れていた、または忘れようとして潜在意識にしまい込んでいた深い感情や幼い頃の思い出、痛みや怒り、闇や孤独、そして未知なるものへの普遍的な憧れといったものをふっと思い出すときがある。そういう時こそ我々はそれらをもう一度しっかり見つめ直し、自分との折り合いをつけていかなくてはならないのだが、ぼくの主人公も砂漠の静寂の中で過去の亡霊と向き合い、その呪縛から自分を解放しようとしているようだった。』
◯この本の中でも何度となく言ってきたが、一度強く願ったものは往々にして叶ってしまうものである。なぜそうなるのかはぼくにもはっきりとは分からない。願うことによって潜在意識が刺激され、無意識的にその夢の達成に適した状況、環境、精神状態をぼくは作り上げていったのかもしれないし、または願いそのものが独自のエネルギーを持ち、ぼくの想像を超えた、何か大きな力を引き寄せてくれたのかもしれない。言霊という言葉があるように、人の思いは天を動かし、運の流れまでも変えてしまうぐらいの生命力を持っているのかもしれない。』
破天荒な人生を送っている人だと思う
でも『人生楽しんだ者勝ち』という思いは共感する
「ドラッグとギャンブルと女」の話をすればどの国の誰とでも親しくなれるような話も 分かるような気がする
100のリストには どの国でどういうシチュエーションで何の本を読むといったリスト項目も数件あり 具体的で面白いなと思った
リストからは 「食」への興味は感じられない
「結婚する」「ファッションモデルと付き合う」「娼婦と恋をする」「人妻と恋をする」「言葉の通じない女性と恋をする」「性の奴隷になる」「究極のSM小説を書く」などの性的欲求が強いと感じる
1000冊読書や5000本の映画作品鑑賞を挙げるなど芸術を楽しむ欲求が強いようだ
多くの国への訪問や 言語獲得など世界をまたぐスケールでの行動欲求が強いとも思う
…リストから 多くのロバート・ハリス氏の人間像が想像される
私も100のリストを作って 自分分析してみよう
『人には見せられないと思った』という著者の100のリスト
私のリストはもっとだれにも見せられないものになりそうな気がするが 自分1人で楽しむ分には相当面白そうだ
彼の書いた別の本も読んでみたいと思う
この本 ぜひ この感想を読んでくださったみなさんにおすすめしたい
久しぶりに
「生きるって やっぱおもしろそうじゃん!」
とワクワクした本だからだ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やりたい事をリスト化するといいねと思った反面、いい時代、いいお家に生まれられてよかったですねとも思った。
-
100のリストが面白く、前に進めてくれる。人生楽しんだもん勝ち!
-
わたしも自分だけの100のリストを作ってみたい!と思った。
著者は1週間かかったとのこと。それぐらいの時間が必要、ということだね。 -
ぼくは、いま、自分が自由に生きていくにはどうしたらよいのか迷っている。行動に移せないでいる。この本はそんなぼくにとっていくぶんか-いや、幾分どころじゃない、-ヒントになった。達成可能性の大小に関わらずやりたいことをリストアップすることは、自分の人生の舵を自分できることに繋がると思う。今の僕は余裕がないのだろう。父、夫、会社員といろんな役割をその場に応じて演じ分けることに多少辟易している。疲れている。たまに全てを投げ出してしまいたくなる。そんな精神状態の時にでも救いとなるような本だ。世間体は気にせず、自分のやりたいことをやろうと思う。父として家族の安寧を保証する責務はあると思う。自分のやりたいこととそこの両立に悩むのである。ただし、『人生楽しんだ者勝ち』と本当にこころから思うので自分で自分の人生の舵取りはしていきたい。誰にも委ねたくない。俺は俺。
-
人生の100のリスト、自分作ってみたいと思った。
色々な所に行き、色々な人に出会い、素晴らしい人生だ。
自分がいかに保守的か
旅がしたい