- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062812252
作品紹介・あらすじ
視聴率の女王の正体! 2008年春、戦後の欲望史を象徴する稀代の女ヤクザが、ついにテレビから姿を消した! 細木数子70歳。古希とともに魔女の時代は終焉を迎えた。本書は、細木の絶頂期に「週刊現代」で連載、6億円の損害賠償訴訟を起こされながらテレビ降板へと追い込んだ渾身のルポルタージュである。※本書は、2006年11月に刊行された『細木数子――魔女の履歴書』に加筆・修正、文庫化したものです。
感想・レビュー・書評
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作者の溝口敦さんの『暴力団』がとても面白かったので、この作品を手に取りました。
細木数子は、その言動の品のなさから大方予想はついていたが、とんでもない経歴だった。簡単に言うと、水商売~売春~ヤクザの流れ。
占いもなんの根拠もないインチキで、当時本買ったりテレビみて「大殺界だからマンション買うのやめよう」とか言ってた人達は、この本を読んだらどう思うのだろうか。
視聴率のためにこんなペテン師を担ぎ上げるテレビ局、そんな低俗な番組を見て喜んでる人達・・・。
テレビがいかに下らなくて害があるものなのかがよくわかる本だと思います。
今はマツコ・デラックスあたりがこの枠で活躍されています。
この薄汚れた低俗な世界を知るために、是非読んで頂きたい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
金に執着していたのが、よく分かる。
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細木数子を目の前にしたら、普通の人は、何も言えなくなってしまうだろう。
くぐってきた修羅馬が違うし、もはや、怪物と言っても過言ではないと思います。
普通の尺度で、この人を測ることはできないかもしれません。
もちろん、この本を見れば、細木氏を、悪人だと誰が読んでも、思いますが、
本人は、全く思ってないのでしょう。
金と性に対する執着心は、自分の想像を超えています。自分だったら、たぶん、頭がおかしくなっている
ような状況の中で、潰れない、そのタフさに、驚愕します。
読んでも、何か得られる本ではありませんが、日本を代表する極悪人の生き方を知るには、
もってこいの素材です。溝口氏は、怖いもの知らずですね。ほんと、命懸けのお仕事だと思います。 -
やはり、かつてテレビで抱いていた嫌悪感はそれほど理由の無いものではなかったことが確認できて安心した。
ただ、どんな人が今も本を買って支持を続けているのかが気になる。それがB層の正体か。 -
タイトルからわかるように中傷本である。取材はしっかりしているようだが、著者の性格の悪さが全開でとても読むに堪(た)えない。
https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2022/06/29/210738 -
細木和子ってヤクザと繋がりがあったというより、本人がモロにヤクザでだったのですね。 悪をテレビから追放した著者の功績は大きい。
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某氏を番組降板に追い込んだ(とされる)本。
まあ見たまんまの人物。
この溝口という人は度胸あるなあ。 -
えらく悪く書いているけれど、それは当時テレビで持ち上げられていたからそれに対抗するためだろうとは思う。
この時点で地上波から姿を消した細木さんも引き際を知っていて上手だと思った。
勝負は引き際が肝心。勝負師としての勘は有ったのだろうと思う。 -
労作 しかし文章が週刊誌臭い。
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自分の知ってる人と良く似てます。
大なり小なり世間にはいるね、こーゆー人。