図説 絶版国鉄車両 (講談社+α文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062812320

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  • 国鉄(JNR)が分割民営化されたのが1987年のこと。
    一般的に鉄道車両の耐用年数は20年凸凹とされてゐます。即ち国鉄末期に造られた車両も、既に廃車となつてゐたり、現役であつても第一線から退いて細々と走つてゐる情況であります。
    そんな消え行く(消え去つた)国鉄車両を解説しつつ、著者が乗車したルポを再録してゐます。懐古。

    新幹線・特急型電車・特急型気動車・急行型電車・急行型気動車・通勤近郊型電車・客車の各章でお馴染みの国鉄型車両を紹介してゐます。
    このうち、現在「急行型」といふのは、新造はされてゐません。急行といふ種別そのものが絶滅危惧種となつてゐます。急行と名乗ると、乗客の受けが良くないみたいです。ハイレベルな急行よりも、しよぼい特急を選ぶといふことで、JR東日本は未だに185系電車を駆使してゐます。なめられてゐますね。

    また、ここでいふ「客車」とは、自らは動力を持たず(自走できない)、機関車などに牽引されて走る昔ながらの客車を指します。これも一部夜行列車を除けば、殆ど走つてゐないのです。「汽車」も死語になりつつありますね。
    私は基本的に、鉄道は新しい車両、施設の方が良いに決つてゐるといふ考へですが、本書を読むとあの時代がよみがへつて来て、一掬の涙を禁じ得ない(少しおほげさ)のであります。
    あ、昔の方が良かつた点が一つありました。国鉄時代のJNRマーク、あれは格好良かつた。現在の「JR」のロゴは何とかなりませんか。あまりにも緊張感がないマークですね。今さらですが...

    http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-226.html

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著者プロフィール

1955年、東京生まれ。
鉄道や旅をテーマに『鉄道ファン』『旅と鉄道』などに寄稿するフリーランスの鉄道ジャーナリスト。近著は『JR山手線の謎2020』(実業之日本社)、『東京の鉄道名所さんぽ100』(成美堂出版)、『首都圏日帰り鉄道の旅』(ペガサス)、共著『JR30年の軌跡』(JTBパブリッシング)、共著『図説街場の鉄道遺産 東京23区編ほか』(セブン&アイ出版)など。鉄道模型にも造詣が深く、『Nゲージ鉄道模型のレイアウトの教科書』(大泉書店)、『DCCで楽しむ鉄道模型』(オーム社)など多数。

「2018年 『昭和の終着駅 九州篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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