- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062812443
作品紹介・あらすじ
江國とちひろからのクリスマスプレゼント 「はじめて子どものための本が書けた」江國香織の詩と、世界中の子どもたちに愛情を注いだちひろの絵の夢のコラボレート。手のひらサイズに優しさと強さを込めて
感想・レビュー・書評
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パンプルムース!
まるで魔法の呪文みたい。
何か素敵なことが起こるような。
パンプルムース、という耳慣れない外国語の響きが楽しくなって、アクセントもあやふやに口に出してみた私。
フランス語でグレープフルーツって意味なんだって。と『パンプルムース!』という詩の女の子に教えられる。
昨日までその言葉を知らなかったという女の子の得意そうな顔が目に浮かぶよう。
いつかフランスに行ったらレストランで澄ました顔で注文するんだって!
いわさきちひろさんの絵に江國香織さんがひらがなの詩を付けたこの本は、子供の頃のあったかもしれない、なかったかもしれない記憶を呼び起こし、あるいは生成する。
こんな素敵なこどもだったらよかったのにな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
15/09/20
「なくときはくやしいの」P24と、
“さあ あたらしい せかいの まえ”
という最後のフレーズが好きな「えいがかん」P50と、
“はしれ いぬ こぼれろ ミルク”
で始まるリズムがさいこうの「よのなか」P61がお気に入り。 -
素敵
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あめのひ と せかいにとちゅうから が気に入った。
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娘4歳6ヶ月、息子1歳10ヶ月時、図書館にて借り
娘が音読にハマっていたので、詩はちょうどいいかなーと借りたけど、
眠くて絵を見ながらの読み聞かせが嫌な時に、詩集を読んであげるととても心地よく眠れるらしい。
今日は眠いから詩を読んで、と。。
江國香織、昔小説好きだったなあ。
と、彼女の絵本やコレを見つけて思わず借りる。
単なる恋愛小説になったとき離れたけど、この人のつむぐ言葉の心地よさは相変わらず好き。 -
『江國さんがちひろさんの絵を選んでひらがなの詩をつけました。』←文庫本の帯の言葉
江國とちひろがコラボしたらみんな買うだろうっていう編集者のドヤ顔がうかぶ。
それにまんまと乗せられた私。
最初のほうは、なんだかやけに、ちくちくトゲトゲしてて、読んでて辛かった。
絶望してるとき、したいときに読んだらいいかも。 -
子供の頃の、不安でふわふわしていて、退屈で、不機嫌で、それでもやっぱりきらきらした時間を思い出す。
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「あかるいからだのなか」が好きです。「生きてる」とかしないところが勉強になる。
「えいがかん」のラスト、「さあ あたらしい せかいの まえ」も、普通「はじまり」って言っちゃうのになー。
なんて、批評がしたいんじゃないです。ただただ、その感性と思慮がうらやましくて。
「永遠にのめない『ぶどう酒』のある人生は、ない人生よりずっと愉しいということ。」 -
声に出して読むと気持ちがいい
ひびきやリズムが好き*
いわさき ちひろ 絵
江國香織 文
詩にも、あとがきの言葉にも笑みがこぼれます。
疲れたとき、休憩したいときオススメ