筒井版 悪魔の辞典〈完全補注〉上 (講談社+α文庫)

制作 : 筒井 康隆 
  • 講談社
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本棚登録 : 171
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062812528

感想・レビュー・書評

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  •  労作だと思う。
     翻訳することで面白さが半減することもあるだろうし、時代背景や文化的な違いをどう補正するかという問題もある。
     だからこうして全訳として完成された本書を目の前にすると、ただただ畏敬の念を抱く。
     ただ、こういうのって小出しにちょこちょこ読んだりするのが面白いんじゃないかと思う。
     こうやってまとめてズズズと読み進めると、お腹いっぱいになって自然と眠くなってしまう。
     たまに取り出してパラパラとめくられたページの事柄を読んで、ニヤリとする。
     そういう読み方が僕にとっては一番適している。

  • 2015年12月12日読了

  • 1911年、アメリカで刊行された皮肉と諧謔の名著に、スラップスティックの鬼才が挑んだ決定版!筒井康隆、唯一の翻訳書を上下2巻で完全文庫化。上巻はA~L。人間の本質をえぐり、あらゆる物事から虚飾を剥ぎ取った「悪魔語」が、100年のときを経て鮮やかに現代によみがえる。

  • 悪魔による悪魔のことば

  • 数十年前に、原著ビアスに出会った時と比べると筒井康隆と言えども直言さにゆとりを感じる。それだけ馬齢を重ねたということか。

  • (上下共通)
    完訳ってのがそもそも重要なわけです。
    筒井もがんばって訳したんだろうけど、原書の単語の選択であるとか、時代性であるとかが、やはり全体的に楽しかったと言い切れないところです。
    資料的価値は間違いなくありましょう。
    下巻の「UN-AMERICAN」だけは現代的だなぁというか、昔からアメリカは変わらないなぁというか。
    この項目だけでも一読して苦笑いを是非。

  • 岩波文庫版で読みかけたことのある「悪魔の辞典」、筒井訳で初読破。原著者のビアスが皮肉家である以上、訳者も皮肉家でなければやはり文章に込められた“毒”というものは伝わらないわけで、筒井訳はとにかくその点においてこの作品にはピッタリ。とりわけ詩文の訳は岩波版とは比較にならないこなれ方で痛快な印象。本人が「煩わしいかも」と心配気だった“補注”も非常に役に立ち、刺々しいビアスの言葉の背景にあるものが理解できた。筒井氏本人が編纂している「現代語裏辞典」の完成と発売を、何年かかってでも待つ!上下二巻。(2009/12/23読了)

  • 恋愛辞典:寺山修司の書物における引用より。

  • これはおもしろいです!
    辞書を読むってこういうことなんだと改めて気付かされる(笑)
    こういう本、もっと出版してくだし^^

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