ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組 (講談社+α文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062814126

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  • 現れた新たな極悪暴力
    アングラ世界で勢長する「半グレ」が揺るがす日本最強の巨大組織の基盤!

    芸能人、スポーツ選手への暴行事件、ヤミ金、振り込め詐欺、貧困ビジネス……裏社会を騒がす暴力事件の主役は、六代目山口組を中心とするヤクザ組織から「半グレ」に移りつつある。警察は取り締まる術もなく、ヤクザは「シノギ」を次々と奪われる。日本暴力史に激変をもたらす「半グレ」集団の正体をレポートし、日本固有のヤクザ社会がその基盤から崩壊する様を、圧倒的取材力と筆力で描ききる、著者渾身の書き下ろしハードノンフィクション!

  • 何か薄い

  • ■ヤクザは、暴力団新法や暴排条例により、ますます厳しい状況に置かれるだろう。しかしその一方で、現在急速に増えているのが、ヤクザ組織に属さない「半グレ」集団が跋扈し始めている。
    ■暴力団を条例等で取り締まることで、ヤクザと似た悪事を働いてもその適用を免れるどころか、条例を逆手に取る知性も持ち合わせ、ヤクザをもろともしない半グレ集団が闊歩し始めている現実を描く。
    ヤクザも条例等を免れるために地下に潜るアングラ化、マフィア化の道を辿りつつあるという…。

    ■ヤクザは、警察と半グレ集団が暴力団に替わりつつある。(総会屋が警察OBに、パチンコ利権が警察に)ヤクザの生存は厳しいと説く。

  • 「ヤクザに人権はない」のが今の世相。
    これに適応すべくマフィア化するヤクザと、一般人とヤクザの中間に棲む「半グレ」たちの手口をレポート。
    「山口組ウォッチャーの第一人者」だから書けるヤクザの息遣いが聞こえるほどの文章。著作が多い作者にありがちなリサイクルが見え隠れするのはご愛嬌ということで。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。ジャーナリスト。1942年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、フリーに。著書には『暴力団』(新潮新書)、『血と抗争 山口組三代目』『山口組四代目 荒らぶる獅子』『武闘派 三代目山口組若頭』『ドキュメント 五代目山口組』『山口組動乱!! 日本最大の暴力団ドキュメント2008~2015』などの山口組ドキュメントシリーズ、『食肉の帝王』(以上、講談社+α文庫)、『詐欺の帝王』(文春新書)、『パチンコ「30兆円の闇」』(小学館文庫)などがある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞した。

「2023年 『喰うか喰われるか 私の山口組体験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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