楽屋顔-噺家・彦いちが撮った、高座の裏側- (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062814553

作品紹介・あらすじ

空手好きの大学生が迷い込んだ、ある日の寄席。"客席のこちら側"から見た「不思議」に惹かれ、"客席の向こう側"へ飛び込んだ彼が体験したことは-?人気落語家・林家彦いちが、前座時代から撮り続けた、楽屋での発見や驚きの数々。芸人が舞台へ向かう直前の顔、弟子の高座を袖で眺める師匠の顔、「間違えちゃった!」時の顔…。噺家だからこそ撮れた芸人たちの貴重な「楽屋顔」や、楽屋のルール、秘密まで。

感想・レビュー・書評

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  • 読了日20130915

  • 落語家だから観ることのできる楽屋の景色や落語家どうしならではのやり取り、落語家の見えないルーティン、なるほどなぁと思いました。

  • 噺家による噺家が被写体の写真集が文庫に。
    カメラマンが噺家なればこその自然な楽屋風景。
    今や飛ぶ鳥を落とす勢いの若手の前座時代や、今は亡き師匠の在りし日が切り取られていて、非常に興味深い。

  • 桂三木助さんの高座、観てみたかったな。

  • 落語家林家彦いちが撮影した寄席の舞台裏写真集。
    工場萌えを凌ぐマニアックな本。なんせ被写体が世間ではほぼ知られていない落語家のおじさん達。風情はあるが華がない。
    落語ファンが風呂に浸かりながら紙をふやけさせて読むのがオススメ。
    僕の読み方ですが。

  • 文庫書き下ろしの2編が効いてる!

  • 噺家である筆者が撮影した、落語家たちの楽屋、高座、日常の風景を収めた本。

    文章は少なめで、写真が1ページに1枚、そこにコメントが入るという形式がメイン。この時点でかなり読み手を選ぶ本なのだけど、普段見ることができない噺家の自然な様子や本番前の緊張した面持ちを写真に出来るのは同じく噺家の筆者のみではないか、と思うと貴重。

    加えて、単行本の文庫化ならではの楽しみ方として被写体が若い、というのが面白い。特に柳家喬太郎の若さが際立っていて、今現在の姿と比較するだけでとても面白い一冊。

  • 桂三木助が懐かしい…
    落語は高座裏を含めて落語なんやね

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著者プロフィール

1969年生まれ。鹿児島県出身。89年に初代林家木久蔵(現・木久扇)門下へ入門。
93年に二ツ目に昇進。2002年に真打昇進。現在までに数々の賞を受賞し、新作の落語も数多く手がける傍らで、海外での英語で落語会にも精力的に参加。04年、春風亭昇太、柳家喬太郎、三遊亭白鳥らと結成した「SWA(創作話芸アソシエーション)」の活動は、後の「落語ブーム」や現在の落語会隆盛のきっかけを作る。著書に『楽屋顔-噺家・彦いちが撮った、高座の裏側』(講談社)、自作の創作落語「熱血怪談部」を絵本化した『ねっけつ!怪談部』(画・加藤休ミ、あかね書房)、『ながしまのまんげつ』(画・加藤休ミ、小学館)がある。

「2019年 『瞠目笑 天地万象をネタにした珍笑話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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