大人のおしゃれ練習帖 理論派スタイリストが伝授 (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062815499

作品紹介・あらすじ

無駄のないワードローブの作り方や、季節別のおしゃれ、体型の活かし方……知ればおしゃれが楽しくなるテクニックが満載!

感想・レビュー・書評

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  • 大草直子と言えば、ヴァンテーヌ。
    この雑誌で知ったラフォンタナマジョーレのパンツをいなかまちでどれほど探し回ったことか。ウェブショップなどあるはずもないころ。

    古本屋の安売りかごの中に入っていた本。
    10年以上も前の本らしいけれど、このひとのファッションなら今読んでもそんなに古臭くないはず、小難しい読書の合間に良いかもと手に取った。

    ファッション指南本でもこの方らしい芯の通ったライフスタイルも透け見えるようですらすらと読めた。
    ただちょっとオバサン的に気になったのが、カタカナ。
    当然ファッションを語るうえでもはや日本語に相当する言葉がないほどに浸透しているファッション用語だけれど、そういう目で見るとまゆつば。。
    ウォッシュのきいたデニム、
    ショップクルーズ、トゥマッチなコーデ、トップグレーとミドルグレーってどう違うの?

    直観通り流行や着こなしというよりも彼女自身の芯の通った考えが透け見えるファッション観ですがすがしかった。

    アクセサリーの効かし方などもふむふむ、とうなづきつつ読める。
    「一生」愛せるとしてジョゼフのパンツ「ロッカー」。パンツの命は後ろ姿、と。ニットは肩の部分が自分のショルダートップより少し内側に入っているもの。外側だと「おばちゃんのカーディガンになる」そうなので気を付けよう。

    そうそう、1着のスカートにタイツを3枚シーン別に選び印象を変えるのが賢い、とあった。
    これ、和服でいうところの、着物一枚に帯3本。よね。

    そのむかし、ファッション誌で黒がお好きなおしゃれ上手さんが、「いつも同じような恰好をしている、と思われたって平気、むしろそれが私らしい」と言っているのを見てあれこれいろいろ着て見たかった年頃の私はびっくりしたけれど今ならスティーブジョブズだってそうだし、大草さんもそのようなことをこの中で言及している。 年を取ってその時々の自分に似合うもの、に合わなくなったもの、取捨選択ができるようになった。その感覚を大事にしたいと思わせてくれた本。

  • ただ単純に洋服を「着る」のではなく、季節に、TPOに、そして何より自分自身にフィットするように、気持ち良く「装う」ことの楽しさとコツを学ぶ。

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著者プロフィール

1972年東京生まれ。スタイリングディレクター。
大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。憧れの雑誌「ヴァンテーヌ」の編集に携わったが、サルサと衝撃的な出会いを果たし南米に遊学。帰国後はフリーの編集者・ライター・スタイリストとして活躍し、結婚、第一子を出産。雑誌、カタログを中心にスタイリングをこなす傍ら、広告のディレクションやトークイベント出演、執筆業にも精力的に取り組む。その間、離婚、再婚し、現在はベネズエラ出身の夫、3人の子供とともに暮らす。
2015年1月よりウェブマガジン「ミモレ」を創刊編集長としてスタート。2018年7月には「ミモレ」のコンセプトディレクターに就任、2019年よりセルフメディア「アマーク」をスタート。最近では商品開発やブランドコンサルタント業などでも活躍中。
『大草直子のSTYLING&IDEA 10年後も使える「おしゃれの結論」』(講談社)、『大草直子のNEW BASIC STYLE』(三笠書房)など著書多数。インスタグラム@naokookusaも人気で、2020年10月現在フォロワーは28.6万人。

「2020年 『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大草直子の作品

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