旧暦で日本を楽しむ (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 59
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062815536

作品紹介・あらすじ

「願わくは花のもとにて春死なん その如月の望月のころ」
――そう西行が歌った”如月”は2月じゃない?

「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」
――奥の細道で芭蕉が聴き入った5月に蝉はいないはず?

織姫と彦星が出会うはずの七夕はなぜ梅雨の真っ最中?
赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは12月14日じゃなかった?
お正月とは、春の到来を祝うイベントだった?

これらはすべて、暦のいたずらによって起きたこと。
花鳥風月を愛でる日本文化はもはや失われたと思われているけれど、著者は、私たちの中にひそんでいる情緒は今も健在だと考える。日本人が実感として心地よく感じられる季節の移ろいを、「陰暦」を通して蘇らせる。

感想・レビュー・書評

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  • 旧暦というものはカレンダーでは見るが実際、旧暦というものをよく知らない。そこでわからないのならこの本で勉強をしてみようとなった。歴史の勉強から遠のいているため、授業で習った事を思い出しながら読んだ。四季のある国である、日本に生まれてよかった。四季折々でいろいろな表情を見せてくれる事を感謝。少しだが旧暦というものがわかった気がする。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「四季折々でいろいろな表情を」
      無味乾燥な数字(●月▲日)で表さずに、季節の特色で示しているのが素敵(二十四節気七十二候)。。。
      「四季折々でいろいろな表情を」
      無味乾燥な数字(●月▲日)で表さずに、季節の特色で示しているのが素敵(二十四節気七十二候)。。。
      2014/05/22
    • 610@活字中毒さん
      数字だけでは味気ないですよね
      日本の文化というのは本当に奥深いものばかりです
      数字だけでは味気ないですよね
      日本の文化というのは本当に奥深いものばかりです
      2014/05/22
  • 「願わくは花のもとにて春死なん その如月の望月のころ」
    ――そう西行が歌った”如月”は2月じゃない?

    「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」
    ――奥の細道で芭蕉が聴き入った5月に蝉はいないはず?

    織姫と彦星が出会うはずの七夕はなぜ梅雨の真っ最中?
    赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは12月14日じゃなかった?
    お正月とは、春の到来を祝うイベントだった?

    これらはすべて、暦のいたずらによって起きたこと。
    花鳥風月を愛でる日本文化はもはや失われたと思われているけれど、著者は、私たちの中にひそんでいる情緒は今も健在だと考える。日本人が実感として心地よく感じられる季節の移ろいを、「陰暦」を通して蘇らせる。

  • 今まで違和感を感じつつ行っていた季節行事の違和感の理由が分かりました。
    そんなに暑くない季節の夏越の祓、菊が咲く前の重陽の節句がずっと不思議でした。この本を読み納得。
    新暦にしたがための不都合の数々に驚きました。
    季節の行事は旧暦で行った方が良いと言う著者の考えに尤もだ、と思います。

  • 読書録「旧暦で日本を楽しむ」3

    著者 千葉望
    出版 講談社

    p64より引用
    “夏越の祓は新暦に換算すれば、二00五年な
    ら八月四日に行われるべきもの。八月初めの
    ずしんとくる暑さと湿気のほうが、夏越の祓
    や、清らかな川の流れで行う禊にふさわしい
    と思う。”

    目次から抜粋引用
    “陰暦でめぐる忠臣蔵
     木曾義仲を慕った松尾芭蕉
     桃の節供を陰暦で迎える
     田の神と共に生きた日本人
     羽子板市と平日の蕎麦酒”

     ノンフィクションライターである著者によ
    る、日本の伝統行事や文化と陰暦の関係の深
    さを記した一冊。
     年末恒例の忠臣蔵から一年回って大晦日ま
    で、新暦と季節の行事に感じる違和感などを
    混じえて書かれています。

     上記の引用は、神社の行事である夏越の祓
    について書かれた一節。
    明治時代に新暦を取り入れた時に、このよう
    なズレが生じたそうです。西洋に追いつこう
    としたおかげで、今の時代があるのですから、
    なんとも難しい問題です。
    しかし、日本の文章表記を見ていると、漢字
    から始まりカタカナ、ひらがな、アルファ
    ベットと大抵四種類の文字を使っています。
    こんなにまぜまぜになっていても、それほど
    混乱すること無くあるのですから、暦も両方
    併記して使えばいいと思います。
    カレンダーにも、新暦と旧暦を両方載せてあ
    るものがあるのですから、ちょっと意識すれ
    ばすぐに慣れて、両方使えるようになると思
    います。

    ーーーーー

  • 「旧暦で日本を楽しむ」 千葉望

    旧暦の良さ、味わい深さにウンウンと納得しながら読んだ。

    今の日本が新暦(東アジアではグレゴリオ暦)であることはこの国際社会では致し方ないとは思う。

    でも昔からの旧暦行事を新暦で言うのはどうかな?と思う。

    「うだるような暑さですが、暦の上では早や立秋」なんてアホなことをテレビで言わんでもよくなる。


    筆者が言われるように9月9日の重陽の節句もほんとは9月ではピンとこない。10月、やっぱり菊らしい菊があり、何より透き通るようなそしてちょっと肌寒い空気感がなきゃと思う。肌感覚だよなぁ〜

    上弦の月が旧暦7日ぐらい、満月が15日、新月になれば月が変わる。そんな風に月を眺めて暮らすことも大切なんやろうな。

  • 温暖化の所為で、春と秋がなくなりつつある日本。四季を楽しめないのは大きな損失だけど、原発は使って欲しくありません。。。

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    「日本人が実感として心地よく感じられるのは、実は”陰暦”。節分、ひな祭り、七夕、夏祭…… かつての暦で本来の暮らしを取り戻す。
    「願わくは花のもとにて春死なん その如月の望月のころ」―そう西行が歌った”如月”は2月じゃない?

    「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」―奥の細道で芭蕉が聴き入った5月に蝉はいないはず?

    織姫と彦星が出会うはずの七夕はなぜ梅雨の真っ最中?
    赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは12月14日じゃなかった?
    お正月とは、春の到来を祝うイベントだった?

    これらはすべて、暦のいたずらによって起きたこと。
    花鳥風月を愛でる日本文化はもはや失われたと思われているけれど、著者は、私たちの中にひそんでいる情緒は今も健在だと考える。日本人が実感として心地よく感じられる季節の移ろいを、「陰暦」を通して蘇らせる。」

    ノンフィクション・ライターの千葉望さんオススメの「陰暦暮らし」(07.10.07) THE FLINTSTONE
    http://www.bayfm.co.jp/flint/20071007.html

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著者プロフィール

千葉望/ちばのぞみ
1957年岩手県生まれ。1980年早稲田大学文学部日本文学専修卒業。
ノンフィクション・ライターとして、人物インタビューやルポ、書評などを執筆。趣味は、茶道、書道、歌舞伎や能の鑑賞、寺社めぐり、着物、スポーツ観戦、友人たちとの楽しいお酒など。

著書に『古いものに恋をして。骨董屋の女主人たち』(2006/里文出版)、『古いものに恋をして。「好き」を生きる女性た』(2008/里文出版)、『実践する!仏教』(2004/すばる舎)ほか。

「2014年 『旧暦で日本を楽しむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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