今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史 (講談社+α文庫)
- 講談社 (2015年7月23日発売)
本棚登録 : 114人
感想 : 8件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784062816083
作品紹介・あらすじ
無条件降伏、占領、一億総懺悔、五大改革指令、東京裁判、日本国憲法制定、逆コース、55年体制、日米安保条約、高度経済成長、オイル=ショック、行政改革……日本人が知っておかなければならない、学校では教えられない生きた歴史。東大・早慶大を目指す受験生10万人に圧倒的な支持を受けた伝説の白熱教室を再現。大人になると恥ずかしくて人には聞けない「本当の戦後史」を、誰にもわかりやすく、一貫した体系で講義。
無条件降伏、占領、一億総懺悔、五大改革指令、東京裁判、日本国憲法制定、逆コース、55年体制、日米安保条約、高度経済成長、オイル=ショック、行政改革……日本人が知っておかなければならない、学校では教えられない生きた歴史。
東大・早慶大を目指す受験生10万人に圧倒的な支持を受けた伝説の駿台予備学校「戦後日本史」講義を再現。大人になると恥ずかしくて人には聞けない「本当の戦後史」を、誰にもわかりやすく、一貫した体系で読む。
みんなの感想まとめ
戦後日本の歴史を分かりやすく、体系的に学ぶことができる一冊です。著者は予備校講師としての経験を活かし、学校では教えられない重要な出来事を丁寧に解説しています。無条件降伏から高度経済成長、日米安保条約ま...
感想・レビュー・書評
-
確か、浪人期に買ったものを今になって読んでいる。最早試験科目として点を取るために読むわけではなく『昭和史』の補填として読んでみた。
とはいえ、著者が予備校講師であり、重要単語が太字になっているのは意識せずにはいられなかった。『昭和史』の中村隆英も言っていた「歴史家は、自分の時代の考え方に照らして、ものを見るよりほかはない」。同じ事象であっても、立場や研究内容に応じて描かれ方が違うのは、主観が入るからだろう。中立的な記述というのはどこまでいっても成立しないに違いない。何より、純度100%の中立的な記述というのは、読んでいてつまらないに違いない。
この本の成立が2015年。自分が生きている時代の事象が歴史の項目として出てきていた。しかし、物心がついている時代の事柄だというのに、読んでみて、「こんなことが起こっていたのか!」と驚きを隠せなかった。全く歴史として見て初めて、今を生きる政治や経済を把握できるというのはいかがなものかと反省を込めて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
船橋市議の朝倉幹晴さんが「安保法制・戦争・平和・戦後70年を考える上で、この日本列島に住む人・日本人、皆におすすめの2冊の本」として挙げられていたうちの1冊。 http://asakura.chiba.jp/archives/692
-
今生きている世界に対して1番影響があるはずのものなのに、昔の歴史より知ってることの少ないと思われる戦後の歴史。
各出来事をしっかり現実の流れに沿って書いてあるため非常に読みやすくまた理解しやすい内容だった。
著者がかなり左寄りで、各章の結び毎に自分の意見をかなり暴言に近い表現で書いてる点は残念だった。 -
とっても熱く、わかりやすく、詳しく、驚きに満ちた「戦後史」でした。
学者の書いた戦後史ではなく、駿河予備校講師による受験生向けの歴史講義であることに大きな特徴がある。私は知らなかったのだが、最近の大学入試、日本史のうち戦後史の出題の配点・分量が増えているらしい。一橋や慶應義塾経済のように、年によっては1/3まであてる大学もあるらしい。これは著者の言うように大学からの「高校教育は現代史をやれ」というメッセージだろう。
受験生にはその点で有用、大人はどうか。私を含めて高校ではほとんど現代史は習っていないから、現代史の学び直しとしてはかなり有用である。
これは2011年11月発行の同書の訂正・加筆版だそうだが、単なる加筆ではなくて、今、現代を批判的な視点で見ているところがすごい。2015年6月の95%以上の憲法学者が安全保障関連法案に対して違憲だと明言していることも記し、そこに至る「歴史」がわかるように書かれているという意味でも画期的である。
例えば、著者の安倍晋三批判は痛烈である。2005年の「ポツダム宣言は原爆二個落とした後に叩きつけられた」「満州は攻め入ってつくったわけではない」発言を、「思わず椅子からずり落ちそうになった」と著者は言う。そのように「政治家としての資質」を疑問視して「序」は始められている。よって、本屋の店頭に跋扈している歴史修正主義への批判は、この本で紙数を割いて語られているだろう。教育指導要領で制限された高校の授業では、決して出来ないことだ。
著者もいっているように、戦後史を系統的に知らなければ、現代のような激動期、目隠しのまま高速道路を歩いているようなものだろう。ニュースや新聞の内容を読み取るためには、戦後史が必要不可欠である。
私はこの本を大いに共感持って読んだが、もちろんそれは入り口にすぎない。細かく見れば、問題点もある。著者は全共闘の運動をベタ褒めしているのだが、その批判的な視点(特に連合赤軍事件や浅間山荘事件に至った経緯やその後の影響)については、ほとんど書いていない。これから学園生活を送る受験生に対しては、それはあまりにも不親切だと思う。
受験生は、大学に入った後は是非とも学友や先生との討論、学問的な学びによって、真実に近づいて欲しいと思う。
2015年8月16日読了 -
勉強になりました。
-
どうにも同調できない安倍政権ではあるが、単なる感情論に走るのはむなしく、自分なりにその施策の是非を判断しなければいけない。との思いから手にした書の一つであり、日本社会の戦後の歩みを政治、経済の変遷を通して見つめる。連合国の占領統治、現憲法の制定、朝鮮戦争・ベトナム戦争の特需による高度経済成長、安保闘争、55年体制、連立内閣、中国との関係などなど。そして、3.11から安倍内閣に至る。戦後史をおさらいするには価値ある書だが、正直このような方が教育者であって欲しくはない。自らの左思想を披露するのはかまわないが、下卑た敵対批判は自分も他者も変えられない。
-
歴史を見ることは現在を見ること。震災後の日本を巡る情況のなか、歴史を知らないのは、目隠しをして高速道路を歩くようなもの。戦後史を、占領された日本〜占領終結後の日本〜現代の世界と日本、で概観。
さすが、予備校授業。高校をまとめ、大学から要求されているポイントを押さえ、現代っ子に飽きさせず惹き付けて語る。これだけ多面的に知っていたら、一面的な見方はできなくなる。 -
無条件降伏、占領、一億総懺悔、五大改革指令、東京裁判、日本国憲法制定、逆コース、55年体制、日米安保条約、高度経済成長、オイル=ショック、行政改革……日本人が知っておかなければならない、学校では教えられない生きた歴史。
東大・早慶大を目指す受験生10万人に圧倒的な支持を受けた伝説の駿台予備学校「戦後日本史」講義を再現。大人になると恥ずかしくて人には聞けない「本当の戦後史」を、誰にもわかりやすく、一貫した体系で読む。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
福井紳一の作品
