スティーブ・ジョブズ 2 (講談社+α文庫)

制作 : 井口 耕二 
  • 講談社
4.25
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本棚登録 : 95
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062816151

作品紹介・あらすじ

取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、本人公認の決定版評伝。
未来を創った、天才経営者スティーブ・ジョブズのすべてを描き切った文字どおり、最初で最後の一冊!!

アップル創設の経緯から、iPhone iPadの誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで、ジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。ビジネス書、経営書としても他の類書を圧倒する内容。
本書を読まずして、アップルもITも経営も、そして、未来も語ることはできない。

約3年にわたり、のべ数十時間にもおよぶ徹底した本人や家族へのインタビュー。ライバルだったビル・ゲイツをはじめ、アル・ゴア、ルパート・マードック、スティーブ・ウォズニアック、そして後継者のティム・クック……関係者百数十名へのインタビュー、コメントも豊富に。まさに超豪華な評伝。未公開のプライベートフォトも掲載。

あのミリオンセラー伝記がついに文庫化。スティーブ・ジョブズ最期の日々が描き込まれた「終章」も含まれた、ジョブズ伝記の完全版が文庫で登場!

感想・レビュー・書評

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  • スティーブ・ジョブズの伝記、後半。
    私が使っているiPodもiPadもiPhoneも、今や当たり前のようだけれど、ジョブズが作り出した世界で、ジョブズが世界を変えたと思い知らされる。
    読み応えたっぷりの伝記でした。Apple好きな方も、そうでない方も、面白く読めるかと思います。
    ただ、読んだからといって、ジョブズのリーダーシップを丸ごと真似を出来る人はいない、ですね。

    ☆内容☆
    一度は裏切られた古巣アップルへの復帰―iMacのヒットを契機にiPod、そしてiPhone、iPadと、世界を熱狂させる製品を次々と世に出し、人々は彼を「史上最高の経営者、イノベーター」と称えた。だが、絶頂期の彼を病魔が襲う…スティーブ・ジョブズの後半生の活躍を描いた本書・第2巻では、死後に発表された、「最後の日々」や「葬儀の模様」を記した終章を新たに収録。あの「シンク・ディファレント」な世界が再びよみがえる!

  • 世界的ベストセラーにもなったスティーブ・ジョブズの半生を書いた自伝の後編。

    本書ではアップル復帰からiMac、iPod、iPhone、iPadなど生活を一変させるイノベーションを起こす製品を生み出し、そんななか癌との闘病の晩年が描かれていますが、前編でも出てきた現実歪曲フィールドはなお健在でその力で様々な妥協なく洗練された製品が生まれた背景やiPod制作時における音楽への想いなども書かれていました。
    また、癌から死と向き合う姿、家族との関係も描かれていて、イノベーターとはまた違う姿も見れてそちらも大変興味深いものがありました。
    また本書では、死後に発表された終章も書かれており、関係者や世間にジョブズの死が与えた影響も知ることができました。

    世の中に数々のイノベーションを残す一方で他人とはわかり合うことが出来ない面も持っているジョブズ。
    利益じゃなく実直に製品を追求したその姿に感嘆しました。
    自分の領域に達した人とは分かり合えないこともあり、敵対視する人も多かったとは思う人生だったとは思いますが、間違いなく最高のイノベーターであり、歴史上の偉人として挙げられる一人であるでしょう。
    そんなジョブズの足跡をこの2冊の自伝から知ることができ、刺激的な内容でしたが、非常に興味深いものでした。

    そして、息子のリードの話の中で21世紀のイノベーションは、生物学とテクノロジーの交差点で生まれるというところが本書のなかで一番印象に残りました。
    この先またそのDNAからイノベーションが生まれるのかも楽しみになりました。

  • ・ウォルター・アイザックソン「スティーブ・ジョブズ」2(講談社+α文庫)、 巻1は書いたけれど巻2は書かないつもりで読み始めた。巻2はジョブズ復帰後のApple快進撃からジョブズの死までである。私が初めてMacを買つた時 にはMacで良いのかと言はれた。しかし、私にはソフトの関係でMacしか選択肢はなかつた。その頃のPC業界の事情をほとんど知らない人間には、Macがいかに落ち込んでゐるかなどは知る由もなかつたし、気にもしなかった。しばらくするとMacの雑誌等にジョブズ復帰が大々的に取り上げられるやうにな る。そこで、私はジョブズがMac産みの親と知つた。それ以後のApple快進撃は、だから、ジョブズの仕事として見てきた。この巻2は一般的にも同時代 の出来事だが、私にはそれ以上に身近な同時代の出来事であつた。iMacに始まり、MacOSX、iPod、iTunes等々、この業界に詳しい人ならば 既に周知の事実であらうことに一々驚いたり納得したりできる。さうか、さういふことであつたのか。共通点はSimple is bestといふことであらうか。無駄を削ぎ落とす。デザインも機能も、無駄を徹底的に排除して使ひ手の便を考へる。マニュアルを読まなくても何となく使へてしまふ。ケータイのやうな分厚いマニュアルはいらない。さうしたのがジョブズであつた。本書には、そのためにかなり強引に我を通すジョブズの姿がよく出てくる。それがジョブズであつた。例のiPhone用アプリの管理制限の問題でも、世間の傲慢との批判に「僕らは傲慢じゃない」(454頁)と言つて気にしなかつたかに見える。あるApple役員の言、「根底にはスティーブの性格があります。感情的に反応し、自分の信じるところを力ずくで押しつけることがあるのです。」(453頁)さう、これなのだと思ふ。通して読んで私が最も納得できたのがこの一文であつた。それは奇人、変人といふ評価にもつながる。傍から見れば、己の我を通すばかりのいやなやつといふことにもなりかねない。そこまでいかなくとも、あいつはちよつとをかしい、変はつてゐるなどといふことになる。だからこそ、あの落ち込んだ状況下でもWindowsに飲まれずにMacを再生できた。感情的であらうとも、時には「自分の信じるところを力ずくで押しつけることが」できたからこそ現在のAppleがあるのであらう。その意味では、ジョブズはやはり偉大な人なのである。さう思ふからかうして書いた のである。
    ・しかし、実を言へば、本書にはこれら以上に驚いた一文がある。「移植した肝臓に対する拒絶反応を抑えるための免疫抑制剤をときどき使っていることも、感染症の危険を高めていた。」(509頁)これを読んで直ちにえつと思つた。時々? 毎日ぢやないのか? それで大丈夫なのか? もしもこれが本当のことであつたら、私には驚異である。私は腎移植者である。毎日決まつた時間に免疫抑制剤を飲む。これが命の綱である。これなくして移植腎の生着はありえない。では、肝移植では、米国の肝移植では日常的に免疫抑制剤を使はないのか。本当にジョブズが時々しか服用してゐなかつたとしたら、それが拒絶反応を呼んだのではないかとさへ思ふ。免疫抑制剤の服用量には適量がある。過不足は厳禁である。ジョブズは時々で適量を保てたのか。私自身の日常からすればこの一文は本当に驚異であつた。そんなことがあり得るのか。著者のまちがひといふこともある。たぶんさうであらうと思ふ。しかし、もしも本当に「ときどき」であつたとしたら……読み終はつた今でも私はこのことを考へてしまふのである。

  • 後半はもう、怒濤の快進撃…と同時に進行していく病気。
    Windows95以降のMacの存在感、iMacでの躍進など
    私自身がリアルタイムで見てきた出来事が臨場感溢れる筆致で紡がれており、のめり込んで読んだ。

    読了するころにはiPhoneへの宗旨変えを考えてしまうほどのパワーがこの本にはある。

  • 15'10.7

    献本で届きました。

    未読。

  • あのミリオンセラー、ジョブズの伝記がついに文庫化。スティーブ最期の日々が描き込まれた「終章」も含めた、ジョブズ伝記の完成版。

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著者プロフィール

1952年生まれ。ハーヴァード大学を経て、オックスフォード大学にて学位を授与。英国『サンデータイムズ』紙、米国『TIME』誌編集長を経て、2001年にCNNのCEOに就任。ジャーナリストであり伝記作家。2003年よりアスペン研究所理事長。ベストセラー『ベンジャミン・フランクリン伝』『アインシュタイン伝』『キッシンジャー伝』などがある。

「2015年 『スティーブ・ジョブズ 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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