- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062817202
作品紹介・あらすじ
ルーキーイヤーのわずか2ヵ月半で、高速スライダーを武器に7勝2敗、防御率0.91という驚異的な成績を上げながら、シーズン中盤に肘と肩を壊し、二度と輝きを取り戻すことはなかった伊藤智仁。初登板で巨人打線を相手にノーヒットノーランという衝撃的なデビューを飾りながら、2年目に肩を壊して、その後1勝もできなかった近藤真市。サウスポー日本記録の155キロをただき出した石井弘寿。1992年の阪神快進撃を立役者「鉄仮面」田村勤。脳腫瘍から生還し、近鉄優勝に貢献した盛田幸妃。中日の150キロダブルストッパー上原晃。初登板で初勝利&初打席初ホームランの二刀流、森田幸一。
「記録より記憶に残る」男たちの凄まじくも潔い戦いの記録である。
感想・レビュー・書評
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懐かしかった。
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本当に野球が大好きで、愛している人が書いた本です。天才ですごい成績を残したけれど、故障やその他であっという間にマウンドを去ったそんな7人のピッチャーのことが書いてあります。昔野球をやっていたのですが、最近はあまり見なくなりました。この本を読んでまた見てみようかなという気になりました。
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盛田って、こんなヤンチャな人間だったんだ。
伊藤トモはやっぱ凄かったのだなぁ。 -
文庫化に伴い、再読。伊藤投手がメインだが、亡くなった盛田投手の章は感涙もの。改めてご冥福をお祈りする。
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ノンフィクションというよりはエッセイの部類に入るように思うけど、各章しっかり本人取材もしているし、ファンとして見ていた頃のプロ野球の歴史を紐解く書物としての価値は十分に感じられる。ただし、この本でもっとも重要なのは、単行本から加筆された(と思われる)盛田幸妃の「その後」であるのは間違いない。そのための文庫化だと思う。