佐治敬三と開高健 最強のふたり〈下〉 (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 53
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062817318

作品紹介・あらすじ

真の経営者とはなにか。真の小説家とはなにか。そしてほんとうの友情とはなにか――開高はコピーライターとしての才能を花開かせ、在職中に芥川賞を受賞する。佐治が身を置いていたビジネスの世界は経営者が生命を懸けた戦いの場だが、なかでも昭和三十六年(一九六一)のビール事業進出、ビールの巨人三社(キリン、サッポロ、アサヒ)による寡占(かせん)に無謀な挑戦は、まさに「ビール戦争」と言っていいものであった。経営者の姿を自分に重ねあわせ、作家・開高も戦場に向かう。アメリカが正義を旗印に介入した「ベトナム戦争」の渦中に身を投じる――。

感想・レビュー・書評

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  • 下巻は、佐治さんと開高さんの話が本格的に始まり、二人がどのような人生を歩んできたか、それと同時にサントリーがどのように成長していくかが語られていきます。

    良くも悪くも破天荒な時代を生きていた二人の人生は、熱くそして太いものであり、とても心に残るものでした。

    二人の別れのシーンは涙無くしては読めない感じでしたね。

  • 稀代の経営者と無頼派作家二人のエネルギーに満ちた骨太の半生に圧倒される。

  • 「最後の大旦那」と「無頼派作家」の間にある太い絆。真の経営者と真の作家の友情を描く。

  • サントリー2代目社長の佐治敬三氏と開高健氏の二人の生い立ちを追うノンフィクションの下巻。開高氏がサントリーに入社して宣伝部に配属され、数々の名キャッチコピーを発信し、それに呼応するようにウイスキー事業を拡大する佐治氏の活躍が描かれています。本書中に紹介されている佐治氏の次の言葉「オーナー経営者が最も自由な判断をしていると思う。親の七光りはプラス要因。それを生かせる男が世襲するなら悪いことではない。世襲でなければならないといった社会は困りますがね」は、オーナー経営者の父を持つ私としても肝に銘じたい一節でした。
    上下巻を読み通してサントリーが文化事業に熱心である理由がよく分かる気がします。

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著者プロフィール

1960年、愛知県生れ。東京大学法学部卒業後、富士銀行に入行。富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長、業務企画部長等を歴任し、2008年、みずほ証券を退職。本格的に作家活動に入る。著書に『白洲次郎 占領を背負った男』(第14回山本七平賞受賞)、『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』『吉田茂の見た夢 独立心なくして国家なし』『同行二人 松下幸之助と歩む旅』『思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫』などがある。

「2021年 『乃公出でずんば 渋沢栄一伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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